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4度目の挑戦も早稲田の壁に阻まれるー関東学生ラクロス2020特別大会 対早大

11月21日 駒沢オリンピック公園第一球場

創部初のファイナル進出にはあと一歩届かなかった。ファイナル4の対戦相手は昨年、大接戦の末、敗北を喫した早大。序盤に2点を先制するなど試合を優位に進めたが、早大の堅いディフェンスと素早いカウンターアタックに押され、逆転負けを喫した。

第1Qでは、開始早々フェイスオフでマイボールをキープすると果敢に攻め込み、28番津久井健太(経4)が先制点を挙げた。さらに8番大谷昇平(理工3)も追加点を奪い、リードを広げた。しかし、早大のチームタイムアウトを機に試合の流れが一変。一気に3連続ポイントを奪われ、逆転を許した。中大も1番茂木良介(経4)が鮮やかな同点ショットを決め、試合は3-3の振り出しに。第1Qは両者同点に終わった。

第2Qでは、早大の激しいプレッシャーに苦しめられ、2連続失点。「早稲田のライドがかなり機能していた」と高橋大輔監督が語ったように、なかなか敵陣にボールを運ぶことができず、攻め込まれる時間が続いた。このQ無得点、3-5で前半戦が終了。

ここで点差を広げられたくない中大は、第3Q序盤に77番荒井優斗(総4)が豪快なショットを決め1点差に迫る。しかし、中大のファウルにより一時退場者が出た隙に1点を追加され、中大2点ビハインドで最終第4Qへ。

 

この試合2得点を決めた荒井

 

勝負の第4Q。攻守が激しく入れ替わる中、茂木がこの試合二度目のショットを決め、1点差としたが、早大もすかさず1点を返す。さらに、荒井も2点目を決めて再び1点差に。試合終了間際にも絶好のチャンスをつくるも、生かせず試合終了。6-7で悲願のファイナル進出には届かなかった。

 

試合後、保護者やOBに挨拶をする選手たち

今試合を振り返って松木悠主将(商4)は「この試合に対する思い入れは強かったし、新たな歴史をつくることができず、すごく残念」と肩を落とした。早大には3年連続で負け越しており、今年こそはと自信を持って挑んだ一戦だった。今大会をもって引退となる4年生に対して高橋監督は、「4年間でここまで成長してくれたことに感謝しかない」と涙目になりながら言葉を振り絞った。松木主将は下級生に「今年と同じ取り組みをしていては勝てない。今年やってきたことに積み上げて、プラスアルファで取り組んでほしい」と奮起を促した。

▼試合結果

●中大 6-7 早大〇

(3-3,0-2,1-1,2-1)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部