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7-2で大東大撃破、連覇へ王手ー第98回日本学生氷上競技選手権大会 ファーストディビジョン 対大東大戦

2025年12月27日 ダイドードリンコアイスアリーナ

激闘の東洋大戦から一夜明け、迎えた大東大戦。途中失点を許したものの、攻めの姿勢を崩さず7-2で勝利し、決勝進出を決めた。

主将の角丸陸斗(国経4)は「疲れもあってか、思うようなプレーではなかった」と話しつつも、「結果的に勝ちで終われたのは良かった」と評価した。

 

〈第1ピリオド〉

開始から約10分間、両者の攻防戦が続く。試合が動いたのは、鈴木渡硫(商3)のシュート。下坪久晃(商4)と荒木零士(総4)の4年生コンビのアシストを受け、ゴールを割った。流れをつかんだ中大は、荒木と澤口輝(商3)からつながったパスで、下坪が得点を重ねる。DF2人とFW3人で「セット」を組むアイスホッケー。セット内における強固な連携を見せつけた。

▲先制点を挙げた鈴木

しかし第1ピリオド終了間際で相手にゴールを許し、試合は第2ピリオドへ。

 

〈第2ピリオド〉

第2ピリオド前半は相手の強固な守備に阻まれ、なかなか決定機をものにできない展開が続く。試合が動いたのは残り10分を切ったところ、関椋太(商1)のシュートが外れた直後、すかさず自らパックを拾いに行き、横須賀大夢(総4)へつなげ、再びチャンスを作る。横須賀が相手DFとGKを引きつけると、ゴール前でフリーになっていた角丸へパスが通り、角丸が落ち着いて決めて3-1と突き放した。さらに、澤口のパスを受けた高崎泰成(総3)がロングシュートを放ち、こぼれ球を齋藤陽大(文1)が逃さず押し込み、貴重な追加点を挙げた。その後、大東大のペナルティでパワープレーとなるが、残り1分17秒、中大のミスからパックを奪われ、飛び出した相手にGK高瀬優一朗(総1)との1対1を決められて失点。1点を返されるも、4-2とリードを堅守し第2ピリオドを終えた。

▲追加点をあげた齋藤

 

〈第3ピリオド〉

リードは保っているが、油断を許さない。小岩獅竜(商1)のパスを受け取り、中谷采士朗(総1)がゴール横からシュート。追加点を挙げた。角丸、森星輝(文3)、横須賀も鋭いシュートを連発。中大の攻撃がゆるむことはなかった。大東大も攻撃を試みるも下坪のパスカットにより阻まれる。自陣へ近づけることさえ許さない。試合も終盤に差し掛かった頃、伊藤一海(商1)、中谷が得点を挙げ、さらに相手を突き放す。最後、ゴール前まで詰められるが、高瀬の好セーブにより第3ピリオドを無失点で終えた。

▲第3ピリオド3点をあげた3セット目

 

ついに連覇へ王手をかけた中大。果たして選手たちは笑顔で大会を終えることができるのか。

「あとはもう勝つだけ」(角丸主将)。一瞬たりとも見逃せない戦いが始まる。

 

◆試合結果◆
〇中大 7(2-1、2-1、3ー0)2大東大●

 

◆コメント◆

八戸監督

ー今日の試合を振り返って
前半なかなかスコアに結びつかずに、ちょっと展開も良くなかったんですけど、3ピリからようやく自分たちの流れができてきて、終わってみればっていうゲームではありました。うん、舞台が整ったんで、結果として良かったと思います。

ー明日への意気込み
ほんとにね。2連覇っていうことをチームの大目標として掲げてやってきたんで、なんとしても達成できるように、選手とひとつになって頑張っていきたいと思います。

 

◆お知らせ◆
次戦は12月28日(日)にダイドードリンコアイスアリーナで行われる対明大戦です。

 

(記事、写真:塚越香都、福田菜緒、田中のぞみ、水﨑菜花、森本咲羽)

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