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新生BANDITSが奮戦するも初黒星を喫するー第3回中立戦

2021年7月3日 非公開

今年で3回目の開催となった立大との交流戦。過去2回とも勝利し、3連覇を狙う中大は新入生も加わった新体制でライバル立大との戦いに臨んだ。試合は中大、立大がA、Bの2チームに分かれて行われた。

▲得点を決めて喜ぶ選手たち

第1戦はBチームの対決となった。流れを掴みたい中大だったが、第1クオーター(以下Q)開始早々に立大のショットが決まって先制される。しかし、中大の反撃も早く、40番佐藤瞭大(法3)が持ち前のスピードで果敢に攻め込むと、同点のショットを決めて試合は1-1の振り出しに。その後も立大のオフェンスが続くが、44番G(ゴーリー)加賀洸太朗(総3)の好守で追加点を許さず、第1Qは同点のまま終了。

▲ボールを運ぶ佐藤瞭

第2Qでは、開始まもなく立大にショットを決められて勝ち越される苦しい立ち上がりに。中大も反撃の糸口を探るが、立大の強固なディフェンスに阻まれてショットが入らない。更にボールダウン、パスカットでボールを奪われ主導権を握れず、このQで相手に3得点を許してしまう。続く第3Qでは1点を失い、迎えた第4Q。第2Q同様に立大に攻め込まれる展開が続いたが、落ちたボールを笠置耀太(経2)が拾って攻撃につなげると、佐藤瞭がこの試合2度目のショットを決めて1点を返した。反撃の機運が高まるも、立大の勢いは止まらず、更に2点を挙げられ試合終了。第1試合は立大に軍配が上がった。

そして迎えたAチーム戦。連敗を避けるべく中大は第1Qから藤井亮主将(商4、G)が出場し、総力戦で試合に臨んだ。しかし、立大の猛攻の前に5失点と苦しい立ち上がりに。それでも、終盤には23番平井優佑(法3)がショットを成功させた。続く第2Qでは、まずは1点を返したい中大だったが、立大のポゼッションで主導権を奪われ、得点を許してしまう。しかし、流れがすぐ変わるのがラクロスの醍醐味だ。立大のパスミスから繋いだチャンスを逃さず、新人戦でも活躍した25番篠宮哲史(経2)がショットを決めると、更に21番井口興(法4)の連続得点で点差を3に縮めた。その後シーソーゲームが続き、再び立大のショットが決まり3-7で前半戦を終えた。

▲味方へパスする藤井主将

4点ビハインドから始まった後半戦、中大がフェイスオフをt制すると、勢いそのままに17番芳野遥(法3)がショットを決めてこのQで初めて中大が先制に成功した。しかし、攻めの手を緩めない立大を止めることはできず、得点は1に留まり、更に3点を許してしまう。そして迎えた運命の第4Q、ここで中大の底力が発揮される。10点目を決められるも、15番武田駿佑(法4)、18番久保園真乃介(法4)の連続得点で猛追。オフェンス陣の好プレーに応えるかのように、G原田祐輔(商4)が見事なセーブでチャンスをつなぎ、会場のボルテージは高まる。しかし、立大の積極的なディフェンスを打ち崩せず、更に2点を許してしまった。それでも中大の闘志は消えず、平井がこの試合2度目のショットを決めて意地を見せつけるも、試合終了。3回目にして初の中立戦敗退となった。

 

試合後、「流れは掴めていたけど、第1Qで出てしまった差を埋めきれなかった」と率直に振り返った藤井主将。不本意な結果に終わったものの、「自分の強みであるスピードを活かしたプレーを発揮できた」(佐藤瞭)と振り返ったように、選手にとって新人戦や昨年の特別大会からの成長も感じられた試合となった。今回の借りを8月からのリーグ戦で返し、悔し涙ではなく嬉し涙を流すことに期待したい。

 

▼試合結果

A試合:●中大 7-12立大○

(1-5,2-2,1-2,3-3)

B試合:●中大 2-7立大○

(1-1,0-3,0-1,1-2)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部