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秋季リーグ開幕直前インタビュー①~開幕からフル回転!1年生トリオ編

春季リーグ戦では入れ替え戦で逆転勝利を収め、見事残留した中大。春に引き続き、地方開催となった開幕戦は、9月3日から福島県で行われます!そこで今回は全6回にわたって、計17名の選手のインタビューをお届けします!第1回目の今回は、ルーキーながら春季リーグから主軸として活躍した繁永晟(商1・大阪桐蔭)、佐藤豪(経1=藤代)、三奈木亜星(商1=浦和学院)の3選手です!

※感染防止対策を十分に考慮した方法で取材を行っております

〈繁永晟〉(聞き手、構成:為谷楓太)


▲不動のリードオフマンとして1年生ながらポテンシャルを存分に発揮した

 

──全試合スタメン出場の初めてのリーグ戦を振り返って
前半はこんな感じなのかという感じだったのですが、後半になるにつれてリーグ戦の厳しさがわかったかなという感じです

 

──開幕戦でいきなり猛打賞。そこから波に乗れた部分はあるか
最初いい感じで入れたので後半もその流れでいけるかなと思ったんですけど、中盤から落ちてきた部分があるのでそこが課題かなと思います

 

──この春1番印象に残ったピッチャーは
青学大の下村投手です

 

──途中から1番に定着。1番として意識していたことは
3、4番に森下(翔太=商4・東海大相模)さんと北村(恵吾=商4・近江)さんがいるので何としても前でランナーとして出るということを意識していました

 

──開幕当初は2番だったが1番と2番でどちらがやりやすいか
個人的には1番の方がやりやすいですね

 

──それはなぜですか
自分は初球から振りたいタイプなので。2番だと1番が倒れて2番としてカバーするということで初球は見なくちゃいけないので。でも1番は初球から叩けるのでやりやすいですね

 

──開幕前に1年からスタメンを取れるようにと意気込んでいて達成できたがそこの部分は
これまでやってきたことが出てきたのでよかったと思います

 

──1シーズンやってみて通用すると思った部分と見つかった課題は
バッティングはまっすぐが高校より大学の方が速くなったと思うんですけど、まっすぐには対応できたかなと思います。課題は守備ですね

 

──日大2回戦では守備でらしくないプレーが出るなど、シーズン終盤で硬くなる部分もあったが緊張というかプレッシャーというのがあって硬くなってしまったかなと思います

 

──高校のトーナメントと大学のリーグ戦どちらも負けたら終わりという点では同じだが、どちらの方がやりづらいですか
大学ですね。大学だと1部2部の入れ替えとかがあるので1勝の重さを感じました

 

──甲子園は見てましたか
はい。見てました

 

──母校は準々決勝で負けてしまいましたが
春夏連覇は難しいなと感じました

 

──意識する選手に青学大の藤原選手を挙げていて、実際に戦うこともあったと思うがそこはどう思いましたか
お互い高校で二遊間組んでいて、大学で同じステージに立てるということで嬉しく思いました

 

──高校の先輩の伊東選手(国学大)がベストナインを獲得したがそこの部分は
ライバル視はしていて。春はベストナイン取りたかったんですけど取れなくて。秋は取り返そうと思います

 

──オープン戦での調子は
バッティングで苦しんでいる感じです

 

──プロともオープン戦で対戦していたがプロとやって感じたことは
大学のピッチャーもめちゃくちゃいいピッチャーばかりなんですけど、プロもその一個上のレベルというか大学ではいないピッチャーとかがいるんでそこは差を見せつけられたなと思います

 

──この夏重点的に取り組んできた部分は
夏は守備。日大戦でのエラーっていうところから見直してやってきました

 

──秋の個人的な目標と意気込みをお願いします
個人の目標は春を目指していたんですけど首位打者というところで、チームとしては日本一を掲げてやっているので日本一目指して頑張れればと思います

 

◇繁永晟(しげなが・あきら)◇

学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:174㌢•78㌔
出身高校:大阪桐蔭高校

 

 

〈佐藤豪〉(聞き手、構成:髙梨晃世)

▲一年生ながら激しい内野手争いに名乗りを上げた注目のバッターだ

 

──春季リーグを振り返って
自分は代打で出場させてもらう機会が多くて、その中でもチャンスで打てないことが多く、高校野球とはまた違った緊張感があって一球の重みを強く知った春のリーグ戦でした

 

──入れ替え戦のサヨナラ勝ちのときの心境は
自分はサヨナラ勝ちに直接は関わっていないですけど、全員が一球に思いを込めていて、勝った瞬間に喜びがあふれ出てきました

 

──春季リーグを終えてから取り組んだことは
春は代打で打ち損じることが多かったので、狙った球を逃さないようにバッティング練習で一球一球集中して打つように心がけました

 

──オープン戦での手ごたえは
最近はスタメンで出させてもらうことが多くて、練習で取り組んでいたことが試合に生かされてヒットも打てるようになってきたので、練習の成果は出てるんじゃないかと思います

 

──大学と高校の練習面での違いは
高校はどちらかというと量をこなしていたイメージがあるけど、大学はみんな意識も高くて量は高校ほどはないけど一球に対する意識が高い分練習の質がいいんじゃないかと思います

