2024年12月24日 FLAT HACHINOHE
今後の試合展開を大きく左右する大事な初戦の相手は八戸学院大。中大は緩急をつけた攻めで主導権を握り、相手に1点も許さず、見事勝利を果たした。
〈第1ピリオド〉
試合開始3分、前回大会の初戦で初めてのゴールを決めた斉藤愁馬(経3)が、今大会、中大の初得点を挙げる。2点目は種市悠人(総4)。その後、中大はまるで八戸学院大のペースに合わせるように緩徐に滑りつつも、パックを支配し、敵陣で細かくパスを回してチャンスをうかがう。第1ピリオド残り約1分、藤間航哉(経3)、辻祟太郎(経2)のアシストで下坪久晃(商3)が得点。中大は、3点差と上々の滑り出しを見せた。
▲2得点を挙げ、勝利に貢献した下坪
〈第2ピリオド〉
堤虎太朗(総4)の得点を皮切りに、藤間、大工原豪生(経2)、高崎泰成(総2)が得点を重ねていく。第1ピリオドと打って変わって、ハイスピードでリンクを駆け上がりたたみかけていく中大。角丸陸斗(国経3)のアシストからまたもや堤が得点し、リードを5点にまで広げた。
▲チームに勢いを与えた堤
〈第3ピリオド〉
第3ピリオドも中大の勢いは止まらない。時田峻亮(総4)からアシストを受けた鈴木渡硫(商2)が得点すると、下坪、角丸、高橋日向多(商1)が後に続いた。途中、八戸学院大が一瞬の隙を突き、GKとの一対一に持ち込むも、久保埜晶瑛(経4)からバトンタッチした杉江汰介(経1)がスーパーセーブ。試合後、「入れられたらまずかったので、無失点で終わるためにもう止めることだけ考えてました」と語ったように、気迫を感じるプレーで見事中大のピンチを救う。試合時間残り39秒、角丸が駄目押しの1点を奪い、中大は13-0と八戸学院大に完封勝利を収めた。
▲スーパーセーブでチームの救世主となった杉江
無失点での勝利に貢献した久保埜は、普段とは違うリンクの硬さやシュートの見え方に順応し、「集中力とか切らさないように、シュートを止めきれてたっていう部分が良かった」と自身のプレーを振り返った。また、次戦への意気込みを尋ねると、中大の守護神たちは、「今日は全体的にもいい流れで、 テンポ的にも良かったので、テンポを崩さずに次の試合に頑張って臨んでいきたいと思います」(久保埜)、「次の試合も無失点で終わる、勝って終われるように頑張りたいと思います」(杉江)と頼もしく語る。「Frontier」として、中大の強みを開拓し続けてきた1年の成果を発揮できるか、彼らの勇姿を見届けたい。
◆試合結果◆
〇中大13(3ー0、5ー0、5ー0)0八戸学院大●
◆コメント◆
久保埜選手
ー今日の試合を振り返ってよかった点は
なかなかシュートが来ない展開だったんですけど、たまに来る時に集中力とか切らさないように、シュートを止めきれてたっていう部分が良かったかなというふうに思います。
ーこの試合に向けてどのような調整をしてきたか
調整というか、今日の試合前の練習では、自分はここのリンクに初めて乗ったので今日。なので、リンクの硬さとかシュートの見え方とか、ちょっと変わってくるので、そういう部分を試合前の練習でうまく調整できたから、無失点に抑えることができたかなっていうふうに思います。
ーこの試合にはどのような気持ちで臨んだか
大事な初戦で、結構後々の試合展開にも関わってくると思うので、油断しないでいい試合するってことを意識して頑張りました。
ー次戦に向けての意気込み
今日は全体的にもいい流れで、 テンポ的にも良かったので、テンポを崩さずに次の試合に頑張って臨んでいきたいと思います。
杉江選手
ー今日の試合のよかった点は
あまり試合に出られてない人たちがしっかり活躍できたのでよかったなと思います。
ー第3ピリオドで、八戸学院大の選手と一対一になったとき、見事シュートを止めたが、その時の気持ちは
入れられたらまずかったので、無失点で終わるためにもう止めることだけ考えてました。
ーこの試合に向けて調整してきたことはなにか
スケーティングを仕上げてきました。
ー次戦への意気込みは
次の試合も無失点で終わる、勝って終われるように頑張りたいと思います。
◆お知らせ◆
次戦は12月26日(木)にFLAT HACHINOHEで行われる対東海大戦です。
(記事:福田菜緒、写真:塚越香都)
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