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「目標を失わないように」ーオンライン取材企画・ボート部

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、明かりが消えたスポーツ界。大学スポーツも開催予定だった各大会の中止や延期といった影響を受けています。4年間というタイムリミットがある大学スポーツ。このような出口が見えない状況の中、大学生アスリートたちはどのような思いで1日1日を過ごしているのか。中スポを通して、この1年を戦う選手・スタッフの皆さんの声をお届けできればと思います。第26回はボート部。主将の石塚慎之助選手(法4)と副将の小島発樹選手(法4)にお話を伺いました。

※この取材は5月22日にZOOMにて行われたものです。

 

14年ぶりの快挙を成し遂げた男子エイト

━━現在の部の状況を教えて下さい

「合宿所に残っている選手もいれば、実家に戻っている選手もいます。それぞれ自分たちで課したメニューをこなすようにします」

 

━━どのような練習をしていますか

「陸上でのトレーニングに励んでいます。ボート競技の水上での動きを陸上トレーニングで再現したローイングエルゴマシーンを使ったり、ウェイトトレーニングをしています。実家に戻っている選手も地元のチームからエルゴマシンを借りることで家でもパフォーマンスが落ちないような練習環境を整えています。ウェイトトレーニングの機材がない選手は自作で作っていたりなんかもしています」

 

━━選手のモチベーションはどのように保っていますか

「エルゴマシーンでの記録測定(マシンに計測器がついていて個々で測定ができる)を定期的に行うようことでモチベーションを落とさないようにしています。また週に一回は必ずリモートでのミーティングを行い状況を共有しています」

 

━━監督から自粛期間を迎えるにあたって何か指示はありましたか

「目標を失わないように、無くならなように。このような期間だからこそ逆に出来ることを考えて自主トレーニングに臨むようにと言われました。通常この時期は筋持久力をつけるトレーニングを中心に行いますが、外にでれないこの期間を使って筋肥大を目的としたウェイトトレーニングを行ったりしています」

 

━━この期間中お二人が意識していることを教えて下さい

「まずは今を全力で頑張ること。これは自分が常に意識していることですが、今できることを最大限に頑張ることで自粛期間が解けたあともすぐに高いモチベーションを保ったまま練習に臨めると思っています」(石塚)

「今できることをしっかりとやること。自分自身もやろうと考えていたことができなくなったりしましたが、その分練習が再開したときに何をすべきかを考える時間も沢山あったので目標を持って頑張っていきたいと思います」(小島)

男子エイト

 

━━今後の目標を教えて下さい

「やはり、連覇を果たすことです。大会や練習が中止になり、気持ちが現実から離れやすい今、大会が行われるという前提で日本一をめざしています。

 

〈新入部員・マネージャー募集〉

 

「日本一」を獲る体験、創る智見。世相はどうであれ、目指す目標はただ一つです。少しでも興味のある方、メール&TwitterのDMまで!!

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部