 

──プロの2軍、3軍との試合はどうだったか
高校から大学に上がったときもピッチャーの違いを感じて変化球もまっすぐも違うなって思っていたけど、またプロになるとさらに大学生よりもすごくなっていて、こういうピッチャーを打っていかないと本当に大事な場面で打てないのかなって思いました。

 

──プロとの試合で印象に残った選手は
この選手っていうのはいないんですけど、どの選手も初球から振ってきていて、振りも自分とはかけ離れていて強くて速くて、でも追い込まれた後はコンパクトに打っている姿が印象に残りました。

 

──巨人戦で鍬原拓也投手(平30卒)との対戦はどうだったか
まっすぐがすごく重くて、自分の中ではいい感じに捉えたように思ったけど上がってしまってレフトフライという形になって、その球を押し返せるだけの力をつけていかないといけないと思いました

──野球と勉強の両立はどうか
勉強が本当に大変ですね。今は夏休みなので野球に集中してます。でも課題とかがあるときは大変でした。テストは本当にやばくて同じ学部の先輩から「こんな問題出るよ」みたいな感じで教えてもらいました

 

──夏休みの過ごし方は
部活のオフのときに久しぶりに高校の友達と会いました

 

──仲のいい一年生は
出田(龍太朗・経1=東明館)とか、松嶋(晃希・経1=浦和学院)が仲いいですね

 

──お手本にしている先輩は
北村さん(恵吾・商4=近江)と中前さん(祐也・法3=浦和学院)を参考にしています。北村さんは右バッターなんですけど無駄が無いバッティングですごくきれいにバットが出ていて、自分は力があまりないので北村さんの無駄のない動きを参考にしています。中前さんは同じ左バッターで勝負強いバッタ―なので近くでバッティング練習をみたり話を聞いたりして参考にしています

 

──最後に秋季リーグでの目標をお願いします
秋は練習試合の感じから行くと春よりはスタメンで出させてもらえる機会が増えると思うし、2番とか5番とかで北村さんとか森下さん(商4)の前や後を打つことが多くなると思うので、2人の前にランナーで出たり、2人が出てたら返すことを意識して、チームのスローガン「日本一」を達成することに貢献できるように、自分が持ってるすべての力を発揮して頑張っていけたらなと思います

 

◇佐藤豪(さとう・ごう)◇
学部学科:経済学部・経済学科
身長・体重:183㌢・82㌔
出身高校:茨城県立藤代高校

 

 

〈三奈木亜星〉(聞き手、構成:鈴木佐和)

▲春季リーグ戦では開幕戦から登板し、ピンチの場面でも堂々としたマウンドさばきで実力を発揮してきた

 

──初めての春季リーグ戦を振り返って
初めてのことばかりで緊張しましたが、投げるにつれて段々慣れてきて自分の力を発揮できたかなと思います

 

──4月20日亜大戦で初勝利をあげましたが、手ごたえは感じられましたか
投げた時にたまたま勝ちがついた形だったのですが、初勝利をあげられたのは嬉しかったです

 

──高校生と大学生のバッターで違うなと感じた部分はありましたか
打者がチャンスの時に、高校生とは違って厳しいコースに投げてもボールを振らなかったり、なかなか簡単には打ち取れなかったりということを感じました

 

──印象に残っている打者はいましたか
青学大の山中稜真選手です。対戦したときにほぼ打たれていて、少しでも甘い所に投げたら打たれるという印象です

 

──この夏課題として取り組んできたことはありますか
自分はコントロールがいい方ではなかったので、OP戦では先発での練習をして四球を出さないことを意識して投げました。四球を出すこともありましたが、春に比べて制球が安定してきたので、秋のリーグ戦でもやってきたことを出せるように頑張りたいです

 

──今の調子はいかがでしょうか
今はいい感じできているので、落とさないようにしてこのままシーズンに入れればいいと思います

 

──プロとのオープン戦について
体が大きくて、スイングも速いので威圧感がありました。ですが、(ジャイアンツ戦では)1イニングを無失点に抑えられました

 

──母校・浦和学院は決勝戦で聖望学園に敗れ、惜しくも甲子園出場を逃してしまいました。後輩たちの活躍をどのように見ていましたか
決勝戦はちょうど練習が休みだったので見に行きました。浦学はここ最近強かったので、絶対に勝とうという気持ちが相手から伝わってきて、それに押しつぶされてしまったのかなと思います。悔いがないとは言えないかもしれないですけど、一生懸命出し切ったのではないかと思います

 

──最後に秋季リーグの目標を教えてください
投げるのはリリーフや後ろの場面が多くなってくると思うので、どんな場面でも無失点に抑えられるようにしたいです。あと150㌔を出したいです。150㌔を出すために練習をやってきた部分もあるので、そこは達成したいと思います。(現在の最速は8月17日ジャイアンツ3軍戦での149㌔)

 

◇三奈木亜星(みなぎ・あせい)◇
学部学科:商学部・国際マーケティング学科
身長・体重:178㌢•80㌔
出身高校:浦和学院高校

 

(記事:髙梨晃世、為谷楓太、鈴木佐和、写真:鈴木佐和)

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