11月4日 ダイドードリンコアイスアリーナ
前回の試合で1巡目に続き明大に大敗を喫した中大は、同じく1巡目で惜敗した早大との一戦に臨んだ。リベンジに燃えた中大は先制点を奪い幸先良いスタートを切ったように見えたが、その後の早大の猛攻を止めることができず、最終スコア5-3でまたしても敗北。2連敗となった。
〈第1ピリオド〉
先制点を奪ったのは中大だった。開始約5分、相手のペナルティにより数的有利の状況を作り出すと、宮本明朗(総3)、矢島翔吾(総2)とつなぎ、最後は徳光陸(文3)が振り抜きゴール。最高のスタートを切った。その後は互いにシュートを放つも両ゴーリーが好セーブを連発、攻守が目まぐるしく変わる展開となった。試合が動いたのは開始13分47秒。中大が猛攻を仕掛けシュートまでもっていくも決まらず。すると早大がそのパックを一気にリンクを駆け抜け中大のゴール前まで運び攻守逆転。そのまま勢いよくゴールに突き刺した。一瞬の同点ゴールに早大ベンチからは歓声が上がった。その後はゴールが生まれず第1ピリオドは1-1で終了した。
▲パックをキープする阿部主将
〈第2ピリオド〉
同点で迎えた第2ピリオド開始約2分、一瞬のスキを突かれ早大にゴールを決められる苦しい立ち上がりとなった。そのまま相手の猛攻は続き中大はシュートを放つことさえできない苦しい展開に。必死に守る中大だったが開始13分とうとう早大に追加点を決められ3-1とされる。その後はシュートを放つも相手ディフェンスを崩すことができず、ゴールが遠い中大。そのまま第2ピリオドは終了。シュート数は中大4、早大17と大きく差をつけられた。
▲シュートを放つ荒木翔伍(法1)
〈第3ピリオド〉
2点差を追いかける中大は序盤に小原匠磨(総2)が狙いすましシュートを放つもキーパーの好セーブに阻まれる。するとその直後、相手に一瞬のスキをに突かれ痛い追加点を奪われてしまう。3点差となり後がない中大は反撃に出る。試合終了残り5分、ゴール前まで運んだパックを中村宗史(総2)がゴールに突き刺した。さらにそのわずか20秒後、勢いのまま矢島翔吾(法2)がパックを押し込み追加点を奪う。1点差となり勢いに乗ったかと思われた中大だったが試合終了間際、全員で攻めに転じたすきを突かれ相手にパックをゴール前まで運ばれてしまう。なんとかゴールは防いだものの、中大選手にペナルティ。さらにそのペナルティで止めた攻撃が認定ゴールとなり、中大にとって致命的となる1点が相手に入った。そのまま試合は終了。最終スコア3-5で再び敗北を喫した。
▲相手選手と競り合う矢島
明大に続き1巡目に敗北した相手に再び敗北を喫した中大。最終戦の相手は1巡目でサドンデスにもつれ込む大接戦となった東洋大。最終戦を勝利で飾り有終の美を収めてほしい。
▼試合結果▼
●中大3(1-1,0-2,2-2)5早大〇
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部