11月30日 明治大学八幡山グラウンド
春季悲願の2部昇格を果たし、この秋新たな舞台へ一歩を踏み出した中大。しかしリーグ戦を1分2敗で終えると、順位決定戦で2敗し最下位に。入替戦に回ることとなった。相手は春季、3部決勝戦で1-0で勝利を収めた専修大。春とは真逆の立場で臨む入替戦は、因縁の相手との負けられない一戦となった。
▲ドリブルをする山瀬智大主将(総政3)
第1Qは、果敢に攻め込む専修大に必死にくらいつく展開になった中大。しかし徐々に本領を発揮し、激しいパスが行き交う好戦となった。第2Qラスト1分にPCのチャンスを掴むと、続く第3Qは終始中大が優勢に。開始5分、相手の反則から連続3回のPC。しかし「チャンスをものにできなかった」(山瀬主将)と得点まで繋がらない。迎えた最終Q、中大は2回シュートを放つがこれも決まらず、緊迫した試合が続いた。しかしラスト5分、専修大がPCのチャンスを作るとそのまま得点。その後必死に1点を追うも、力及ばず試合終了。中大の3部降格が決定した。
▲試合終了後、観客席に礼する選手たち
シーズン通して無勝と、2部の厳しさを知った今季。「最終クォーターに点を入れられて負けることが多かった。詰めの甘さが出た」と山瀬主将は試合後涙をのぞかせた。この試合で4年生は引退。「松下(恭大前主将・法4)たち4年生3人の背中を見てやってきた。2部昇格の土台を作ってくれた」(山瀬主将)と感謝は尽きない。来年は山瀬主将ら新4年生がその役割を担う。「最上級生として、今までもは違う立場でチームを引っ張っていきたい。1シーズンで2部に戻って、秋またラストシーズンをここで」(山瀬主将)と目指すは最短での2部復帰のみだ。この1年、天国も地獄も見た中大ホッケー部。この経験は次の春、確かな花を咲かす種となる。
▲これまでチームを支えてきた松下前主将
◆試合結果◆
●中大0ー1専修大○
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部