昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった東都大学野球春季リーグ戦ですが、今年は感染対策をした上で3月29日(月)に神宮で開幕します!!昨年の秋季リーグではコロナ特例で入替戦が見送られ、7校で戦うという異例の春リーグ。今回はより厳しさの増したリーグ戦を戦い抜く5選手のインタビューを、5日間に分けてお届けします。第3回目の今回は、牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)を彷彿(ほうふつ)させる長打力でチームを引っ張っていく森下翔太(商3=東海大相模)です。※4月からの学年表記です。
〈森下翔太〉
▲持ち前のバッティング力で勝利への道を切り開く
(ここまでの調子)
「良い方だと思います」
(昨秋はどんなシーズンだったか)
「チームとしても自分としても、あまりいい結果に終わることができなかったので、課題が残ったリーグだったかなと思います」
(課題というのは)
「自分自身は結果が出なくて、落ちている状況、調子の波が深かったというところ。調子の波を減らしていって、調子いい時は打って、調子の悪い時はチームのためにできる事が在ればやっていきたいと思います」
(冬の間はどんなところを強化したか)
「一番は『振り込む』というところで、自分が打たないと勝てない試合が沢山あったので、クリーンアップを打つときに必要な『振る力』を大事にしてきました」
(意識の変化はあったか)
「逆方向の打球は少し減ってきたので、外のボールを強く打つというのと初球からどんどん行くという積極性は見つめなおして練習しました」
(対戦相手の研究は)
「昨年戦ったピッチャーは記憶に残っていて球筋も覚えているので、新しいピッチャーをまたこれからチーム全体でもデータをとって確認すると思うので、しっかり合わせていきたいなと思います」
(昨年対戦した投手で打ちたい投手は)
「打ちたいピッチャーというよりも、自分が全然ダメだったので、どんなピッチャーが来ても芯でとらえられるようなバッティングはしていきたいと思います」
(自身の強みを今挙げるなら)
「『選球眼』というところは、この冬を超えて身についた能力かなと思います」
(尊敬する人は)
「牧さん(牧秀悟=横浜DeNAベイスターズ)が、身近で見ていて尊敬できる存在だったので、そこを常に目指してやっています」
(牧選手のどんなところを尊敬していますか)
「勝負強いバッティングもそうなんですけど、もし凡打したとしても切り替える姿勢だったり、心の余裕っていうのが自分にはないと思ったので、そういうところは尊敬していて見習いたいという部分ですね」
(チームを引っ張っていく立場になった)
「昨年は牧さん、五十さん(五十幡亮汰=北海道日本ハムファイターズ)が軸となって機能していた部分があって、そこを補う形で打撃の部分でも守備の部分でも積極的になっていかないといけないと思うので、やらなきゃという気持ちは昨年よりも強くなりました」
(昨年と今年のチームの違い)
「昨年は大味という感じで、五十さんが脚速くて、牧さんが打ってという打線だったんですけど、今年はつなぐ野球というのが主になってくると思います。つないでつないで一点を泥臭く取って守っていくというのが今年のチームです」
(チームの目標について)
「チームとしてはリーグ優勝、そっから全国に繋がってくるので、そこで日本一というのを常に目指してやっています」
(個人目標について)
「春は首位打者を目標にしていて、その中でも打点の部分で特にチャンスの場面で集中力を高めてやっていきたいです」
◇森下翔太(もりした・しょうた)◇
生年月日:2000年8月14日
学部学科:商学部・金融学科
身長・体重:181㌢・88㌔
出身:神奈川県
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部