９月22日 上柚木公園野球場
先週行われた東海大との２試合を見事な連勝で結んだ中大。今試合でも初回の攻撃で先制点を奪う。序盤で掴んだ流れを途中奪われそうになるも、総力で守りぬき６－３と見事な勝利で３連勝を飾った。
▲先発の大澤魁生（商４）
中大の先発投手は４年生の大澤。４イニングを投げ切って６三振を奪い、初回に浴びた１失点のみで抑えるなど最高学年として気迫の投球を見せた。その後マウンドに立ったのは今年の秋季リーグ戦で連日好投を続けている近野佑樹（法２）。今試合でも３イニングを投げ、誰一人一塁ベースを踏ませない見事な力投。二人の好投を援護する追加点が欲しかった中大は５回、初回の先制点を奪取した山口澪也（経３）が、ここでも左前適時打が飛び出し２点を追加する。続く林部庄吾（商３）も中前適時打を放ち更に２点の追加点で、中大は５点差まで突き放した。
▲４打数３安打３打点の活躍をみせた山口（澪）
大澤と近野の好投でつないできた継投は８回ルーキーの石井竜弥（商１）に任された。秋季リーグ戦では初登板となった石井は、帝京打線相手に１イニング３三振の好投を見せた。マウンドに上がるに際して、「任された１イニングは絶対に抑える」と意気込んだように、与えられた機会を見事な結果で抑えてみせた。続く９回のマウンドに立ったのは２安打３打点と打撃で大活躍の林部庄吾（商３）。しかし２アウトに追い込んでから連続失点を浴びてしまい２失点。結果的には勝利で終えたものの、多くの実りや課題が明らかになる試合となった。
▲１回３三振の好投をみせた石井
主力選手の怪我による離脱が出ている中大準硬式野球部。結果的に空いてしまったレギュラーの枠を必死に奪おうと意気込む若手選手たちは多い。空いてしまった穴を悲観するだけではなく、切磋琢磨しあえればチーム全体の力が底上げされることが期待される。伸びしろの多い若手たちの才が開花したとき中大は更に強くなる。中大準硬式野球部の変貌から目が離せない。
◆試合結果◆
チーム １２３ ４５６ ７８９ 計
中 大 ２００ ０４０ ０００ ６
帝京大 １００ ０００ ００２ ３
◆お知らせ◆
次戦は９月26日、上柚木公園野球場にて行われる秋季リーグ戦の対専大１回戦です。試合は９時30分開始予定です。
記事・写真：「中大スポーツ」新聞部
