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インカレ初戦を完封勝ちで制す!ー全日本大学男子ソフトボール選手権大会 対大阪府立大

9月6日 富山・岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場

8年連続で出場している今大会。初戦は「対戦したことがない」(金澤寿明主将・商4)という大阪府立大との対戦となった。試合は大川智(商2)の二塁打で先制点を挙げると、5回にも追加点を奪って大阪府立大との差を広げた。投げては歳川幹大(経3)が7回無失点の好投。5-0で完封勝ちを収めた。


▲先制点に沸き立つベンチ

中大の後攻で試合は始まった。中大の先発はエース歳川。「バタバタしないように落ち着いていこうと思った」(歳川)。1回表を無失点に抑える上々の立ち上がりを見せる。1回裏は先頭の大川が安打で出塁するも、後続の打線がつながらない。その後も両者、スコアボードに0を刻んだ。試合が動いたのは3回裏。下位打線が四球と安打で無死一、二塁の好機を作ると、ここで迎えるは1番・大川。「歳川さんがいいピッチングをしてくださって、打線も繋いでくれたので(一本)出そう」という気持ちだった大川が放った打球は詰まりながらも右方向へ。この打球に対して、右翼手が前に出てきてダイビングキャッチを試みるも捕球できず、2点適時二塁打となり、中大が先制に成功した。その後2死一、三塁と再び得点の好機とするも、右飛に倒れ追加点を奪うことはできなかった。


▲先制点をたたき出した大川

援護をもらった歳川は4回表、安打と失策が絡み2死満塁とされるも、「余裕を持って投球することができた」と歳川は続く打者を遊飛に打ち取り、無失点に抑えた。その裏、中大は内野安打で出塁するも、2つの三振と塁上死で上手く流れをつかむことができない。しかし、5回表に2死から右翼手、門馬邦治(経4)の好捕で再びリズムを作り直すと直後の5回裏、先頭打者の西村健佑(理工2)がこの日、2安打目となる内野安打で出塁する。ここから1死一、二塁の好機で3番・道祖土拓真(商3)が打席に立った。「大きな舞台で自分の長所である打撃を発揮できるように振り込んできた」と道祖土。初球をたたくと打球は右中間を真っ二つに破る2点適時三塁打となり、これで4-0と貴重な追加点を奪った。直後に暴投による得点も加え、中大が試合の主導権を完全に握った。そして好投を続ける歳川は6回を三者凡退に抑えると、最終回のマウンドへ。先頭打者を門馬のファインプレーで打ち取って1死。続く打者には四球を与えるも、二者連続三振で試合を締めくくり、中大の勝利を決めた。


▲7回を完封した歳川

金澤主将は「雰囲気良く、楽しく試合をするようにした」と話し、初見の投手対策としては「高めのライズボールを切るように意識」し、大半が見逃せたことを今試合の良かった点に挙げた。明日の対戦相手は同じ東京都リーグ1部で戦う強豪日体大。「相手のペースにのまれずに自分たちのソフトボールをしたい」(金澤主将)。早くも山場を迎えた中大。一つでも上の順位を目指すべく、強敵に立ち向かっていく。

◆試合結果◆

 チーム   123 456 7=計

大阪府立大  000 000 0=0

中   大  002 030 ×=5

 

◆お知らせ◆

次戦は9月7日、富山・岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場で日体大との試合が行われます。試合は9時開始予定です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部