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萬谷が初先発で完投勝利!打線も爆発し、今大会初コールド勝ち!ー第67回関東地区大学準硬式野球選手権大会

2025年3月21日 東京都・スリーボンドスタジアム八王子

目標とする全日本への切符を掴むため、着実に勝ち星を重ねる中大準硬式野球部。準々決勝の相手は中大と同じく無失点で勝ち進んでいる強敵、東海大。対する中大の先発は萬谷大輝(商2)。序盤から積極的にストレートを投げ込み、相手打線を打たせて取るピッチングで被安打をわずか3本に抑えて完投。攻撃面でも吉井愛斗(経2)が6打点を挙げるなど奮起して、今大会初めてのコールド勝ちを収め、ベスト4進出を決めた。

1回表、中大は3つの四死球で一死満塁とするも、後続が三振に倒れ無得点。2回表は村田慶二(商2)が四球で出塁するが盗塁死し、後続も二者連続三振に打ち取られる。その後もランナーを出しても後続が凡退するイニングが続き、なかなか均衡を破る糸口を見出せない。

▲身を乗り出して応援する選手たち

中大の打線が苦心する間萬谷は孤軍奮闘を強いられるが、ストレートと変化球を織り交ぜてフライに打たせて取るピッチングで相手打線を抑え続けた。3回裏には先頭二人にヒットを浴び、さらに送りバントを決められ、得点圏にランナーを抱えるピンチに見舞われる。しかし萬谷は落ち着いて後続を一ゴロと左飛に抑え、無失点で切り抜けた。

▲ピンチを押えた萬谷

迎えた4回表。ついに萬谷の粘りに打線が応えた。一死から古積充(経1)が四球で出塁すると村田がレフト前にヒットを放ち、岡部匡十(経2)も四球で満塁とチャンスを作る。二死で打席に立った相野七音(文3)がライト方向へ適時打を放ち、待望の先制点を呼び込んだ。さらに次の吉井がレフトへ走者一掃の適時二塁打で3点、直後の大森燦(商1)もセンターヒットで吉井を返してもう1点と追加点を挙げ、5-0と点差を広げた。裏の守備では萬谷が相手を三者凡退に抑え、わずか12球でイニングを終えた。

さらに猛攻は終わらない。5回表には再び古積が今度はライトヒットで出塁すると、村田が相手の失策の間に一塁へ到達、古積も三塁へ進む。直後の岡部がセンターへ適時二塁打を放ち、古積が帰塁して6点目。さらに二死から相野が粘って四球を選ぶと続く吉井がまたも走者一掃の適時二塁打で3点を追加し、大森も四球で出塁すると、山口剛大(文2)と岩井大和(経3)が連続ヒットでダメ押しの2点を追加した。この回打者一巡の大量得点で、スコアを11-0と広げた。5回裏の守備で萬谷は一死からヒットで出塁を許してしまうが、後続を打たせて取り、見事完投勝利を達成した。

▲この日6打点を記録した吉井

公式戦初先発となった萬谷は「野手の皆さんに助けられて自信を持って投げることができました。」と感謝を述べ、ピッチングについては「球が速いわけじゃないので、テンポを意識してカウントを取るってことを意識しました。」と語った。また3安打6打点の大活躍となった吉井は「大会期間中、体が開く癖があるので、体を開かないようにっていう意識を持った結果がファウルゾーンにいかなくて、レフトの頭を越えた」と改善策が上手くはまったと述べた。

日体大戦とは打って変わって大差での勝利を収め、中大の平常運転を取り戻した。目標の優勝まであと2勝。彼らはさらにアクセルを増していくだろう。

▲試合後に萬谷を囲む選手たち

◆試合結果◆
〇中大 11-0 東海大●

チーム 123 456 789 計

中 大 000 56     |11

東海大 000 00     |0

(大会規定により5回コールド)

 

(記事:大日方惠和、写真:浅野詩多・大日方惠和)

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