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昨季インカレ王者に敗れ、1部復帰初戦を白星で飾れずーオータムカップ2020 1部トーナメント 1回戦 対筑波大

10月10日 エスフォルタアリーナ八王子

昨季のインカレ敗戦から実に304日。大会中止で思うようなシーズンを過ごせていなかった中大バスケットボール部が、再び真剣勝負の舞台に戻ってきた。対戦相手は昨季インカレ2回戦で中大を倒し、その後も勝ち続け優勝した強豪・筑波大。「一泡吹かせてやろう(#12樋口雄気主将・商4)」と意気込み臨んだ試合であったが、健闘むなしく53-71で敗戦となった。

スターター

#2内尾聡理(商1)、#21渡部琉(商2)、#28濵野裕稀(総2)、#35清水宏記(総3)、#99古河ウェスリー(文3)

チーム最多となる17得点をマークした#21渡部

第1クォーター(Q)、相手に先制を許すも#21渡部の3点シュートで逆転。#21渡部と#28濵野を中心に得点を積み重ねていく。しかし、なかなかシュートの決まらない筑波大同様、中大もシュートを決めきれず点差を離すことが出来ない。20-19から筑波大・笹山の3点シュートで逆転を許し、さらにターンオーバーによる失点で2点を献上。20-24で第1Qを終了する。

 

迎えた第2Q、ベンチから声を張り上げ指示を出していた#12樋口雄主将を開始早々に投入。形勢の立て直しを図る。ディフェンス面では#99古河の手堅いディフェンスリバウンドで失点を防ぎ、オフェンス面では#35清水の3点シュートで29-28と逆転に成功。すぐさま追いつかれるもタイムアウト後に投入された#15町井丈太(法3)がアウトサイドシュートを沈め、一歩も引かない粘りの戦いをみせる。しかし相手の速攻から立て続けに失点を許し、34-40で前半を折り返す。

 

▲敵陣に切り込む#28濵野

第3Q、追撃を図るべく続々とドライブで仕掛けていくが、相手ディフェンスに阻まれ得点機会に恵まれない。残り3分30秒の場面で#47吉田崇紘(法2)、#12樋口雄主将を投入するも、相手に3点シュートを2本決められ得点差は拡大。中大は終始得点ペースを上げることが出来ずに、43-59で最終第4Qに突入する。

 

最終第4Q、試合は#12樋口雄主将のパスカットからの3点シュートを皮切りにトランジションの激しい展開となり、コート内は熱を帯びる。さらに#28濵野のアウトサイドシュートで点差を縮めていくが、筑波大も攻撃の手を緩めることなく中大を再び突き放し、53-71で試合終了。ディフェンス面では善戦するも得点を伸ばすことが出来ずに敗戦し、8強進出はならなかった。

 

昨季インカレでの雪辱を果たすことの出来なかった中大だが、序盤から大量失点で差をつけられた前回の対戦とは異なり、最後まで筑波大へと食らいつく成長ぶりを見せた。試合後、荻野ヘッドコーチは「ターンオーバーがすごく悪かった」とこの日の課題を指摘する一方で、「周りの人達の期待を超えた中央大学を見せられた(#12樋口雄主将)」、「次の試合につながる試合が出来た(#21渡部)」と、チームは課題を抱えながらも成果を上げることに成功した。

 

中大はこの日の敗戦により、1部トーナメント9位以下が確定。10月24、25日の順位決定戦2試合の後に、11月13日に行われるインカレ・チャレンジマッチを戦うこととなった。インカレ出場をかけた一発勝負の決戦をより優位な立場で戦うべく、まずは課題を修正し、2週間後の順位決定戦に臨んでいきたい。

 

試合結果

中大53(20ー24、14ー16 、9ー19、10ー12)71筑波大○

 

お知らせ

次戦の予定は以下の通りです。無観客試合となっております。

対戦カード

オータムカップ2020 1部トーナメント 順位決定戦 対早大

試合開始時刻】

10月24日(土)午前10時

開催場所

足立区総合スポーツセンター

備考

勝利の場合は25日正午からの9位決定戦に、敗戦の場合は25日午前10時からの11位決定戦に出場。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部