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駆け抜けた一生に残る4年間 「みんながいたからここまでこれた」―チームを支えた4年生コメント集③

◆チームを支えた4年生 コメント集③◆

 

先日のインカレでは目標として掲げていた『ベスト4』を達成し、3位となったハンドボール部。その原動力となったのはこれまでチームを支えてきた4年生です。しかし、そんな4年生もこのインカレをもって引退を迎えました。今回はそのインカレ終了直後にうかがった4年生コメント集の最終回です。ラストはキャプテンとしてチームをまとめてきた山川慎太郎主将(経4)、ディフェンスの要として活躍してきた保利憲之朗(経4)、アナリストとして選手たちをサポートしてきた大坂間慶裕(法4)のコメントを紹介します。

 

 

山川慎太郎主将(経4)

▲試合前の円陣で仲間たちと肩を組む山川主将(#6 中央)

「準決勝はやっていて楽しかった試合でした。自分たちの力を出せなかったけど、最後の15分間は本当に楽しかった。1年間やってきた最高のメンバーたちと得点を決めることができて最高の気分でした。今年のチームは本当に全員でやってきたいいチーム。これで終わってしまうのかと思うと、もう1試合やりたかったし、決勝にいきたかったです。3年前の結果を超えることができなかったのは、実力はあるけど何か足りないものがあるからだと思っています。やっぱり日頃の練習が最後に出てくるし、もう一つ練習とかを厳しくすることも大切だと感じました。今回負けたことが3年生以下にとっていい経験となるように来年は優勝してもらいたいです。自分はこの1年間キャプテンをやってきてつらかったけど、終わってみれば全部いい思い出となりました。自分がキャプテンだったけど、チームの一人一人が頑張ってここまできてくれた。最初は頼りないと思われていて周りに心配されていたけど、最後まで自分を信じてくれて一緒についてきてくれたみんなに感謝しています。このチームのキャプテンをやってきて良かったです」

 

 

保利憲之朗(経4)

▲試合前の円陣でカメラに向かってポーズをとる保利

「結果は悔いが残るけど、ここまでやってきた過程に後悔はありません。日体大の日本一速い速攻に負けないようにと思って、日本一の戻りを意識してやってきたけどリスタートのところでやられてしまいました。慶裕はタイムアウトの時とかにフォーメーションのアドバイスをしてくれたりして、本当にディフェンスの助けになりました。練習とかも本当に上手だったのでプレーヤーとして一緒に試合をやりたかった。それでも最後の1年はアナリストとしてやっていくっていう決断をして、その勇気を自分は誇りに思うし、感謝しています。慎太郎は一番にチームのことを考えてくれて、厳しいことも自分に言ってくれた。それが自分の成長にもつながったと思います。来年のインカレでは優勝してもらいたいです」

 

 

大坂間慶裕(法4)

準決勝開始前、チームメイトに向かって笑顔を見せる大坂間

「正直悔いは残ります。でもこのメンバーだからここまでこれたし、感謝したいです。保利とは中学時代から8年間一緒にプレーしてきました。日体大戦の中大最初の得点が保利のポストシュートだったけど、それを見て成長したなと思ったし、本当に力強いシュートでこれまでの思いが詰まっているような感じがしました。そのときは自分もベンチでめちゃくちゃガッツポーズしていましたね。自分はとにかく勝ちたくて、勝つことを考えてアナリストになると決めた。でも、慎太郎は自分以上にインカレで勝ちたいっていう強い思いを持っていて、一緒に研究もしてくれました。最後のインカレでは優勝できなかったけど、大きなものを手に入れられたと感じています。後輩たちにもそういうことをこれから感じてもらえたらいいなと思っています」

 

 

▲3回戦で勝利の報告をする保利(#7)、山川主将(#6)、大坂間

これにて4年生コメント集は終了いたします。これまで長きにわたって取材に応じていただいた4年生のみなさんありがとうございました。今後のご活躍を心より願っています

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部