全国の実力者たちが集う年に１回の祭典、インカレが今年もやってくる。己の最高を目指した戦いが幕を開けようとしている中、鍛錬を積む選手たちは何を目標に、どんな思いを持って臨むのか。６部会の選手たちの声と展望を全８回の連載としてお届けする。
第５回となる今回取り上げるのは、昨年のインカレで団体とダブルスで３位という結果を残し、今年はさらにその上を目指すソフトテニス部。幡谷康平（法３）、菊池龍生（法４）、武市大輝（法２）の３選手にインカレに向けた取り組みと意気込みを聞いた。
－リーグ戦を振り返って
幡谷：リーグ戦では１部リーグ最下位でなんとか１部残留したんですけど、次のリーグでは１位目指して頑張りたいと思っています。
菊池：個人的には１勝４敗であまりチームに貢献できなかったんですけど、全員初めての１部リーグだったのでそこはちょっと思い切りみんなで行けたかなとは思います。最後詰めがあまくて最下位で終わってしまったので、次は最後まで挑戦者として挑戦できるように頑張りたいと思います。
武市：１部リーグでは入学して初めてだったんですけど、やっぱり１部との差を感じた試合だったなと思っていて、その差をその悔しさをインカレで晴らせたらいいなと思っています。
－インカレに向けてどんな練習をしているか、調整を進めているか
幡谷：サーブとレシーブを重点的に練習していて、サーブやレシーブがインカレで通用というか、いいプレーができれば優勝も見えてくるのではないかと思っています。
菊池：インカレは長期戦になる試合なので,、やはり体が持つようにフィジカルのトレーニングとかあとは簡単なミスをしないように基本練習とかを重点的に練習しています。
武市：暑いと思うので体力部分もそうですけど精神的なタフさが必要だと思うので、練習で簡単なミスをしないとか一本一本集中するとか、個人個人が目標をもってやっています。
－インカレ初日まで10日を切った中で、どのような心境か
幡谷：去年は団体３位という結果だったので、今年はそれ以上で優勝目指してチーム一丸となって、残り10日ないですけど全員で頑張っていきたいです。
菊池：最後の年になるので、最後は悔いのないように優勝目指してみんなで頑張りたいと思っています。
武市：去年３位という結果で、自分より格上の人とやって向かっていけず勝てなかったので、今年は優勝目指して向かっていく気持ちを大事に頑張りたいと思います。
－インカレに向けて継続してやっていること、意識していること
幡谷：今年は体づくりを個人では意識していて、筋トレとかの回数を増やしたりしていて、プレーだけじゃなくてフィジカル的な面も意識して重点的にやっています。
菊池：基本的に下半身のトレーニングをやっていて、ボールを打つにはやっぱり下半身の力が必要なのでそこを怠らずに継続的に行っています。
武市：球が遅いので、球を強く相手を押し込める球にできるように工夫して、そこを意識して頑張っています。
－対戦校の中で意識する選手や絶対に勝ちたい選手はいるか
幡谷：特にいなくて、自分たちの普段のプレーができれば必然的に結果は付いてくるかなと思っています。
菊池：同じ高校だった日体大にいる菊池選手をライバル視していて、ずっと高校で切磋琢磨してやってきた仲間なので、そこはライバル意識を持っちゃいます。
武市：他大学に目を向ける暇はないというか、やっぱり中央大学には日本でトップで活躍している幡谷選手がいるのでそこを目指して、そこに勝たないと他を見る目はないので、他の大学を見ている暇はないなという感じです。
－幡谷選手の尊敬するところは
武市：厚い胸板です（笑）
－注目してほしいところ、見てほしいプレーは
幡谷：団体ではチーム全体でわーって盛り上がってやるので、元気の良さとか団結力とかを見てほしいなと思います。個人のプレーでは、サーブとレシーブを結構重点的にやってきたので、見てほしいなと思います。
菊池：トップ打ちとカウンターが自分の得意なプレーなのでそこです。
武市：自分は後衛なんですけど、相手の後衛との打ち合いをするのでそこを見てほしいです。
－目標と意気込み
幡谷：今年のインカレでは団体と個人のどちらでも優勝できるように、今までやってきた練習を信じて最後までやっていきたいです。
菊池：最後の年で、去年みんなで団体３位を取れたのもあるので、今年はみんなで優勝目指して最後優勝して終わりたいです。
武市：チーム一丸となって戦わないとやっぱり勝てないと思うので、チーム一つになって優勝目指して頑張りたいです。
▼担当者から
日差しが照りつける中での練習では鍛錬を積む選手たちの必死さが伝わってきました。一方で取材時には和気あいあいとした様子も見受けられ、学年を超えたチームとしての一体感を感じることができました（インタビューにもありますが、大会での応援の一体感はどの大学にも負けていないように思います）。
去年のインカレでは団体戦で３位、ダブルスでは武市・両角友志（経３）組が３位となっており、去年を超える結果を残せるかに期待がかかります。さらに、先月行われた東日本インカレではシングルスで幡谷選手が準優勝を飾っており、シングルスでの活躍も注目です。中スポではインカレの模様をWEBやSNSを通してお届けしますので、ぜひチェックいただけますと幸いです！
▼大会情報
９月２日から６日まで「令和５年度全日本学生選手権大会（文部科学大臣杯全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会、三笠宮賜杯全日本学生ソフトテニス選手権大会、全日本学生ソフトテニスシングルス選手権大会）が和倉温泉総合運動公園テニスコート他（石川県）で行われます。中大は大学対抗戦のほか、ダブルスに12組、シングルスに５選手が出場します！
（聞き手、構成：琴寄永里加）
次回はハンドボール部をお届けします！
