2021年11月23日 ダイドードリンコアイスアリーナ
勝った方が2位となり、全日本アイスホッケー選手権への出場権を手にする、明大との絶対に負けられないリーグ最終戦。中大は矢島翔吾主将(総4)がハットトリックを達成し、4-2で明大を振り切った。
▲勝利を決め、喜ぶ選手達
〈第1ピリオド〉
試合開始直後から必死のぶつかり合いが続く。パックがほとんど切れず締まったゲーム展開を先に動かしたのは中大。開始19分にシュートを連続して放ち、相手の守備を崩して堤虎太朗(総1)が押し込み、リプレイによるゴールの検証へ。満員の観客が固唾を呑んで見守る中、中大の選手達はゴールを確信し、跳ねて喜ぶ。その後ゴールが認められ、リードを奪って第1ピリオドを終えた。
▲得点を挙げ、喜ぶ選手達
〈第2ピリオド〉
リードしていたが、特別なことはせず「当たり前のことをしっかりやる」(八戸了監督)と臨んだ第2ピリオド。開始10分、明大に高速パスを繋がれシュートを打たれるが、ここはゴーリーがしっかり反応。こぼれ球を大野将輝(商1)、堤と繋ぎ最後は矢島主将が「少ないチャンスを攻撃に結びつけた」と一瞬でゴールを決め、観客の歓声へと変えた。さらに左サイドからの速攻を仕掛ける場面が増え、15分には再びゴールへと突き刺し中大を勝利へと近づける。ピリオド終了間際に明大にロングシュートを決められ3ー1とされるものの、2点のリードを持ち勝負の最終ピリオドに繋げる。
▲パスを繋ぐ大野
〈第3ピリオド〉
第2ピリオドとは異なり、序盤は明大の絶妙なパスからのシュートを凌ぐだけの時間が続く。中大の反則も重なり苦しい展開となる中、明大にシュートを沈められ不穏な空気が漂う。しかしその2分後、矢島主将が速攻から鮮やかに得点を挙げ、相手の追い上げムードをシャットアウト。残り時間もしっかり守り切り勝利の時を迎えた。
▲相手と競り合う矢島主将
試合後、八戸監督は「インカレで東洋大に勝つという目標のために、しっかりとトレーニングしていきたい」と意気込んだ。明確な目標を持ち、中大アイスホッケーは次のステージへと向かう。
◆試合結果◆
〇中大 4(1-0,2-1,1-1)2 明大●
(記事:牧島駿太、写真:立花拓暉)
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