10月26日 中大サッカー場
▼スタメン
GK 21坪井湧也(商2)
DF 6今掛航貴(経3)、18安部崇(商4)、3深澤大輝(経3)、28荒木遼太(経1)→87分 岡井駿典(法1)
MF 5中村亮太朗(経4)、16高岸憲伸(文2)、10加藤陸次樹(商4)
FW 8大久保智明(経3)、25高窪健人(文3)→80分 三浦立(経3)、31鈴木翔太(文1)→75分 26竹村史明(文2)
▼試合結果
○中大4-2専大●
得点者:大久保(20分)、鈴木(50分)、高岸(78分)、加藤(85分)
秋晴れの中迎えたリーグ第18節。会場は久々の中大サッカー場とホームでの試合となり、たくさんの観客が見守る中試合は始まった。20分に中大の先制点が決まり勢いに乗ると、後半では次々に追加点を挙げた。1年生の活躍も光り、トータルスコア4-2でうれしい白星を飾った。
▲大久保の先制点に喜ぶ選手たち
専大ボールで始まった今試合。序盤から積極的に攻撃を仕掛け、次々とチャンスを作っていく。10分にはゴール前で大久保のパスに高窪が飛び込むも、惜しくも左へ逸れる。中大の攻撃時間が長くなる中20分、加藤が敵陣を得意のドリブルで突破し、右サイドにいた大久保にスルーパス。きれいに合わせ、大久保が中大の先制点を獲得した。30分には鈴木から加藤、再度鈴木と鮮やかなパス回しを見せ、追加点を狙い鈴木がシュートを放つ。ボールは相手ディフェンスに跳ね返され得点とはならなかったが、良い流れをつくった。その後は前半終了まで攻撃、守備ともに調子よく展開するもお互いゴールは割れず、1-0で後半戦へつなげた。
▲2点目を決めた鈴木と盛り上がりを見せる応援席
後半は開始わずか5分、大久保からパスを受けた鈴木がボールをキープし、相手ディフェンスを抜けてシュートを放つ。ボールはゴールネットを突き刺し、中大の2点目が決まった。「自分の得意な角度だった」という鈴木。日ごろの練習の成果を出しきり、うれしい公式戦初ゴールを飾った。ここで反撃を仕掛ける専大。63分にコーナーキックのチャンスを与えると、そのまま押し込まれて得点を許してしまう。油断できない状況の中、火が付いた専大相手に攻め込まれる場面が続くも、身体を張った守りと坪井の見事なセーブに助けられ失点はなんとか回避する。そして78分、荒木からのクロスを受け取った高岸がシュートを放つと、ボールはゴールを揺らし中大のうれしい3点目が決まった。しばらく一進一退が続く中、82分、またも相手コーナーキックのピンチを迎える。ゴール前で必死の攻防を繰り広げるもゴールを割られ、得点は3-2に。少しも気の抜けない中、ここで攻撃陣が再び躍動。85分、試合終了まであとわずかのところで今掛のクロスに加藤が頭で合わせ、ダメ押しの1点を決めスコアは4-2に。アディショナルタイムでは専大の猛攻に合うも守りを固め、得点を許さない。最後まで粘り強く戦い抜き、専大戦を白星で飾った。
▲ドリブルで敵を突破する高岸
「今7位という、インカレのチャンスも降格の可能性もある立場にいる。勝てば我々の強さを見せられる。そういう試合が続く中しっかり結果を出せたのはよかった」と佐藤監督は振り返る。ここ最近メンバー変更を行いどんどんいい選手を使っていこうという姿勢がみられる中大。今節では1年生も3人起用され、鈴木は得点も決めた。「プレッシャーを楽しむことができている」(鈴木)と1年生ながら頼もしく語る一方、今節の自己評価を「70点。もう2点くらい取れるところもあった」とストイックな姿勢も見せた鈴木。新しい風がインカレへと導いてくれるか。残りの試合でもルーキーたちの活躍が楽しみだ。
記事:「中大スポーツ」新聞部
写真提供:中大サッカー部