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先制点を奪うも終盤で逆転され悔しい敗戦で今季を終える─第94回 日本学生氷上競技選手権大会 対法大

2021年12月29日 帯広の森アイスアリーナ

東洋大に敗れ惜しくも準決勝敗退となってしまった中大は、3位決定戦で法大と対戦した。法大の果敢な攻めに苦しむ中でなんとか先制点を奪えた中大だったが、終盤で連続得点を許してしまい惜しくも敗戦。4位でインカレを終えた。

▲先制打を決めた鈴木翔(経3)

〈第1ピリオド〉

第1ピリオド。開始3分で早くも退場者を一人出してしまい数的不利な状況を作られるが、中大は決して攻め過ぎず、守りを重視しながら上手く時間を使いここを耐え抜く。しかし「立ち上がりから向こうのペースでゲームが進んでしまった」(八戸了監督)と話すように、ここから法大が果敢な攻めで流れをつかむと、中大はなかなか主導権を握ることができない。それでもGK石川涼(法2)を中心に体を張ったディフェンスを見せ、法大に得点を許すことのないまま第1ピリオドを0-0で終える。

▲フェイスオフに臨む柴田響(総2)

〈第2ピリオド〉

流れを変えたい第2ピリオドだが、序盤から法大の激しい攻撃に苦戦し、第1ピリオドと同じく守りの時間が続く。しかし均衡を破ったのは中大だった。第2ピリオドも折り返しを迎えた11分、吉野訓平(文2)のロングシュートが相手ディフェンスの足に当たったところを鈴木が押し込み、中大が少ないチャンスから先制点を奪う。この1点を何とか守り切った中大は1-0で第3ピリオドを迎える。

▲得点に喜ぶ選手たち

〈第3ピリオド〉

運命の第3ピリオド。第2ピリオドの得点から勢い付いた中大は徐々に攻める場面が増えていくが、追加点を奪うことができない。両チーム一進一退の攻防を続けたまま迎えた14分、相手シュートのリバウンドから押し込まれてしまい残り6分で同点とされてしまう。このまま延長戦に持ち込まれるかと思われたが、16分にパスの乱れからロングシュートを決められ、痛恨の失点を許してしまう。それでも中大は諦めず、全員攻撃を仕掛け果敢にシュートを打っていくも健闘むなしく試合終了。4位でインカレを終える形となった。

▲試合後の選手たち

「今季最後のゲームとしては非常に残念な内容となってしまった」(八戸監督)と振り返るように、悔しい敗戦で今季を終えた中大。来季はこの雪辱をバネにさらなる飛躍を遂げることを期待したい。

◆試合結果◆

●中大 1(0-0,1-0,0-2)2東洋大〇

(記事:立花拓暉、写真:中央大学スケート部)