2022年4月19日 スリーボンドベースボールパーク上柚木
国士大とのカードで二連勝と最高のスタートを切った中大。二カード目は最大のライバル日大。序盤にして最大の山場がやってきた。何としてもカード初戦を取り、二戦目を楽に迎えたいところ。
初回から中大打線が日大先発の阿部に襲い掛かる。二死後、本日は三番に座った打撃絶好調の中森至(経3)が左安で出塁すると、すかさず盗塁を決め、4番の佐藤龍之介(商4)の中前適時打で1点を先制する。さらに続く小林洸誠(商3)も「積極的に甘いボールを振れた」と初球をたたき、適時打で続き初回に2点を先制する。
▲「振るから相手も怖い」と監督も絶賛のフルスイングが持ち味の小林
中大はエース石井竜弥(商3)に先発マウンドを託す。立ち上がりに失点の多い石井。初回から0を並べたかったが、二番打者に二塁打を許すと、四番打者に適時打を放たれいきなり1点を失う。疲れもあったのか、「調子が悪かった」と池田監督が語ったが、調子が悪いながらも5回1失点と試合をまとめ、降板。リリーフ投手に後を託す。
▲リーグ戦初スタメンで5打数2安打と見事に起用に応えた佐竹。「期待以上」と監督もご満悦の活躍を見せた
一方で打線は2回にも二死二塁から「初めて」という1番でスタメン起用された佐竹秀也(商2)の中適時三塁打で二塁走者が生還。さらに相手の失策の際に打者の佐竹も生還し2点を追加する。今日の中大の勢いはさらに続く。三回にも1点を加えると、さらに5回、佐竹の安打からチャンスを作ると、またも小林の適時打で6点目をもぎ取り、試合を決定づける。その後は田中駿佑(商2)、そして久々の登板となった近野佑樹(法4)がリードを保ち、ゲームセット。大事な初戦をものにした。
▲「テイクバックを矯正した」という近野。エースの復活なくして、日本一はない
見事な快勝で締めくくった中大であったが、1つ心配なニュースも入ってきた。ここまでリードオフマンかつキャプテンとしてチームを引っ張ってきた幸喜健太朗主将(商4)が骨折で出場することが出来なくなってしまったのだ。「(全日本に)間に合うか間に合わないかだと思う…」と池田監督の口数も少なかった。主将の穴をいかにして埋めるのかが今後の戦いのカギになってくる。
◆試合結果◆
チーム 123 456 789=計
中 大 221 010 102=7
日 大 100 000 000=1
◆お知らせ◆
次戦は4月29日、スリーボンドベースボールパーク上柚木にて行われる春季リーグ戦対専大戦となります。試合開始は12時を予定されています。
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(記事:江渕光太、写真:江渕光太、鎌田怜穂)