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圧倒的な攻撃と堅実な守備、全員ハンドで2回戦突破ー全日本学生ハンドボール選手権 対東海大戦

2024年11月7日 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)

初戦を逆転勝利で突破した中大。2回戦の対戦相手は東海大。インカレ4連覇を目指す中大にとって、初戦の逆転の勢いのままに試合を進めたい。前半からシュートが決まり、ディフェンスでも隙を見せず相手に流れを渡さない。後半も攻守ともに良い形を維持し、中大らしさあふれるプレーで点差をつける。多くの選手が出場し、それぞれが役割を果たすハンドで3回戦進出を決めた。

▲円陣を組む選手たち

前半、開始早々に長谷川惣唯(法2)が7㍍スローを獲得するが髙橋侑吾(文4)の7㍍スローは相手のキーパーによって弾かれる。しかしその後は泉本心(法4)や扇谷蓮(商4)、瑞慶山充貴(法4)ら4年生の活躍で点差を引き離す。特に活躍したのが長谷川。サイドシュートがことごとく決まる。長谷川は「初戦は緊張があって、ハンドボールを楽しむことを意識したら自然とシュートも入るようになった」と初戦の不調から復調した要因を語る。前半は18-12で折り返す。

▲サイドからのゴールを狙う長谷川

前半を18-12で折り返した中大の後半は控え選手が沢山出場し、全員ハンドで挑んだ。
後半開始直後、相手に2連続特典を許すも永森悠透(法1)、中島大智(文2)の得点で6点差に戻す。
しかし、後がない東海大が粘りをみせ3連続得点、3点差まで縮められるも、ここで中大の本領が発揮される。
21-18の場面で瑞慶山、伊禮颯雅(法3)が得点する。更に、中島に対するファウルで7㍍スローを獲得するとキャプテンの泉本がきっちり決めこれで6点差。これに扇谷、伊禮が続き5連続得点に成功する。
守備では1回戦も活躍した両GKも輝きを放った。石田龍ノ介(文1)が好セーブを連発すると風呂内海渡(文4)7㍍スローを止め守備で流れを呼び込んだ。
流れを掴んだ中大はベンチスタートの選手を積極的に起用し全員ハンドで試合を締めくくった。
さらに藤川淳(法2)がパスカットから速攻を決めると最後は右サイドに入った関口比呂(法1)のスカイプレーで得点。36-28で勝利した。

▲チャンスに攻め込む佐々木崚人(法3)

全員ハンドで相手を圧倒した中大。次戦もこのまま勢いで積極的な攻撃と堅実な守備をもつ中大らしいチームプレーで勝利を掴めるか注目だ。

◆試合結果◆
〇中大 36(18ー12、18ー16)28 東海大●

◆コメント◆

【長谷川選手】

──今日の試合振り返って、昨日の前半と今日でどういうところが変わったのか
やっぱり昨日は初戦っていうこともあって緊張があって、今日は楽しむことだけを意識して。ハンドボールを楽しむことを意識したら自然とシュートも入るようになりました。

──技術的なことじゃなくてメンタル的に?
そうですね。メンタル的に。

──今日の試合相手は東海大は春季リーグと秋季リーグでは勝った相手、感触は
やっぱり何回もやってる分、お互い知ってるところは多かったと思うんですけど、お互いその中で常に頭で考えながら、常に考えながらプレーしていました。

──次戦の法大戦への意気込み
明日も油断せずに、自分たちのハンドボールができるように楽しみたいと思います。

──インカレの個人の目標は
個人は、シュート確率を80㌫以上にすること、そして優勝することも個人の目標としてあります。

【扇谷選手】

──今日の試合を振り返って
初戦は硬かったですけど、2回戦になって、みんな緊張も解けて、入りもよく、良いゲームだったのかなと思います。

──昨日の試合と今日の試合の違い、活かせたこと
活かせたことというか緊張せずに、自分たちの力を出せれば、こういったゲームは絶対できると思うので、そういう感じで特に油断せずにやろうとやっていました。

──インカレの個人としての目標
自分的には、ディフェンスをしっかりやる意識を持ってやっています。

──初戦も守備が良いという評価だったが、今日はどうだったか
今日はすごく、昨日の後半もですが、中大の練習してきたディフェンスができていて、それでしっかり通用しているので、今後も継続してやっていきたいと思います。

──明日の試合に向けて
明日の試合も気を抜かず、しっかり中大らしいハンドボールをできるように、優勝目指して頑張りたいです。

【瑞慶山選手】

──今日の試合を振り返って
今日の試合は前半から中大らしいディフェンスから速攻だったり、オフェンスでもミスがあんまり目立たなかったのでいい試合が出来たのかなと思います。

──昨日からチームとしてどんなところを修正したか
やっぱり初戦はみんな緊張して硬くなっちゃってたのでその緊張を場馴れというか2回戦だから慣れてきたので、気持ち的には勝つことを意識してひとつひとつのプレーをすることが出来たと思います。

──途中交代で監督からどんな声かけをされて送り出されたか
いや特に。いつも交代で入るので。

──いつもどんな意識でコートに入る
まあやっぱり出たからにはしっかり責任を持ってひとつひとつプレーしています。

──去年は怪我で出れなかった中で最後のインカレにかける思い
やっぱり学生最後のインカレなので去年出られなかった悔しさを今回を通して4連覇を目指して悔いのないように頑張りたいと思います。

──明日への意気込み
明日も気持ちを切らさずにひとつひとつのプレーを大事に勝ちにいきたいと思います。

◆お知らせ◆
次戦は11月8日(金曜日)に広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)で行われる対法大戦です。

(記事、写真:佐伯真生、野村真、渡邉咲衣)

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