「中大スポーツ」9月号では”Mr.&Miss Chuo Contest 2021″について取り上げました。それに伴い同号の各界で活躍するOB・OGを訪ねる「人生いろいろ」のコーナーではミス中央大学2013グランプリを受賞され、現在、ABEMA専属アナウンサーとしてご活躍されている西澤由夏さんにインタビューを行いました。今回はそのインタビューの後編をお届けします!(構成:江渕光太、写真:杉浦瑛俊)
※取材は9月3日、Abema Towers(アベマタワーズ)で行ったものです。
西澤由夏さんのインタビュー記事前編が掲載されている9月号の詳細はこちらから!
―千鳥さんと共演されているABEMA『チャンスの時間』の西澤さんのまとめ動画がYouTubeで再生回数がかなり多く、そういったことはどのように思われていますか。
そのようなまとめ動画ができたことにびっくりしました。スタッフさんに聞いたところ、視聴者の方からまとめが観たいという声をいただいて、まとめ動画を制作するに至ったと聞きました。その動画を私もみたのですが、過去3年間をまとめたものだったので、少し恥ずかしさは感じつつも、ずっと視聴者の方がずっと番組を応援してくれているんだなというのを改めて感じ、とても嬉しく思いました。
―好きなスポーツはありますか。
学生時代は、ダンスやバスケットボールなど様々なスポーツを部活でやっていましたが、社会人になってからは、スポーツといえるような運動はまったくしていませんでした。ですが、「ABEMA」のアナウンサーになってからは、野球や格闘に関する番組を担当する機会があり、それをきっかけにスポーツもどんどん好きになっていきました。
「ABEMA」では、以前ベイスターズの試合中継を行ったことがあって、そこで選手の取材を担当していました。取材をする中で、選手の方々の過去の戦績や、移籍情報、フォームの変化など、今まで気づいていなかった発見に楽しさを見出すようになりました。チームのことを知るうちにベイスターズが好きになって、プライベートでもハマスタに行くように(笑い)。応援グッズも揃えたので、今はなかなか難しいですが、早くハマスタに行って野球観戦をしたいです。
「準備」を大切に
―スポーツ選手に取材に行くときに心がけていることは何ですか。
「事前準備」を大切にしています。例えば、野球に関する番組を担当することになったら、球場に頻繁に足を運んで、実際にお話を伺ったり、そのチームに詳しい方へお話を伺う時間をいただいたり、選手の方々の近況をSNSやYouTubeで調べることもしています。
学生時代
―大学での勉強面はどうでしたか。
模範的な生徒だったと思います(笑い)。勉強が得意というわけではなかったので、授業にはきっちり出て、わからないことは友人や教授などに聞きつつ、単位もきっちり取っていました。心配性な性格もあり、学生時代はテストの1ヶ月以上前から自習室に籠っていました(笑い)。その頃から「事前準備」を大切にする姿勢はあったと思います。
―多摩キャンパスで好きなところはありますか。
広いキャンパスが好きです。
その中でも、4階建ての学食にはとにかくお世話になっていて、毎日友だちと「今日は何階にいく?」と、何を食べようかと考える時間が楽しかったです(笑い)。ほかにも、白門の近くでお花見をしたり、ラバーズヒルでシートを敷いて遊んだり…。振り返ると、とにかくキャンパス全体を使って、学生生活を楽しんでいました(笑い)。
―思い出としてはサークルが大きいですか。
1年生の頃はサークルの思い出が多いです。2年生になってからは、参加したミスコンの仲間と過ごす時間も増えたので、そこでの思い出が多くなりました。ミスコンで出会った仲間とは、他大学含め今でも仲良くしています。
「チャレンジ」を止めない
―今、ミスコンのファイナリストに向けて声をかけるとしたらどういった声をかけますか。
私が参加したときは、たしか7月頃から“お披露目”があって。そこから、ミスコン本番に向けて、SNSでの発信をはじめ、たくさんの方に自分を見てもらう機会が増えるため、もしかしたら今が一番疲れが出てくる時期になるかもしれません。ですが、ミスコンに出ることがゴールではなく、ミスコンにでた先にゴールがあることのほうが多いと思うので、できる限りチャレンジは止めないでほしいなと思います。私自身も今までの人生振り返ってみると、どんな状況に置かれても、一度決めた目標をブラさず突き進んでいた実感があるので、皆さんもミスコンに出た後もチャレンジを止めずに、自分の目標に向かって頑張ってほしいです。
―アナウンサーとしての目標はなんですか。
まず、アナウンス室全体の目標になりますが、ゆくゆくはアナウンス室の規模を大きくしていきたいと思っています。そのために、私や今いるアナウンス室メンバーの成長も不可欠ですし、現在はアナウンス室としての基盤づくりの途中ですが、いずれ後輩も入れられるくらいアナウンス室を大きくしていきたいです。
私個人のアナウンサーとしての目標は、ちょっと公に発表するのが恥ずかしいので秘密にさせてください(笑い)。ですが、今後は情報バラエティ番組を担当してみたいと思っています。就活試験の時から、ずっと情報バラエティのアナウンサーを担当したいと思っていました。また、「ABEMA」で放送している恋愛番組はいち視聴者として誰よりも見ている自信があるので、いずれ恋愛番組のスタジオMCもやってみたいなと思います。
チャンスを「掴む」
―アナウンサーになりたい人たちへのアドバイスをお願いします。
私は就活試験で一度落ちているので、アナウンサーになることの難しさは人一倍実感していると思います。そんな私から言えることとしたら、本気でアナウンサーを目指すなら、チャンスが来るのを待っているだけでなく、自分がアナウンサーになるために必要だと感じたことは全てやってほしいです。私みたいに、遠回りをしても挑戦し続けることで夢の道が開くこともあるので、ただチャンスを待つのではなく、自分からチャンスを掴みにいってほしいなと思います。
お忙しい中、長時間にわたりインタビューを受けていただきありがとうございました!
◆西澤さんプロフィール◆
にしざわゆか 平成5年8月12日生 埼玉県出身 経済学部公共環境学科卒 在学中、ミス中央大学2013グランプリを受賞。大学卒業後、2016年から株式会社サイバーエージェントに入社。2018年4月よりABEMA専属アナウンサーとなる。現在の担当番組は『チャンスの時間』、『NewsBAR橋下』、『恋するメソッド』など。