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牧粘投!意地のドローでリーグ単独首位浮上ー令和6年度東都学生軟式野球春季リーグ戦対専大

2024年5月23日 埼玉県・笹目公園野球場

春季リーグ5勝0敗で迎えた第6戦、中大は先発・牧温人(法3)が投打にわたる活躍を見せる。先制点を許すも、自身の本塁打で追いつき、引き分けでこの試合を終えた。

中大先発の牧は初回、連打を浴び、満塁とする。内野ゴロの間に1点を失い、専大に先制を許す。


▲先発投手の牧、この試合も好投を見せる

打線は初対戦の投手、風間(専大)をなかなか攻略できず、苦戦を強いられる。

試合が動いたのは7回表、中大の攻撃。この回先頭の牧が浮いたスライダーを振りぬいた当たりは左中間へ。本塁打を放ち試合を振り出しに戻す。この一本について牧は「初球、甘いボールが来たら絶対振りに行こうと思ってたんで。それが実践できたので、いい打席の内容だったと思います」と振り返る。


▲本塁打を放ち、チームメイトと喜びを分かち合う牧

自らの援護点も助けとなり、ピッチングの調子も上がってきた牧。初回以外は点を与えることのない完璧な投球を見せる。守備陣もハッスルプレーを連発させた。7回には片倉裕文(法2)が鋭いセンターへの当たりを好補し、8回には三塁手の福島諒平(文3)がファールフライをダイビングキャッチでアウトにする。「打撃で返せていない分、守備で完璧にしようという思いです。牧を助けられてよかったです」と福島は安堵の表情を浮かべた。

迎えた最終回の攻撃、先頭の福島が右二塁打を放ちチャンスメイク。牧の四球、織田尚(商3)の投安打などで1死満塁のサヨナラのチャンス。しかし、後続が倒れ、このチャンスをものにすることができず、規定により引き分けとなった。

このゲームで、リーグ単独首位に浮上した中大軟式野球部。試合後に片倉、福島が共に口にした「今日負けなかったことが大きい」という言葉。全勝優勝への夢はまだ途絶えなかった。残り4戦、チーム一丸となって勝利を目指して戦っていく。

◆試合結果◆
中大1 - 1専大
中大000 000 100=1
専大100 000 000=1

◆お知らせ◆
次戦は5月29日(水曜日)に笹目公園野球場で行われる対明学大戦です。

(記事:松岡明希、写真:松本あゆみ)

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