• Twitter
  • facebook
  • instagram

「何が何でも優勝」ラストイヤーを迎える野手3人の心境に迫る【2025春季リーグ開幕直前インタビュー】第4回 綱川真之佑・野呂田漸・松嶋晃希

東都大学野球1部リーグ戦は4月7日に開幕する。オープニングゲームを飾るのは中大と青学大の一戦。昨年四冠を達成した相手に中大硬式野球部の士気が高まっている。今回、そんな熱い思いを持った選手15名に寮取材を行った。優勝を目指す今季の意気込みをはじめ、今の熱意をお伝えする。(取材は2025年4月1日に行いました)

第4回は綱川真之佑(経4=健大高崎)選手、野呂田漸(文4=秋田中央)選手、松嶋晃希(経4=浦和学院)選手です!

───────────────────────

<綱川真之佑>(聞き手、構成:紀藤駿太)

    ▲ラストイヤーを迎える綱川

──オープン戦の調子は
「そんなに良くないですね」

──どういうところが
「感覚的には悪くないのですけど、結果が出てないのでこれからリーグ戦に向けて頑張って上げていきます」

──チームの雰囲気は
「めっちゃいいと思います。キャプテン中心に元気あるチームなので」

──おいどんリーグでの課題はありますか
「もっとキャッチャーとして若いピッチャー陣を引っ張っていけたらと思いました」

──秋リーグを振り返って
「秋は、1対0で負ける試合とかが多くて1点で抑えてるということは結果的には良いと思うのですけど、その1点を野手が取れてない時にどれだけ0で抑えられるか。その1点にこだわっていかないといけないと思いました」

──オフシーズンに重点的に取り組んだこと
「体作り、筋トレと強く振れるようにすること、セカンドスローを重点的にやりました」

──期待の新入生はいますか
「青木(勝吾=文1・中央学院)です」

──どういうところで
「体とか小さいので飛距離があるとか映えるプレイはできないのですけど、肩の強さとか足の速さとか当てる感覚とかにセンスを感じるので。体ができてきて学年が上がっていくごとに楽しみになってくる選手だと思ってます」

──リーグ戦に向けて監督やピッチャー陣と何か話し合ったか
「監督には自分が1年の時に3年生(当時)のピッチャー陣の西舘(勇陽=令6卒・現読売ジャイアンツ)さんや石田(裕太郎=令6卒・現横浜DeNAベイスターズ)さん、大栄(陽斗=令6卒・現トヨタ自動車)さんとかに引っ張っていってもらって、育ててもらった分、自分と野呂田の2人で逆にピッチャー陣、バッテリーを育てていくつもりで先陣切ってやっていきたいです」

──リーグ内で警戒する打者は
「個人的には初谷(青学大)ですね。2年生の時のZOZOマリンでもホームラン打たれていて1点差で負けて、去年の秋の青学大の2戦目も今村さんからホームラン打たれてるので、あと元々知り合いでよく話すのでそこも含めて1番打たれたくない選手ですね」

──東洋大の印象
「1年生の時に入れ替え戦で試合をしていて、ポテンシャルの高いプロ野球選手がいっぱいいるような。レベルの高い選手がいっぱいいるので、そういうチームに個人で戦っていくのじゃなくてチームとして。一致団結してチーム全員で向かっていくという気持ちでいけば勝てると思います」

──青学大の対策は
「1番から9番まで強くバット振れるチームなので、長打を少しでも減らすことがまず前提で、良いバッターが揃っているし日本一も何回も取っているので、チャンスとかに強いバッターもたくさんいるので。そういうバッターに逃げ腰になってカウント悪くするのではなくて、まず追い込んでから自分のピッチングをしようというふうに話してます」

──1番警戒する打者は
「初谷です」

──他にはいますか
「松本、中田あたりですね」

──母校の健大高崎が選抜ベスト4になったが刺激はあるか
「すごいですね、刺激というよりは、自分が年末とかに高校に挨拶行った時に教えを乞うような感じで『教えてください』って言われて色々話したりしてたのですけど、そういう子達が甲子園出て結果出してるので、うれしい気持ちが大きいですね」

