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惜敗も強力な留学生を相手に善戦を見せるー第99回関東大学バスケットボールリーグ戦 第2節対日体大

2023年8月27日 日本体育大学世田谷キャンパス

初戦を黒星に終えた中大。相手は強力な留学生選手を擁する日体大と手ごわいが、ここで勝利をつかみチームに流れを呼び込みたい。

スターター

#0樋口蒼生(文4)、#2内尾聡理(商4)、#22島﨑輝(商2)、#25西村慶太郎(経3)、#42山崎紀人 (商2)

第1クオーター(Q)、序盤から中大の速攻が決まり#2内尾が得点。直後、日体大の3点シュートが決まるも、すかさず#0樋口が3点シュートで取り返し、その後も#25西村や#22島﨑、#2内尾の3点シュートで得点を重ねていった。しかし、中からはペイントエリアを支配するジャンピエール(日体大)の安定したシュートやリバウンド、外からは#42山崎が「スリーが当たっていた」と話したように、他選手の正確な3点シュートを決める日体大の強力な布陣に苦しめられ、なかなか点差は縮まらない。クオーター中盤からコートに入った#77宮内柊人(商2)が果敢に攻め、バスケットカウントを奪い、最後に#22島﨑の3点シュートで得点するも、28-31とあと一歩のところでこのQを終えた。

第2Q、開始直後から#15坂口大和(商1)が連続で得点を挙げ中大が一時逆転。勢いづいた中大はその後も#15坂口や#77宮内の切り込んでいくプレーや外からも#2内尾の3点シュートが決まった。対する日体大はここでもジャンピエール(日体大)がバスケットカウントやゴール下で存在感を示し、リードを譲らない。徐々に点差を広げられ49-54で前半終了。

自身を「チームが波に乗れたきっかけ」と語った#77宮内

第3Q、なおも日体大の流れは止まらずに序盤三連続でシュートを決められ一気に点差を離されると、その後も安定した3点シュートで中大の追随を許さない。中盤連続でダンクシュートを決められると、たまらず中大はタイムアウトを要求した。しかし、これが功を奏し#42山崎の得点を起点として、#77宮内、#1久岡賢太郎(商2)が連続で3点シュートを沈め、日体大のタイムアウト後も#1久岡が得点、さらにQ終了間近には#77宮内がバスケットカウントで得たフリースローを決めた直後にスティールからそのままゴール。途中大幅に広げられた点差を71-80まで縮めた。

第4Q、このままリードを奪いたい中大だが、日体大が勢いを取り戻す。ジャンピエール(日体大)の連続得点から石川(日体大)をはじめとする計5本の3点シュートを決められ中大を圧倒。一方の中大も#1久岡が中外から積極的にシュートを狙い、このQで3本の3点シュートを含む計13得点を挙げた。しかし、最後はリードを守りきった日体大が勝利。96-109と惜しい敗戦となった。

▲第4Qで活躍を見せた#1久岡

留学生選手がいない中大にとって、今回の試合は厳しい一戦となった。特に日体大のムトンボジャンピエールは今年のスプリングトーナメントで最優秀選手に選ばれている。このジャンピエールとマッチアップした#42山崎は、留学生への対策について「日体大の留学生は他の留学生と違って手足が長くて、上のボールでも簡単に取られてしまうので、そこを取られないように外へ押し出して対策していました」と難しさとともに語った。マッチアップした印象を聞くと「自分が一方的になっても自分のファールになっちゃうので、そこをうまくやっていかないと、やはりセンターでのファールがめちゃくちゃ多くなってしまう」。実際に#42山崎は3ファール、対する日体大のジャンピエールも4ファールで試合を終えており、自身も「今後のセンターの課題」とした。

▲留学生選手を相手に果敢に挑んだ#42山崎

惜しくも敗れた中大だが、#77宮内は自身の立ち位置を「流れが悪い時に入っていってゲームチェンジャーとして流れを変える選手になりたいと思っているので、今はシックスマンとしてやることが全て」と語り、第4Qで率先してコート内で声を出していた#42山崎は「去年の4年生がいなくなった分、自分がやらないといけない」と選手それぞれの役割意識は高い。この敗戦を糧に今後のリーグ戦でどのような成長を見せるのか、チームにはもちろん、選手一人ひとりにも注目したい。

◆試合結果◆
96中大(28-31、21-23、22-26、25-29)日体大109○

◆お知らせ◆
次戦は9月2日(土曜日)に専修大学生田キャンパスで行われる対白鴎大戦です。

(記事:桑沢拓徒、写真:二村沙羅)

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