2024年12月26日 FLAT HACHINOHE
初戦を完封勝利と快勝で幕を開けた今大会。中1日を経て、対戦相手は東海大。第1ピリオドから積極的な攻撃と堅実な守備で相手を圧倒した。得点を重ね、無失点で見事勝利を飾り、準々決勝進出を決めた。
〈第1ピリオド〉
試合開始からわずか50秒、種市悠人(総4)が先制点をあげ、チームを勢いづけた。種市のゴールに続くように、荒木零士(総3)、下坪久晃(商3)、藤間航哉(経3)のシュートがゴールに吸い込まれた。さらに、東海大にペナルティがくだされ、パワープレーに。華麗なパス回しで相手を翻弄し、森星輝(文2)が相手の隙を通す繊細なパスを出し、ゴール前にいた堤虎太郎(総4)が落ち着いてシュートを決めた。相手に攻撃の隙を与えないほど攻め続け、9-0と大差を付けて第1ピリオドを終えた。
▲第1ピリオドから得点を量産する荒木
〈第2ピリオド〉
開始早々、攻撃に出た堤が見事ハットトリックを達成した。続けて藤間、鈴木渡硫(商2)と次々とゴールを決めていく。11分、リバウンドを小岩獅竜(商1)が拾い、ゴーリーを寄せ付けながらパスを出す。受け取った棚橋映斗(経1)が、小岩の作ったスペースにシュートを放った。第1ピリオド同様、相手を寄せ付けることなく13ー0とリードを広げた。
▲早くも試合中盤でハットトリックを達成した堤
〈第3ピリオド〉
第3ピリオドも開始からパスを回し、そのままパックを支配する。すると棚橋からのアシストにそのまま種市が決め、チーム14点目とこのピリオドも先取に成功する。さらに攻め続け、澤口輝(商2)、角丸陸斗(国経3)と開始5分以内に第1ピリオドからの勢いそのままにゴールを量産する。森、さらには鈴木の連続得点が決まり、鈴木も今試合ハットトリックを達成。なおも相手を寄せ付けず、左右両サイドの素早い展開から、棚橋のアシストに最後は小岩が決め、チーム20点目。21点目で藤間、23点目で下坪もハットトリックを達成し、この試合通して5人がハットトリックを達成した。守備でも相手のシュートを1本に封じ込め、圧倒的な攻撃とともに終始展開した。このピリオド12点、試合は25-0で勝利し、3回戦進出を決めた。
▲ハットトリックを達成し、4得点を挙げた下坪
インカレ2戦目も初戦同様に圧倒的な攻撃で得点を重ね、堅実な守備で無失点を貫いた中大。好調な攻撃陣を中心に次戦も得点を重ね、守備でもこの先対戦する強豪チームを抑えることができるか、この先の戦いに注目だ。
◆試合結果◆
〇中大 25(9-0、4-0、12ー0)0東海大●
◆コメント◆
八戸了監督
──今日の試合を振り返って
レベルの差がありすぎて、参考になる内容ではなかったんですけども、ただ、こういう試合で、内容的にだらっとした内容になると翌日まで引きずっちゃうこともあるので、そこだけはないようにっていうことでやってきました。
──明日の東洋戦への対策
そうですね。今年秋の試合も含めて、いろいろ特徴的なところも練習の中で対策してきたつもりではいるので、あとは体調万全にして、もうやるべきことをやるだけですよね。
──明日への意気込み
うん、なんとしてもね、このベスト8を突破して優勝ですね。頂上を取るだけだと思ってるので、全力で頑張ります。
種市選手
──リーグ戦からインカレまでの調整
特に変えたことはないんですけど、最後の試合ってことなので、細かいところの質が大事になってくると思うので、ひとつひとつ細かいところのプレーを確認してきました。
──今日の試合を振り返って
相手は格下のチームで、難しいところもあったんですけど、最終的には0失点で抑えられたのでよかったかなと思います。
──明日の東洋大との一戦について
やることはそんな変わらないんですけど、やっぱり東洋のインカレの時ってのはプレーがすごいシンプルだったりして、強いチームになるのでそこをこっちが負けないようにメンタルでも技術でもしっかりプレーすれば勝てるのかなって思います。
堤選手
──今日の試合を振り返って
今日の試合は1ピリのスタートからみんなの足が重くて明日の試合に向けての試合ということで、今日の試合に集中できていなかった部分がちょっとあったのかなと思います。
──自身のハットトリック達成、4点を決めた個人として
個人としては、足も動いて点もたくさん決められたのでその部分はよかったかなと思います。
──次戦に向けて一言
絶対に勝ちます。
下坪選手
──今日の試合にはどのような気持ちで臨んだか
明日東洋戦を控えているので、明日の東洋戦に向けてみんなでいい動きをして、東洋戦に繋がるように意識して臨みました。
──今日の試合で良かった点は
相手を見ないで、みんながみんならしいプレーをできてよかったなと思います。
──4点決めていたが今の感想は
別に点数どうこうじゃなくて、チームのみんなが僕に繋いでくれて決められたって感じなので、特に僕がなんかしたってわけではないんです。
──シュートや攻撃面で練習してきたことは
エントリーでフィニッシュまで行くっていうこと決めてたので、最後しっかりシュートで終わるっていうこと徹底できたのが点数をたくさん取れたところに繋がると思うので、これからも継続して頑張っていきたいと思います。
──東洋大戦へ向けて意気込み
東洋とはもう因縁の対決みたいな感じなので、明日勝ってそのまま優勝できるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。
◆お知らせ◆
次戦は12月27日(金曜日)にテクノルアイスパーク八戸で行われる対東洋大戦です。
(記事:塚越香都、野村真・写真:福田菜緒、水崎菜花、野村真)
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