──リーグ戦の意気込み
「まだ優勝1回もできてないので、とにかく優勝ということだけを見てやっていきます」

◇綱川真之佑(つなかわ・しんのすけ)◇
学部学科:経済学部・経済学科
身長体重:178.8㌢・82.3㌔
出身高校:健大高崎高校

 

<野呂田漸>(聞き手、構成:齊藤さくら)

▲ラストイヤーも守備でチームを支えることに期待がかかる野呂田

 

──1週間後にリーグ戦が始まりますが、今のご心境と調子は

「調子の方はだいぶいい感じで来てて、心境は不安よりわくわくの方が大きいです」

──大学野球最後の1年ですが、これまでの大学野球生活を振り返っていかがですか

「そうですね。1年生のときからちょくちょくリーグ戦に出させていただいてて、西舘(勇陽・令6卒=現読売ジャイアンツ)さんとか石田(裕太郎・令6卒=現横浜DeNAベイスターズ)さんとか、今までの先輩方にすごい成長させてもらって。最後の年なのでみんなで恩返しって感じで、優勝して日本一になれたらいいなって思います」

──加賀谷(三亜土・令7卒・前硬式野球部主務)さんから何か言葉はもらいましたか

「三亜土さんからは、『絶対試合に出て、優勝してくれ』って言われたので。高校のときからすごいお世話になっていた先輩でもあるので、勝って試合に出て恩返しできるように頑張ります」

──秋のリーグ戦を振り返っての感想をお願いします

「秋は開幕戦出させてもらったんですけど、思うようにいかず、そこからずっとあんまり調子が上がらなくて、キャッチャーも綱川に変わって、って感じで。すごい悔しいシーズンだったので、今年の冬はもう1回バッティングだったり守備だったり、いろんな部分を見つめ直して取り組んできて。悔しいシーズンではあったんですけど、その分オフシーズンはその悔しさを糧に頑張ることができました」

──具体的にオフシーズンはどのようなことに取り組まれましたか

「まず体を大きくすることに重点を置いてしっかり食べることと、並行してウェイトトレーニングとかもしっかり頑張りました。守備だったらスローイングの形だったり、バッティングだったらバットが離れる癖があるのでそれを修正したり。あとはもう1回秋のビデオとか見返して、ピッチャーとコミュニケーション取りながら、課題をピッチャーと練習してこられたと思います」

──オープン戦やおいどんリーグでの手応えは

「そうですね。オフシーズンやってきたことは間違いじゃなかったなって思いましたし。結果もいい感じに出てるんで、自信持ってリーグ戦に臨みたいと思います」

──何試合ぐらい出られましたか

「何試合ですかね、半分ぐらいだったと思います」

──オープン戦での対戦で印象に残っている選手がいらっしゃいましたら教えて欲しいです

「やっぱり社会人のチームは誰とかってわけじゃないんですけど、すごいなんか一球一球に意図があって、配球して攻めてくるなっていうのを思いましたし、バッターだったら甘いボールを投げたら一球で仕留められるみたいな。やっぱり東都リーグも甘いボールいったら一球で捉えられますし、ピッチャーはミスしたボール全然投げてこないので、そういう部分では社会人との練習試合っていうのはすごいリーグ戦さながらの雰囲気でできました」

──これまで綱川選手とはずっと正捕手の座を争ってこられたと思います。改めて、綱川選手は野呂田選手にとってどんな存在ですか

「そうですね。綱川がいなかったら、なんかここまで成長することもできなかったと思いますし、何をするにもすごい1年生の頃から綱川を意識してやってきたので、なんか自分にとってはかけがえのないというか、いなかったらどうなってたんだろうって思うぐらい、なんていうかライバルとして大切な存在でしたね」

──年末年始と春休みの思い出は

「年末年始は帰省して地元の友だちと会って、ですね。なんで秋出なかったんだよ、頑張ってくれよ!ってすごい応援のメッセージというか言葉を友達からも、高校の指導者の方とかからももらったので頑張ろうって思いました。帰ってきてから春休みはみんなでスノボに行きました。ちょっとスノボはまってて(笑い)。地元で 1 回友達と行って、帰ってきてから4年生のメンバーとみんなで行ってリフレッシュしました」

