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序盤のチャンスを生かせず惜敗。青学大戦に全てをかけるー東都大学野球春季リーグ戦 対日大 最下位決定戦

2022年 6月2日 UDトラックス上尾スタジアム

チーム 1 2 3  4 5 6  7 8 9 =R
中 大 0 0 0  0 2 0  0 0 0 =2
日 大 0 2 0  0 1 1  0 0 ×=4

[中]石田裕、西舘ー村高、綱川
[青]岸川、山内ー友田
[本]なし

◆スタメン◆
1[二]繁永  晟(商1=大阪桐蔭)
2[三]中前 祐也(法3=浦和学院)
3[一]北村 恵吾(商4=近江)
4[右]森下 翔太(商4=東海大相模)
5[指]髙橋 隆慶(文3=明秀日立)
6[中]皆川 岳飛(経1=前橋育英)
7[遊]石井  巧(文3=作新学院)
8[左]佐伯 和希(経3=岩国)
9[捕]村高  尭(商4=日大豊山)
P   石田裕太郎(経3=静清)

決戦の場をUD上尾トラックススタジアムに移し、今季1度も勝利できてない日大と今季4回目の対戦。この試合に勝てば、中大の一部残留が確定する大一番を迎えた。

試合は初回から中大がチャンスを作る。ヒットと四死球で1死満塁のチャンスを作ると打席にはルーキーの皆川。捉えた打球に思えたが相手遊撃手の正面に飛び6ー4ー3と渡ってゲッツーに倒れる。中大先発はエース・石田。初回は三者凡退に抑えるテンポの良い投球を見せたが、2回、味方のエラーも絡み2失点。先制を許してしまう。すぐに追いつきたい中大は3回、先頭・繁永がヒットで出塁すると、中前が犠打で走者を進め北村が四球、森下がヒットで出塁し、初回に続き満塁のチャンスを作る。打席にはまたしても皆川。初回の借りを返したいところだったが、内野フライに倒れランナーを進めることができない。続く髙橋も捕らえた打球に見えたが、打球はレフトの正面に飛びこの回も一死満塁の好機を生かすことができず無得点に終わる。

清水監督も、試合後「初回と3回のチャンスであと1本出ていれば試合展開も全く変わっていたし、楽に進めることができた」と振り返ったように、序盤のチャンスを掴み切れずに苦しい試合展開となった。

▲この試合4安打の繁永。1番バッターとしての役割を果たした

2点を追う中大は5回、繁永が早くも猛打賞となるヒットを放ち出塁すると、中前は凡退するも北村が四球で出塁する。続く森下が持ち前の勝負強さを発揮し、左中間に運ぶタイムリーヒットで1点を返すと、2度のチャンスで凡退していた皆川が汚名返上の三遊間にしぶとく転がす内野安打で同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。

同点に追いついた直後のイニング。何としても勝ち越しを許してはいけない場面だったが、先頭にヒットを許すと石田に代わり、今季中継ぎ陣を支える西舘勇陽(法3=花巻東)をマウンドに送る。しかし2死から内野の間を上手く抜かれ勝ち越しを許してしまう。

▲4回2/3を投げ切った西舘

すぐに追いつきたい打線だったが、日大の2番手・山内を打ちあぐね、得点を取ることができない。すると6回裏日大に追加点を許し、点差を広げられ、2点差を追う展開で試合は終盤に向かう。7回、チャンスを作ると二死一二塁から髙橋がライト前にヒットを放つも相手の好返球もあり得点を奪うことができない。8回、9回もチャンスは作るも山内が要所を締める投球で得点を許さず、そのまま試合終了。今季対日大は4連敗となった。明日の青学大戦に負けると無条件で入替戦いきが決まるため何としても勝利をつかみ取りたい。

(記事:小野祐司、カメラ:小林美久、鈴木佐和)

お知らせ
次戦は6月3日、10時からUDトラックス上尾スタジアムにて行われる最下位決定戦対青学戦です。