10月25日 千葉県総合スポーツセンター軟式野球場
先日は筑波大、慶大に連勝した中大。準決勝では今年の秋季リーグの覇者日体大と対戦。リーグ最多優勝の強豪に対して果敢に挑むも、４回コールド負けに終わった。
中大は１回表に３番西村健佑（理工３）が四球を選んで出塁するも、後続を三振に打ち取られて無失点に終わる。
先発は昨日に続いて歳川幹大（経４）が登板。二試合連続の登板によって「試合前からテーピングしてやっと投げれる状態だった」（歳川）。立ち上がりから四球で走者を出す苦しい展開に。二人目は抑えるも、続く３番打者に痛恨の本塁打を打たれて２失点。それでも後続を抑えて失点を２に留めた。
▲昨日に続いて力投した歳川
歳川を援護したい中大。昨日二試合で24得点をたたき出した中大打線に逆転の期待がかかったが、日体大の先発福地を打ち崩せず、２回以降無四球無安打で抑えられた。
２回裏、四球と失策から無死満塁のピンチを招く。一人目は三振に打ち取るも、押し出し四球と失策が絡みこの回５点を失った。続く３回も、日体大打線を抑えられず、３回までに点差は９へと広がる。
４回表には福地から野本へ交代。打順は昨日慶大戦で本塁打を放った２番大川智（商３）に回る。何としても点をあげたい局面であったが野本の速球に翻弄され、見逃し三振に終わり、後続も二者連続三振に倒れた。そして迎えた４回裏。無死三塁の展開となるも、中大生として最後のマウンドに立った歳川は動揺を見せない。最終的に四球となった投球が暴投となり、その間に三塁走者が生還してゲームセット。中大は今大会３位に終わった。
▲表彰状を受け取る三木勇侍主将（経３）
最後は完敗したものの、今年度初となる実戦経験を積むことができた中大。「強豪との対戦でいい経験ができた。今回は楽しむことも重視していたので、久しぶりに皆でソフトボールができて嬉しかった」（三木主将）と実戦でプレーできることの重要さを語った。練習が10月までできなかったのにも関わらず、ブランクを感じさせないプレーを発揮した中大ソフトボール部の底力と根性を大いに感じた。卒業後も社会人でソフトボールを続ける歳川と中大ソフトボール部のさらなる活躍に期待がかかる。
◆試合結果◆
チーム １２３ ４ ＝計
中 大 ０００ ０ ＝０
日体大 ２５２ １ ＝10
（４回コールド）
記事・写真：「中大スポーツ」新聞部