──卒業を迎える最後の 1 年。単位はいかがですか

「もう完璧っす(笑い)」

──残単いくつですか

「6とか。学びのパスポートなんでめっちゃ楽です(笑い)」

──まなパス卒論あるって聞きました

「そうです、でも卒論書いたらあともう終わりみたいな。三亜土さんのおかげっすね(笑い)」

──野球の話題に戻りますが、今の投手陣の調子や雰囲気はいかがですか

「なんていうか3球で2ストライク1ボールを取る、早めに追い込んで勝負するっていうのを春のオープン戦ではやってきたんですけど、みんな調子も良くてもうみんなしっかり投げれるようになってきているので、ピッチャーの調子はみんないいと思います」

──捕手としてこの春、鍵になるピッチャーをあげるとすると

「全員っすね。何というか良いピッチャーが4年生にも下級生にも多いので、一人が長いイニングを投げて、っていう形にはならないんじゃないかなって自分では予想してて。やっぱ良いピッチャーがいっぱいいるので、どんどん繋いで繋いでって形になるんじゃないかなって。そこは全員が自分のピッチングしてくれたら絶対勝てると思うのでみんなに期待しています」

──一番警戒している大学やバッターは

「そうですね、やっぱり青学。開幕戦ってとこもありますし、去年ずっと負けてて、四連覇していてすごい勢いあると思うので、まず青学に勝たないことには優勝はないってみんなも思ってるので、開幕戦の青学がすごい鍵になるかなって思ってます」

──青学大戦はどう分析、対策されますか

「去年は西川(史礁=現千葉ロッテマリーンズ)選手とか佐々木泰(現広島東洋カープ)選手とかそういう打線の軸になる人が二人いてって感じで、そのバッティングが持ち味のチームってのは変わんないんですけど、その二人が抜けてってことでみんな能力あるんですけど、バントしたりとか小技使ったりとかそういうチームスタイル的なところはちょっと変わってきてるんじゃないかなって思うんで、そこは頭に入れながらピッチャーとコミュニケーションとって抑えていけたらなと思います」

──差し支えない範囲で卒業後のビジョンや進路は

「そうですね、社会人で野球続けたいなって思っていて。先でも野球続けたいと思ってるんですけど、まず春ですね。春、大学野球で悔いのないように全力でプレーしたいと思います」

──春季リーグ戦、自分のここを見てくれ!

「ここを見てくれ!っていうのいっつも迷うんすよね(笑い)。全力プレーですね。バッティングでも守備でも走塁でも、最後の年だからっていうのはおかしいですけど、悔いのないようにプレーしたいので、一球一球食らいついて全力でプレーしたいと思います」

──最後の春季リーグ戦の意気込みと個人の目標をお願いします

「やっぱり4年生の力がすごい大事になってくると思うので、4年生がまず声出したり、背中、プレーで引っ張っていって下級生もついてこれるようにしっかりチームの雰囲気盛り上げて、リーグ優勝して日本一になるってことと、個人の目標はバッティングもそうですけど、守備で期待されてることが多いと思うので、しっかりピッチャーをリードしてチームを勝利に導けたらいいなって思います」

 

◇野呂田漸(のろた・ぜん)◇
学部学科:文学部・人文社会学科
身長体重:171㌢・77㌔
出身高校:秋田中央高校

 

<松嶋晃希>(聞き手、構成:齊藤さくら)

▲飛躍の3年目を終え、ラストイヤーの活躍にも期待がかかる松嶋

 

