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圧巻の開幕5連勝! 目指すは『優勝』ただ一つー関東学生卓球春季リーグ戦 前半戦(対日体大、東京富士大、大正大、日大、専修大)

5月10~12日 所沢市民体育館

昨年のリーグ戦では春、秋リーグ、インカレすべてで準優勝。悔しい思いをしてきた選手たちは昨年以上に闘志を燃やしている。今年こそ悲願の『優勝』へ。それだけを目指し練習してきた成果を問う挑戦が始まった。

 

第1戦 対日体大

開幕第1戦目の相手は日体大。第1シングルスに出場したのは今年で最後のリーグ戦となる森田彩音主将(法4)。今年からキャプテンに就任し、チームをまとめてきたエースだが、大役のプレッシャーから思うようなプレーができない。1年生を相手に第1セットを先取されたが、その後すぐに2セットを連取する。そのまま勝ち切りたいところだったが、相手の反撃に対応できず逆転され、2-3で敗北した。

試合をふりだしに戻したい第2シングルスには山本笙子(法3)が出場。途中、6点連取などで終始試合を優位に進め、3-0のストレートで快勝した。

続いて第1ダブルスに出場したのは森田主将・梅村優香(文2)組。第1ゲームを奪われてしまうが、すぐに立て直し調子よく点数を重ねていく。昨年もリーグ戦で戦力として活躍した2人が実力を発揮し3-1で勝利した。

第3シングルスには梅村が出場。点差がついてもすぐに切り替えて追いつき、強気の姿勢で3-0とストレート勝ち。頼れる次期エース候補が今年も活躍を見せる。

勝てば試合が決まる第2ダブルスを任されたのは瀬山咲希(文4)・山本組。第1ゲームは先取されたものの、その後は3、4点に抑えて相手に隙を与えないプレーを展開。ストレートでこのゲームに勝利し、重要な日体大との初戦を白星で飾った。

▲テンポ良く試合を進める瀬山(後方)・山本(前方)組

 

第2戦 対東京富士大

2戦目の相手は東京富士大。確実に勝って自信につなげたい試合の第1シングルスには梅村が出場。試合の主導権を握って譲らない圧巻のプレーで攻め続け、ストレート勝ちを収めた。

▲得点を決めガッツポーズをする梅村

続いて第2シングルスに出場したのは瀬山。序盤は淡々と点数を重ね2ゲームを連取するが、相手の反撃の勢いに押され、フルセットに持ち越す。しかし最後まで冷静だった瀬山は7連続ポイントを奪うなど、活躍が光りこの試合に勝利した。

第1ダブルスは瀬山・山本組が出場。抜群のコンビネーションでポイントを重ね、ストレートで快勝した。

第3シングルスにはエース森田主将が出場。1戦目はシングルスで負けてしまったが、「みんなを信頼して次の試合からみんなで戦っていこうと強く思った」と話し、ここまで3勝したチームメイトを信頼して試合に挑んだ結果、ゲームカウント3-1で見事勝利。これで中大は4-0で東京富士大に勝利し、初日を2連勝で終えた。

▲冷静で落ち着いたプレーを見せる森田

 

第3戦 対大正大

11日は大正大との一戦に臨んだ中大。「結構苦しんだね」と矢島監督が語るように、途中苦しみながらも4-2で勝利を収めた。

この日、中大の先陣を切ったのは瀬山だった。しかし瀬山は第1ゲームを先取したものの、その後流れに乗り切れず3-1で敗北。善戦を繰り広げたが、あと一歩勝ちきることができなかった。

第2シングルスには中澤紬(文4)が登場。春リーグ一戦目となる中澤は「いつもよりアップを入念に行った」と気合を入れて試合に臨んだ。「気持ちで負けちゃいけない」と強気で向かった中澤はストレートで勝利。最も良い形の春リーグスタートとなった。

▲チームメイトと拳を掲げて喜ぶ中澤

続くダブルスは森田主将・梅村組が出場した。第1ゲームを先取されるが、第2、第3ゲームを奪取しリードを広げる。しかし、その後は最後まで粘り切れず、フルセットに及ぶ激闘の末に敗れた。

第3シングルスはダブルスに引き続き森田主将が出場。ダブルスの悔しさを払拭したい森田主将は3-0でストレート勝ちを収めた。エースの活躍で試合をふりだしに戻した中大はここから快進撃が始まった。

リードを作りたい中でダブルスを託されたのは瀬山・山本組だった。第1、第2ゲームを優位に進め勝ち取ると、第3ゲームは一進一退の攻防に。それでも最後は3連続ポイントを奪い、ストレートで勝利した。

チームの勝利に向けて最後を託されたのは山本だった。この日、山本は「調子は悪くなかった」と大差をつけてストレート勝ち。チームはこれで開幕3連勝を飾った。

 

第4戦 対日大

12日の第1試合は日大と対戦。第1シングルスの山本は第2ゲームを落としたものの、その後リードを広げる試合運びで3-1で勝利した。

第2シングルスの梅村は相手の奥下に終始苦戦した。第1セットは選手したが、続く2セットを落とした梅村。ピンチで迎えた第3ゲームは両者譲らぬ大接戦に。そんなこう着状態が続いた第4ゲームを15-13で制した梅村は流れに乗って第5ゲームも奪取した。

続くダブルスでは瀬山と山本がストレートで勝利。第3シングルスの中澤も第3ゲームを大差で落としたが、持ち直し3-1で白星をあげ日大にストレートで勝利した。

▲ポイントが決まり、笑顔を見せる山本(左)と瀬山(右)

 

第5戦 対専大

12日の第2試合は専大と対戦。第1シングルスの瀬山はストレート勝利を収め、順調なスタートを切ったように思われたが、第2シングルスでは森田主将がフルセットの激闘を制すことができず敗北。

▲エースとしてチームを引っ張りたい森田主将だが、今春は苦しんでいる

それでも、その後の瀬山・山本組がカバーし、第3シングルスの山本がストレート勝ちでリードを広げる。最後は森田・梅村が3-0で圧勝し、専大との戦いを4-1で制した。

現在、開幕5連勝中と負けなしの中大。「グランドスラムを目指して頑張りたい」(森田主将)、「もちろん優勝しかない」(山本)とチームの士気も高まっている。早くもあと残り2戦となった春リーグ。チーム全員で戦い抜き、『優勝』という二文字をつかみたい。

 

◆試合結果◆

第1戦 

〇中大4-1日体大●

●森田2-3高橋〇

〇山本3-0後木●

〇森田・梅村組3-1関口・高橋組●

〇梅村3-0石田●

〇瀬山・山本組3-1石田・後木組●

 

第2戦

〇中大4-0東京富士大●

〇梅村3-0李●

〇瀬山3-2千葉●

〇瀬山・山本組3-0松岡・千葉組●

〇森田3-1松岡●

 

第3戦

〇中大4-2大正大●

●瀬山1-3小野寺〇

〇中澤3-0小田嶋●

●森田・梅村組2-3三輪・小田嶋組〇

〇森田3-0松橋●

〇瀬山・山本組3-0小野寺・嶋津組●

〇山本3-0陳●

 

第4戦

〇中大4-0日大●

〇山本3-1渡辺●

〇梅村3-2奥下●

〇瀬山・山本組3-0木原・篠田組●

〇中澤3-1高山組●

 

第5戦

〇中大4-1専大●

〇瀬山3-0永道●

●森田2-3木村〇

〇瀬山・山本組3-1枝松・木村組●

〇山本3-0大島●

〇森田・梅村3-0大島・永道組●

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部