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先発石井100球の熱投で完封、打線も2本のホームランで勝利!ー東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対専大1回戦 

2021年5月15日 上柚木公園野球場

東京都における緊急事態宣言の発出の影響により中断していたリーグ戦が、東京都のイベント等の規制緩和に伴い再開、中大は4月25日以来2週間半ぶりの試合となった。相手は前年の秋季リーグ戦で敗戦を喫したことがある難敵専大。しかし今日は先発の石井竜弥(商2)が持ち味のキレのあるストレートが冴え9回被安打わずか3の完封、打線も幸喜健太郎(商3)、伴野匠(経3)のホームランが飛び出し、3ー0で勝利。リーグ戦後半戦初戦を白星で飾り、5連勝となった。

 

中大は2回、2死走者なしの場面、今日7番に座った伴野がカウント3ー1から高めの球をとらえレフトへ完璧な本塁打を放ち幸先よく先制。試合前まで打率.143で苦しんでいた主砲に今大会待望の第1号が飛び出した。「1回楽に打たせようと思って7番で起用した。でもだんだん直ってきた」と池田監督の采配がズバリ的中。この男の復調は春季リーグ戦優勝を掲げるチームにとって必要不可欠だ。

 

復調の兆しを見せた伴野

 

さらに3回、この回先頭の打撃絶好調の幸喜がカウント1ー0からこちらも高めの球をとらえライトポール直撃の本塁打を放ちリードを2点に広げる。幸喜はこの試合、8回にも適時打を放ち5打数4安打2打点の大活躍で、試合終了時点で打率(.480)・本塁打(3本)・打点(8打点)の三冠に躍り出た。好調の要因について幸喜は、「基礎的なスイングをひたすらやること」と語った。「次回からチームの流れを先行から作るバッティングをしたい」と中大の頼れるリードオフマンはさらなる飛躍を誓った。

 

今季打撃絶好調の幸喜

 

中大の先発は石井。初回からストレートの走りがよく、3回まで被安打0と上々の滑り出しを見せる。しかし4回、四球とヒットなどで1死二三塁のピンチを招く。「自分が何が何でも0で抑えるしかないと思って強気で投げた」と石井。その気迫のこもったピッチングで次の打者を三ゴロ本塁封殺に仕留める。続く打者の2球目、完璧にとらえられたライナー性の当たりを遊撃手の功刀史也(文1)がダイビングキャッチ。中大期待のルーキーの大ファインプレーで窮地を脱した。その後の石井は監督も「(球速が)最後まで落ちなかった」と大絶賛のピッチングでスコアボードに0を並べ続け、結果9回被安打3、100球と見事な投球で完封勝利。「リズムよく投げられた」と自分の投球を振り返った。

 

▲前回登板(5回途中4失点)の悔しさを見事晴らした石井

 

今日の試合では何といっても遊撃手の功刀をはじめとした守りの良さが光った。前回の帝京大戦では記録に残らないミスが続出し、「基本が出来てない」と選手に苦言を呈した監督も「(守りが良かったから)石井が伸び伸び投げられた」と選手の守備を称えた。できて当たり前のプレーを当たり前にやる、その重要性がにじみ出た一戦であった。

 

◆試合結果◆

チーム 123 456 789=計

中 大 011 000 010=3

専 大 000 000 000=0

◆お知らせ◆

次戦は5月16日、上柚木公園野球場にて行われる春季リーグ対専大2回戦となります。試合開始は9時30分を予定されています。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部