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徹底したディフェンスであと一歩まで追い詰めるが惜しくも敗戦ー第61回関東大学バスケットボール新人戦 対大東大

2022年3月12日 大田区総合体育館

留学生擁する強豪、大東大に中大は持ち味のディフェンスを生かしきれず63ー74で敗戦となった。

スターター

#2内尾聡理(商2)、#11オヌ太郎(商1)、#14鍋田亜廉(法2) 、#60蒔苗勇人(商2)、 #0樋口蒼生(文2)

決勝進出をかけた大事な一戦。中大は序盤から我慢の展開が続いた。第1クオーター(Q)、相手は立て続けに3点シュートを決め、中大は思うようにペースをつかめなかった。しかし、今大会絶好調の#14鍋田が2本の3点シュートを決め、それに続くように#60蒔苗も得意の3点シュートで点差を縮め第2Qへ。

第2Qは中大がペースを握った。ここでも重要だったのは、#14鍋田の存在である。「前半は自分のプレーが出せたかなと。相手のペースの中、自分のスリーポイントにつなげたと思います」と#14鍋田自身も語るように、ブザービーターが炸裂するなど、第2Qは8得点の大活躍だった。それに応えるかのように#11オヌも体格差のある相手の激しいブロックを受けながらの得点を決めるなどチーム全体が機能し、相手を7得点に抑えて後半戦へ。

チームハイの19得点をあげた#14鍋田

第3Qでも中大の追い上げは止まらなかった。「点を取れる選手がいっぱい居るので、僕はそこにパスを出す、自分も攻めながらパスを出すというのを心掛けていました」と#0樋口。序盤に相手の立て続けの得点にファールが重なり連続得点を許すも、#60蒔苗をはじめ3点シュートが連続して決まり、一度は13点まで開いた点差を4まで縮め、最終第4Qを迎えた。

今大会#2内尾とともにチームの中心としての役割を存分に果たした#0樋口

相手をギリギリまで追い詰めて迎えた第4Qだったが、徐々に相手にペースを戻されてしまった。「サイズがない分、ハードに行くっていう面でファールになってしまうっていうのは仕方がないんですけど、これが課題だと思う」と#0樋口も語るように、調子を戻した大東大の激しい攻撃にここまで粘ってきたディフェンス面で押されてしまう。後半は完全に相手のペースとなり、連続して点を決められるなど大量得点を許し63ー74と惜しくも敗戦となった。この結果、専大の棄権により中大は3位で新人戦を終えた。

今大会の優秀選手賞に選出された#2内尾

選手たちは今回の結果を受け、「1年生が入ってきてまた競争が始まると思うんですけど、その競争に負けないように、こんなところで満足しないように練習を積み重ねていきたいです」(#14鍋田)、「去年インカレベスト8でシーズン終わって、今年は本格的に優勝、インカレ優勝もそうなんですけど、次にくる春のトーナメントもリーグ戦も優勝するっていう高い目標掲げて、去年まではベスト4とか決勝進出とか段階を踏んでいたんですけど、今年はもう全部優勝するつもりでやっていきます」(#0樋口)と、すでに目標は高みを目指していた。

昨シーズン12年ぶりのインカレベスト8という躍進をした中大は今年新たな1年生を迎えてどのような進化を遂げるのか楽しみだ。

◆試合結果◆

●中大63(13ー26、14ー7、17ー15、19ー26)74大東大○

この試合の写真をインスタグラムで投稿しております!詳細はInstagram(@chuspo_report)をチェック!

(記事:村上建太、写真:江渕光太)