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「優勝候補」に快勝!開幕3連勝でリーグ中盤戦へー関東学生ハンドボール秋季リーグ戦 対日体大

2021年9月19日 神奈川・東海大学湘南キャンパス

開幕から連勝中の中大。リーグ戦王者として連覇がかかる中、最大の山場である日体大との対戦を迎えた。

走力が高く攻守のスピードが速い相手に、「優勝候補」(蔦谷大雅・法3)「大事な試合」(部井久アダム勇樹・法4)と口をそろえて臨んだ今試合。試合開始直後はリードを許すも、確実なシュート力で前半を18ー16で折り返すと、後半はさらに点差を広げ37ー28と快勝。強豪相手に3勝目を挙げ、全勝優勝に向けて大きな一勝をつかんだ。

▲今試合高い決定率で6点を稼ぎ出した高橋

開始30秒、高橋宗汰(商4)が先制点を奪うと、3分に再び高橋がキーパーの頭上を抜くループシュートで2点目を献上する。その後、相手に3連続得点を許し3-5とされるも、GK宮城風太(経4)のビッグセーブや久保寺歩夢(文3)を中心とする堅い守備で徐々に流れを取り戻す。8分には、チームの司令塔・中村仁宣主将(文4)がチームを勢いづける1点を決めると、中村翼の連続したペナルティーゴールで8-7と再びリードに成功。前半15分には部井久が投入されると、持ち味の豪速シュートで会場を沸かせた。その後は中村翼や蔦谷らが中心となって得点を積み重ね、前半を18ー16で折り返した。

▲堅い守りで得点を与えないディフェンス

リードを広げたい後半。「守って速攻」チームの目指す形を体現するゲームとなった。開始まもなくに中村主将のゴールで幸先良くスタートを切ると、素早いパス回しで中大優位の攻撃リズムを作っていく。後半8分から12分にかけては、伊禮雅太(法2)、泉本心(法1)といった期待の下級生や、今試合全てのシュートを決めた高橋のゴールが続き、25ー19になったところで相手からタイムアウトを奪う。タイムアウト後も中大の勢いは止まることなく、後半25分にサイドシュートで10点差をつけた中島海(経3)が、終了5秒前にもダメ押しのゴールをねじ込み、勝負の一戦を最高の形で終えた。

 

▲攻守ともに活躍した中村翼

今試合で開幕3連勝を飾った中大は、現在リーグ2位。「誰が点を取るかっていうよりはみんなで点を取ってディフェンスでやることをやれば自ずと点差は開くと思います」(中村翼)リーグ戦優勝に向け、次の日大戦も全員で勝利をつかみ取りたい。

試合結果◆

〇中大37(18ー16、19-12)28日体大●

コメント◆

部井久選手
──試合を振り返って

「日体大が一番いいチームっていう印象。みんな気合が入っていた試合で、大事な試合を良い形で勝てました。中大が日体大に勝っていることが少なくて苦手としているチームなんですが、自分たちのゲームができたのは収穫になりました」

──自身の活躍についてどう見ているか

「今日はバーに嫌われることが多かったのですが、そこで一喜一憂していられなくて、攻撃だけじゃなくディフェンスも僕が入ってから違う流れを作れたという点で最低限の仕事はできたと思います」

──次の日大戦に向けて

「(日大は)ディフェンスがアグレッシブに来る印象なので、あまり消極的にならないようにいきたい。相手に合わせてどうこうやるというよりは、いかに日頃やっていることが出来るかが目指しているチーム像なので、あまりやることは変えずに頑張りたいです」

 

中村翼選手

──今日の勝因について

「マークが厚かったので、僕が点数取るっていうよりは(相手を)引き付けて周りに打たせることを意識していました。逆側の雅太とか宗汰が点をとってくれたので結構楽な試合に出来ました」

──次の日大戦に向けて

「日大のディフェンスはアップディフェンスなんですけど、僕たちはどっちにも対応できるように毎日練習してるので、誰が点を取るかっていうよりはみんなで点を取ってディフェンスでやることをやれば自ずと点差は開くと思います」

 

蔦谷選手

──試合を振り返って

「日体が優勝候補って言われていて、なんとしても勝とうとチームでミーティングしていました。日体には、僕の同級生の安平光祐(日体大)と窪田礼央(日体大)っていうタレントがいて、その安平がゲームメイクをしていたので安平を止めてボール回しで日体のリズムを崩すっていう(ことを意識していた)日体は安平が結構キーマンだったと思います」

──次の日大戦に向けて

「気合と根性で勝ちたいと思います」

(記事:河辺希乃佳、写真:松岡愛莉)