2024年5月17日 埼玉県・笹目公園野球場
春季リーグ4勝0敗で迎えた第5戦、中大は先発・牧温人(法3)が序盤苦しむも打撃陣のカバーもあって前半戦5戦5勝。優勝そして全国大会へ、大きく前進した。
中大の先発はエースの牧。
2回裏1死、初球を振り抜いた牧の打球はフェンスを軽々と越えレフト場外へ。
「変化球に張って、初球を思い切り振り抜けた。打った瞬間ホームランだとわかるいい当たりだった」と振り返るホームランで中大は先制に成功する。
▲先制ホームランを放ち笑顔の牧
勢いに乗りたい牧だが、3回表、先頭に内野安打・牽制悪送球によりピンチを広げてしまう。1死後1番にレフトへツーベースを打たれ、同点。相手のバントもあり2死まで漕ぎ着けるも、3番にレフトオーバのツーベースを浴び、逆転を許してしまう。
エースの失点をカバーするように、3回裏1死から2番の小牧(経2)がレフトへのツーベースでチャンスメイク。続く3番片倉(法2)がフォアボールで繋ぐと、チャンスで5番の牧に打席が回る。
前打席の感触そのままに、火を吹くような打球はレフト前へ。牧の自援護で中大は逆転に成功した。
味方から再度援護点を得た牧は4・5・6回を抑えるも、中大も相手投手からチャンスは作るも得点には繋がらず試合は7回へと進んだ。
▲牧は3失点完投でチームを勝利へと導いた
7回表、牧は1死後フォアボールから盗塁を許し、2死三塁のピンチを招く。1番にライト前ヒットを浴び、同点に追いつかれてしまう。
7回裏、好投を続ける牧を援護したい中大打線は、1死後3番片倉のセンターオーバーのツーベースでチャンスを作り、4番福島がピッチャー強襲の内野安打で出塁。5番牧はショートへの併殺コースも、全力疾走。併殺崩れで2死一塁三塁となる。
6番笠井(経3)の打席で、一塁ランナー牧はディレードスチール。牧が一二塁間に挟まれている間に、三塁ランナー片倉がホームに生還。ホームへの送球が逸れ、牧は一気に三塁を陥れた。
相手のエラーで1点を勝ち越し、なお2死三塁で笠井の打球はレフト前へ。追加点が入り中大5点目。
▲打席に立つ片倉
100球を越えてから、牧はギアをあげ8回9回を無失点ピッチングで3失点完投勝利。
中大は5−3で、5連勝。
春季リーグ優勝に向け、中大軟式野球部の快進撃は止まらない。
コメント抜粋:牧主将
―個人の目標はありますか?
打撃のタイトルは今何か一つは取りたいなと、優勝したらMVPもあるので、そこはこだわっていきたいかなと思っています。
◆試合結果◆
●国学大3 - 5中大○
国学大002 000 100=3
中 大012 000 200=5
(記事:小林想 写真:湊谷昂太郎)
公式X(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)