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金子が1500㍍で優勝!大学中距離界のエースへー関東学生陸上競技選手権大会

10月9日~11日 相模原ギオンスタジアム

今回も新型コロナウイルスの影響により、陸上競技部さんからの写真提供、文書やオンラインでの事後取材にご協力いただく形となりました。リモートでのレース映像や取材内容から、記事を掲載させていただきます。

 

今大会は5月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)と前後して先週末に無観客で開催された。今大会は台風の影響で4×100㍍RがTR決勝に変更されるなど、変則的な日程となった。

昨年優勝を飾った中大の得意種目4×100㍍Rは、今年は無念の6位で終えた。山本未来(経2)や内山夏生(経3)といった全日本インカレを出走したメンバーで迎えたが、優勝はかなわなかった。その山本は、100㍍で中大から唯一決勝に進出。5位に入賞し、存在感を示した。

4×400㍍Rも苦戦を強いられた。昨年の関東インカレでは3位、今年の全日本インカレでも4位に入賞したが、予選で敗退する悔しい結果となった。1年生が二人出走するフレッシュな顔ぶれだったが、結果を残す難しさを痛感するレースとなっただろう。

 

全日本インカレに続き中大陸上部全体の調子がなかなか上がらない中、結果を残したのは金子魅玖人(商1)だった。

金子は5月に新国立競技場で行われたカンコ―ゴールデングランプリで優勝。大学入学後初めての大会だった。その後の全日本インカレでは4位となったものの、日本選手権で2位、そして今回の関東インカレでは再び優勝を決めた。

普段は800㍍が本業の金子だが、今大会は1500㍍に挑戦。悪天候の中、スローペースでレースが進む。「スローだったので、強みであるラストスパートを生かせた。ラストで余力を残せてスパートができた」(金子)と話すようにラストで加速し、1500㍍でも見事1位に輝いた。

1年目から輝かしい成績を残した金子だが、本人はいたって冷静沈着だ。「1年生だから活躍できないということはない。練習に結果が伴ってきたというだけ。このまま2、3、4年も結果が残せれば。1年だけで終わりたくはない」と静かに闘志を燃やした。


▲雨が降りしきる中全力で走り抜く金子

中大陸上部はこれまで、関東インカレや全日本インカレでリレーを始めとする短距離ブロックで上位入賞を飾ることが多かったが、今シーズンは本来の姿を見せられないままシーズンを終えた。チームを支えてきた4年生が卒業し、新体制でどれだけ結果を残すことができるかが注目される。

 

◆大会結果◆

【1日目】

110㍍H予選
1組④宮﨑匠(法1)14秒22
2組③ボンドレオ将(法1)14秒53

100㍍予選
2組 天城陽太(文3)DNS
3組④内山 10秒76
4組②山本 10秒55
→山本が決勝進出

走幅跳決勝
⑧金澤和志(商2)7㍍13

400㍍予選
2組⑦野崎俊伍(文3)49秒68
3組⑦森周志(法2)50秒39
4組⑤小宮山拓(経1)50秒27

4×100㍍R TR決勝
⑥(内山→山本→板垣拓実・商3→神戸鴻朗希・経3)40秒92

【2日目】

棒高跳決勝
鈴木彗太(経4)NM

200㍍予選
1組 木下凛太郎(文1)DNS
2組 飯塚拓巳(法4)DNS
4組 山口直槻(法3)DNS

800㍍予選
1組④宇野佑亮(文3)1分54秒62
3組⑥長明泰成(文4)1分58秒59

4×400㍍R予選
1組⑥
(小宮山拓・経1→宮﨑匠・法1→森周志・法2→野崎俊伍・文3)3分18秒49

三段跳決勝
⑩小松航(商1)14㍍88

100㍍決勝
⑤山本 10秒59

1500㍍決勝
①金子 3分51秒67
④森智哉(商3) 3分53秒75
⑥山田俊輝(経1)3分54秒69

写真提供:陸上競技部

記事:「中大スポーツ」新聞部