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入れ替え戦勝利!総力戦でつかんだ1部残留-関東学生ソフトテニス秋季リーグ入れ替え戦

2024.11.16 東京経済大学武蔵村山キャンパステニスコート

関東学生秋季リーグ戦で1部最下位に沈んだ中大は、入れ替え戦で2部1位の東海大と対戦し3-1で勝利。1部残留を勝ち取った。

1勝4敗で終えたリーグ戦は、これまで出場チャンスがなかった3年生以下に経験を積ませ、先を見据えるオーダーで臨んだが、この日は4年生の姿が見られた。「彼らも薄々感じてはいて準備してくれていたので、そのあたりさすが4年生だなと思う」(大門監督)と頼もしい4年生が再び加わり、1部残留に向けて総力戦で臨む形となった。

▲試合前円陣を組む中大

第1ダブルスには武市大輝(法3)・中尾彦斗(経1)組が出場した。リーグ戦は勝ち切れない試合もあり不完全燃焼に終わったが、今回は相手に1ゲームも奪われず完勝。中尾のボレーが決定打になるシーンも多く、隙を見せない戦いで中大は幸先の良いスタートを切った。

続いて濵田祐(経4)・髙田翼(経4)組が出場。リーグ戦はサポートに回った4年生ペアがここで勝利をつかむべく登場した。最初の3ゲームを連続で取った後、追い上げを受けゲームカウント4-2としたが、最後は精度の高いサーブで相手を崩し、5-2で勝利した。

▲安定したプレーを見せた髙田(左)と濵田

ここまで2連勝とし、残留決定まであと1本となった中大は、続くシングルスで幡谷康平(法4)が松本隼と対戦。序盤から相手に押されラリーを制することができなかった幡谷は、いきなり3ゲームを連続で奪われる。なんとか1ゲームを取るも及ばず敗戦となった。

第4ダブルスで出場したのは鈴木亮太朗(経3)・関川結斗(法2)組。鈴木は2カ月ほどダブルスから離れていたこともあり、調子が上がらなかったというが「強気で向かっていけ」という監督の言葉もあり、この一戦に臨んだ。

関川のスマッシュやボレーがさえ、徐々に鈴木もラケットを振れるようになり、最初の2ゲームを奪取。その後の2ゲームを取られ2-2とされた後は、1ゲームずつ取り合う一進一退の攻防となった。勝負のファイナルゲームでは、ここでなんとか1勝しイーブンに戻したい相手に対し、両選手は積極性を失うことなく攻め続けた。ゲームポイント4-4で並んだ後は相手に分があり、5-7で敗れたかと思われたが判定が覆り、仕切り直し後要所で攻め切った鈴木・関川組が勝利。異例の展開でもリズムを失わず、激戦を制し、全員が喜びを爆発させた。

▲勝負を決めた関川(左)と鈴木

この結果を受け、最終ダブルスを残し勝利をつかんだ中大は1部残留を決めた。今回は4年生の力もあったが、今後はいよいよ新体制に移行し3年生以下で戦うことになる。新チームの現状の課題について大門監督は「ゲームを作る部分が少し雑になっている」と語った。個性が強みとなるからこそ、長所は伸ばしながら短所を減らしていくことが求められる。また、新たに主将に就任した菊池龍生(文3)はチームの目指す姿について「個人の能力を出し切れれば優勝を狙っていけると思う。誰かの力に頼るのではなく、全員が力を出し合うチームにしたい」と述べた。

団体戦の今季主要大会は終了したが、来年また関東1部で、そしてインカレで戦うための新たな1年が始まる。

 

◆試合結果◆

○中大3-1東海大●

武市・中尾組5-0沼田・藤田組

濵田・髙田5-2木村・中川組

幡谷康平1-4松本隼

鈴木・関川組5-4青木・松野組

中川雄太(経2)・谷口健斗(経1)組-松本航・反保組

 

(記事、写真:琴寄永里加)

 

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