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本塁打3本献上で今秋初黒星も下級生が躍動!ー東都大学野球秋季リーグ戦 対青学大1回戦

2025年9月24日 明治神宮野球場

チーム 123 456 789=RHE

青学大 100 600 000=771

中 大 000 000 020=242

 

[中]三奈木、子安、平井、山口、高橋蒼ー綱川、野呂田

[青]中西、ヴァデルナ、高木、鈴木-渡部

[本]〈青〉小田(1回ソロ)、渡部(4回ソロ)、山口(4回満塁)

◆スタメン◆

1[三]伊藤 櫂人(文3=大阪桐蔭)

2[中]青木 勝吾(文1=中央学院)

3[右]皆川 岳飛(経4=前橋育英)

4[二]繁永  晟(商4=大阪桐蔭)

5[一]松嶋 晃希(経4=浦和学院)

[指]前川 竜我(商1=福井商業)

7[左]安田 淳平(商3=聖光学院)

[捕]綱川真之佑(経4=健大高崎)

9[遊]佐藤 壱聖(経3=東日本国際大学昌平)

P   三奈木亜星(商4=浦和学院)

 

亜大に先勝し、幸先の良いスタートを切った中大野球部。第2節は王者・青学大との対戦となる。先発マウンドを託されたのは三奈木。開幕戦同様に好投を見せたかったが、ホームランによる失点が響き、3回1/3で降板。継投策も実らず、満塁ホームランを与えるなどチームとして計3発を被弾する結果に。打線も青学大エースの中西を攻略することができず敗北。カード初戦を勝利で飾ることはできなかった。

 

このゲームは学長の河合久先生の見事な始球式で幕があけた。ノーバウンド投球で会場を沸かせた。

▲始球式を務めた、学長の河合久先生

先発の三奈木は立ち上がり、3番小田(青学大)にライトへの本塁打を浴び、いきなり先制点を許してしまう。

追いつきたい中大は、2回1死から松嶋の二塁打でチャンスメイク。パスボールの間にランナーが三塁へ進むも、前川、安田が二者連続三振に倒れ得点ならず。

「気持ちが入りすぎていたような感じで。相当意識をしていたのかな」と三奈木を振り返る清水監督。今日は1発に泣いた試合だった。4回にはこの回先頭の4番の渡部(青学大)にレフトスタンドへと運ばれ、痛い追加点を奪われる。

先発の三奈木

その後もヒットや四球で1死満塁となった場面で三奈木から子安秀弥(経2=東海大相模)にスイッチ。火消しを図るも、主将藤原(青学大)に左適時打を許す。さらには山口(青学大)の満塁ホームランが飛び出し、この回一挙6失点。7-0とリードを広げられる。

スタンドの部員からも「まだまだこれからやぞ!」と声が飛ぶ中、4回途中よりマウンドに上がった平井智大(文2=駿台甲府)は150キロを計測するなどスピードボールで青学打線相手に攻め込んだ。監督も笑顔の好リリーフとなった。

▲速球を武器に好リリーフを見せた平井

7回から登板の山口謙作(商4=上田西)も力投を見せる中、8回裏、中大打線にこの日最大のチャンスが巡ってくる。安田が1死から四球、途中出場の野呂田漸(文4=秋田中央)が死球で得点圏にランナーを進め、打席には代打髙橋徹平(文1=関東第一)。期待のかかる場面だったが、高木(青学大)の138km/hのボールにバットは空を切り、空三振。続く伊藤櫂は四球を選び、2死満塁のチャンスは青木勝に託された。バッティングカウントではじき返した打球はセンターの前で落ち、走者2人が生還。

追い上げムードの中、皆川も四球を選び2死満塁のチャンスで4番繁永に回るも二ゴロに打ち取られ、反撃ここまで。痛い敗戦となった。

チャンスの場面で凡退し、険しい表情の繁永

「同じようなやられ方をしている」と清水監督は悔しい表情を浮かべた。しかし、青木勝は3試合連続安打を記録し、存在感を見せている。春を経験し、体を作り上げてきたルーキーがつなぎ役として活躍することが、上位進出へのカギとなるだろう。

3試合連続安打中の青木勝

◆試合結果◆
●中大 2-7 青学大〇

 

◆お知らせ◆
次戦は9月25日(木曜日)に明治神宮球場で行われる対青学大2回戦です。

 

(記事:松岡明希、写真:高橋美帆、橋本唯花、比留間柚香)

 

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