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決勝リーグ突入!早大との激闘制し優勝に近づくー 秩父宮杯第68回関東大学アイスホッケー選手権大会 対早大

2021年4月29日 ダイドードリンコアイスアリーナ

王者として挑む今シーズン。順調に勝ち進み決勝リーグに進出した中大は、早大との一戦に臨んだ。試合序盤は攻撃の速い相手に守り中心となるものの、第2ピリオドでは一気に3点を追加。その後も「なかなか苦しいゲームだったけどモノにできて良かった」(八戸監督)と相手の猛追を振り切り、3-2で激闘を制した。

▲先制ゴールが決まり喜ぶ種市悠人(総1)と堤虎太朗(総1)

〈第1ピリオド〉

試合開始とともに「プレッシャーが速い」(矢島翔吾主将・総4)相手に、なかなか攻撃のリズムを作ることができない。しかしGK石川涼(法2)のナイスセーブやディフェンス陣の活躍で相手に得点を許さず0-0で第2ピリオドへつなげた。

▲パックを運ぶ期待のルーキー・種市

〈第2ピリオド〉

なんとか得点を挙げたい第2ピリオド。開始4分、米山幸希(法3)が放ったゴールはノーゴールのジャッジとなるも、ここから本来の中大ホッケーを取り戻す。11分、ゴール前で中村宗史(総4)からアシストを受けた1年生・種市悠人(総1)が大学初ゴールとなる先制点を決める。その後1点を返され同点となるも、直後に米山、荒木翔伍(法3)が立て続けにゴールし相手を一気に突き放す。その後も中大優位に試合を進め、3-1で第2セットを終えた。

▲開幕戦に続き、今試合も得点を挙げた米山

〈第3ピリオド〉

リードを広げたい第3セットは、序盤から互いの激しい攻防戦が繰り広げられる。追い詰められた早大を相手に、矢島主将を基点にして嶋貫 一真(法4)、堤ら中大の攻撃陣もゴールを狙うが決まらず。16分、ペナルティーにより数的不利な中で1点を失い3-2となる。1点差となり緊張感のあるシーンが続くも、GK石川やディフェンス陣が躍動し1点のリードを守り切った中大は、3-1で勝利を収めた。

▲勝ち越し点となる3点目を決めた荒木

開幕戦に引き続き、今試合でも白星を挙げた中大。次戦は東洋大と対決する。「次の試合も厳しい戦いになってくると思います。」(種市)決勝リーグとなりハイレベルな試合が続くが、『中大ホッケー』で優勝にまた一歩近づきたい。

 

◆試合後のコメント◆

八戸監督

ー今回の試合を振り返って
「なかなか苦しいゲームでしたけどモノにできて良かったと思います」

ー早大の印象
「決勝リーグにコンディションを合わせてきていて、やっぱり早稲田だなと感じました」

ー3得点について
「1年生の種市が得点したのは良かったですね。チャンスでいうと、第3ピリオドだけでも相手ディフェンスが1人でこちらが3人で攻めていくような機会が2、3回はありました。そういうところをしっかりスコアしてけじめをつけていきたいですね」

ー次の東洋大戦に向けて
「次勝てば優勝に限りなく近づくと思っています。気持ちの面ではしっかりとした戦いをしてくれると思いますが、ペナルティーで自分達のペースが掴めないということがないようにしたいと思います」

矢島主将

ー今日の試合を振り返って

「最初は早稲田のプレッシャーが速くて対応できず、それを最後の方まで引きずってしまったのが今日の反省点です。その中でも第1ピリオドを0点に抑えて、しっかり勝てたので良かったです」

ー早大の印象
「シンプルかつプレッシャーが速いホッケーだなと。ブレイクアウトが速いのが早稲田の強みだと思います」

ー次の東洋大戦に向けて

「東洋は個々のスキルがあるので、圧倒されないように自分たちのホッケーを見せられたらいいなと思います」

種市

ー今日の試合を振り返って
「早稲田はハードワークを売りにしているチーム。最初はそこにハマって厳しい展開でしたが勝ちきれたので良かったです」

ー大学入ってから2試合出場してみて
「最初は点を取ろうとガンガンいってましたが、今日点を決めることができて落ち着きました。次の試合からまた自分のレベルを上げてやっていきたいです」

ー次の東洋大戦に向けて
「次の試合も厳しい戦いになってくると思います。大事な戦いで自分のプレーを最大限に出してチームの勝利に貢献したいです」

 

◆大会結果

○中大3(0-0,3-1,0-1)2早大●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部