──1週間後にリーグ戦が始まりますが、今のご心境と調子は

「調子は普通ぐらい。別に悪くもないし、良いっていう感じよりかはまだもう1個上げられるっていうのはありますね」

──緊張とかは

「全然してないですね。始まったら緊張すると思うんですけどまだ」

──大学野球最後の1年ですが、これまでの大学野球生活振り返っていかがですか

「3年生でたくさん経験できて、1、2年苦しい思いとか悔しい思いしたので 、4年生でもいいシーズンが迎えられたらなって思います」

──秋のリーグ戦振り返っての感想をお願いします

「秋はずっと試合出てたんですけど、結果的には散々で。個人の結果的にも散々でチームも優勝できなかったんで悔しいシーズンになりました」

──オフシーズンに取り組んだことはどんなことですか

「バッティングを1から見つめ直して、細かい部分の調整とかをオフシーズンでしかできないんで、そういうのに特化してバッティング練習をしてました」

──オープン戦、おいどんリーグでの手応えはいかがでしたか

「ちょっとずつ成長してるなっていうのと、冬にやってきたことが表せてる打席が何個かあったんで、オフシーズンやってきたことができてるなっていうのはあります」

──おいどんリーグでは3ランホームランも打たれていました

「あの打席が特にやってきたこと、あれがファウルにならずにフェアになった、ゾーンに入ったっていうのが冬やってきた練習なんでそれができたかなと」

──オープン戦とおいどんリーグは何試合くらい出られましたか

「 20 試合くらいは出てたんじゃないかなと思います」

──これまでの対戦で印象に残ってらっしゃるピッチャーは

「やっぱり青学の中西君はすごい高校の時から有名で、球もちょっと他のピッチャーと違うなっていうのは感じます」

──同部屋は弟さんとお二人。普段はどんな話をされますか

「特に話すことはないですけど、僕が試合出ててそのバッティングを聞いたりもすることがあったり、逆に向こうが聞いてきたりっていうのもあったり、基本野球の話することが多いです」

──喧嘩はしないんですか

「喧嘩はないです(笑い)」

──弟さんは松嶋選手にとってどんな存在ですか

「兄弟なので可愛いのは可愛い。まあでも野球の部分ではまだ足元にも及んでないかなって感じですかね(笑い)」

──1年生でなくても弟さん以外で期待していたり、刺激をもらっていたりする後輩の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです

「1個下の安田(淳平=商3・聖光学院)が1年の時とか同部屋で、取り組む姿勢だったり、そういった面では本当にちゃんとやってるんで尊敬もしてますし、刺激をもらってるかなと思います」

──年末年始とか春休みの思い出は何かありますか

「もう基本野球です、野球頑張ったなっていう」

──卒業を迎えられる最後の 1 年かと思います。単位や勉強は

「単位的には前期卒狙えるくらいの、必修がもうないんで楽な単位とって前期で卒業できたらなみたいなです」

──新チームでのご自身の役割はどういうものになるとお考えですか

「繁永(晟=商4・大阪桐蔭)と皆川(岳飛=経4・前橋育英)が、チームの中心なのでそこに繋ぐ、自分も含めてみんなそこに繋ぐっていう役割なのかなと思います」

──差支えない範囲で卒業後のビジョンや進路は

「卒業後は一応社会人の方で決まってるところがあるのでそこに行く形になります」

──春、ポジションはどこでの起用になりそうとかありますか

「外野と内野どっちも練習してるので、自分的にはこだわりがないっていうか、チームで必要とされてるポジションにつくかなと思います。あんまりどこっていう固定はなく、リーグ戦中も変わったりすると思います」

──対戦したいピッチャーとか負けたくない!みたいな他大の野手の方はいらっしゃいますか

「ピッチャーで言ったらやっぱ青学の中西くん。去年も1本しか打ててないし開幕で当たるので打ちたいなっていうのと、野手は東洋の池田って4番打ってる選手が仲良かったりして、色々教え合ったりしてる関係なんで負けたくないなって思います」

──春季リーグ戦、自分のここを見てくれ!

「バッティングですかね、冬取り組んできたのでバッティングで」

──最後の春季リーグ戦の意気込みと個人の目標をお願いします

「優勝するっていうのが一番、もう何が何でも優勝するってのが一番で、どんな形でもいいのでそれに貢献できる打席だったりプレーができたらなと個人として思ってるので。打率どうこうじゃなくてとにかくチームのために戦えるようにやっていきたいと思います」

 

◇松嶋晃希(まつしま・こうき)◇
学部学科:経済学部・公共環境経済学科
身長・体重:180.0㌢・81.6㌔
出身高校:浦和学院高校

 

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report