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下級生たちが頼もしい活躍を見せ快勝ー東都大学準硬式野球春季リーグ戦 対専修大1回戦

2024年4月13日 東京都・スリーボンドベースボールスタジアム上柚木

東洋大との一戦で、悔しい敗北を喫した後初めての試合。2年生中心に安打を重ね大量得点をもぎ取り、先発の三浦凌輔(商2)、中継ぎの田中駿佑(商4)の投手リレーで相手を見事に抑え快勝。今年先輩という立場に立った2年生が頼もしい活躍を見せた試合となった。

試合は2回に動き出す。一死の場面で三塁打を浴び、犠打により相手の三塁走者が帰還。春季リーグ戦で初めて先制点を奪われてしまう。その後は打者をテンポよく打ち取り、再び試合が動いたのは四回。二死走者無しの場面で流れを変える一打を岡部匡人(経2)が放つと沼澤梁成(商1)がバントヒットで出塁。得点圏に走者を置くチャンスを作りあげた。このチャンスを逃さなかった松浦祥真(経3)は同点となる適時打を決めた。

▲初スタメンの沼澤

4回裏でテンポよく相手を抑え、更に良い空気が中大に流れ込んだ5回。吉井愛斗(経2)が左前に二塁打を決め、功刀史也(文4)による犠打で一死三塁とする。一打逆転の好機に打席に立ったのは4番の山口剛大(文2)。これぞ「不動の4番」と言わんばかりの快音を響かせ左前に放った球は二塁打に。三塁走者は悠々と帰還し逆転を果たした。続く打者の佐竹秀也(商4)のヒットにより更に1点を追加。その後二死一三塁の場面で先ほどヒットを放った岡部がバッターボックスへ入ると、3球目でボールを捉え走者一掃の二塁打を決める。この回で4点をもぎ取った。「相手の守備のエラーとかもありはしたんですけど、その1本出るところで1本、2本(ヒットが)出たっていうのがすごく(打線が)繋がってますし。 そこのところで点差ではなく、その野球をしっかりできたっていうのは、明日に繋がる攻撃の仕方かな。 全員が雑にならないで点を取れたのはすごく良かった」と小泉監督は選手たちを評価した。

▲打撃が好調な佐竹

6回に1点、8回に2点を追加し迎えた最終回。先発の三浦が7回108球被安打5、6奪三振の成績ででマウンドを降り、8回から試合を託された田中。最終回の相手の攻撃では、死球と安打により得点圏にランナーを置くピンチを招くも持ち前の冷静さで切り抜ける。一死一二塁の場面でストライクゾーンビタビタのボールで見逃しの三振を奪う。続く打者をライトフライに打ち取り、8−1で勝利を決めた。

▲本試合先発の三浦

初スタメンとして初めて試合に出場し「やってやろうという気持ち」で望んだという沼澤。「最初はやっぱ緊張はしてたんですけど、先輩たちが優しかったんでリラックスして途中からいきました」と初々しい表情を見せた。この試合、2得点に絡む活躍を見せた岡部は「打席では絶対(点を)返してやろうっていう気持ちで望んだ結果が、いい結果につながった」と振り返る。序盤にヒットは出るもののなかなか点が決まらず先制点を奪われた試合展開について小泉監督は「安打が出て(適時打)1本が出ないっていうのは、気を付けろよっていうの話をしていて。やっぱり相手は1本で1点というとこだったんで、 攻め急ぐなとは言ったんで、結局こういう試合って全然あるので。まずは同点に追いつく、相手に追いつけば自分たちだって流れが来る」と声かけを行なっていたという。「2回に(先制点を)取られて4回(1点)取って、すぐに追いつけたのがよかったかな。正直、安心はしました」と語った。ピンチの場面でも良い流れを持ち込むまで焦らず、好機を虎視眈々と狙い相手を仕留める。中大の強さはそこにあるのかもしれない。

 

◆試合結果◆
〇中大 8-1 専修大●

大学名 123 456 789 計

中 大 000 141 020=8

専修大 010 000 000=1

(記事:浅野詩多、写真:髙橋若夏)

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