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接戦も最終ピリオドで勝ち切れず、連敗を喫すー2021年度関東学生水球リーグ戦 対筑大

2021年6月13日 会場非公開

前日の開幕戦で早大相手に敗北を喫した中大。2戦目は昨年のインカレで大敗した筑大との一戦。昨年のインカレでのダブルスコアで敗北という雪辱を晴らすべく、総力戦で戦いに臨んだ。

第1ピリオド(以下:P)は早大戦に続いて髙橋英佑(文4)が幸先よく先制すると、笠間栄佑(文2)、谷建吾(文2)らの得点でこの回3点を挙げる。しかし、筑大も負けずに4点を挙げ、一進一退の攻防が続き、3-4の1点差で第1Pを終えた。

▲ディフェンス陣の中核を担った髙橋(左)とキーパーの浦野充規(文3)

何が何でも逆転したい中大。しかし、第2Pは強固なディフェンスに阻まれる形で点が入らない。更に、筑大のオフェンスに圧倒されて点差は4に広がる。しかし、中大は諦めない。第3Pでは開始早々に後藤清吾主将(文4)が4点目を挙げてチームを鼓舞し、ディフェンスでは髙橋と笠間を中心とした陣形でボールを奪い、シュートに持ち込ませない。「絶対に追いつくぞという強い気持ちがプレーに現れた」(後藤主将)とディフェンス陣の奮闘に応えるかのように、谷、髙橋、竹村翔太郎(文3)がシュートを決め、一挙3得点の猛攻で筑大に食らいつく。残り時間が少なくなってきた中で、藤井渉(文3)の連続シュートで遂に勝ち越しに成功した。このPだけで6点を挙げ、戦況は逆転した。ところが、残り2秒を迎えたところで筑大に同点のシュートを決められ試合は9-9の振り出しに。全ては最終Pに持ち込まれた。

▲この試合3得点を挙げた藤井

迎えた運命の第4P。ルーキーの竹村駿太郎(文1)が前半にシュートを決めて再び勝ち越しに成功。何が何でもこの1点を守り切りたい中大だったが、筑大の反撃も早く同点に追いつかれると、勢いを止められずに痛恨の3失点となり、再び勝ち越しを許した。中大も藤井がこの試合3点目を挙げるなど、反撃の糸口を探り続けるも、得点は1点に留まり、あと一歩及ばすに11ー13で試合終了。開幕戦に続き痛恨の二連敗となった。

 

試合後、「前評判では筑波が1番強いといわれている中で、しっかり自分たちの良いところが出せたというのはよかったなと思うが、勝ちまでもっていくことができなかったのは残念だった」と振り返った山内監督。リベンジはならなかったものの、優勝候補筆頭の筑大をあと一歩まで追いつめ、中大水球部の底力とチーム力の強さを感じられた試合となった。この悔しさを胸に、次戦で更なる活躍を見せることに期待したい。

 

◆試合結果◆
●中大11ー13筑波大〇
(3ー4、0ー3、6ー2、2-4)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部