2021年10月10日 東京辰巳国際水泳場
インカレ最終日。中大からは50㍍自由形で三連覇を成し遂げた川根正大(法4)、東京五輪日本代表の池本凪沙(法1)らが出場。川根は惜しくもタッチの差で優勝を逃したものの、力泳を見せ準優勝。池本は1年生ながら3位表彰台でインカレを終えた。
最終日1種目目、400㍍個人メドレーに出場した入澤愛(文4)。予選を8位で通過し、決勝では順位を大幅に上げ4位入賞を果たした。最後のインカレで好成績を収めた。
▲観客席の応援に応える川根
注目の男女100㍍自由形。女子からエントリーランキング1位の池本、男子から川根・古川皓基(総3)が出場。優勝確実と思われていた池本だが、一度も先頭に立てないまま3位でフィニッシュ。それでも初インカレで表彰台に上がり、来年につながる結果となった。
男子100㍍自由形には、五輪出場者でありエントリー選手で唯一48秒台を保持する、関海哉(日大)という最強のライバルが出場。川根は50㍍の折返し地点でトップに立ちインカレ二冠も見えたが、タッチの差で関に競り負け準優勝。優勝とはならなかったものの、最後は笑顔を見せた。古川は0・09秒自己ベストを更新し、4位入賞を果たした。
他にも男子100㍍背泳ぎで遠藤柊斗(法3)が7位。200㍍背泳ぎ4位に続いての入賞となった。男子200㍍平泳ぎでは稲垣大智(法4)が8位入賞を果たした。
▲飛び込む瞬間の池本
インカレ最終種目は昨年準優勝果たした男子4×200㍍フリーリレー。全員が昨年の同種目出場メンバーであり十分に優勝を目指せたが、本多灯擁する日大、昨年優勝の近大に及ばず3位。しかし大西翼(経4)以外のメンバーが残り、前回の記録を1秒69更新したこともあり、今後につながること間違いないだろう。
男子総合は299.0点で4位と天皇杯奪還とはならず。2014年以降天皇杯から遠ざかっている中大。過去に11連覇を成し遂げた最強中大の復活は来年に持ち越しとなった。
▲競技後笑顔を見せる4×200㍍フリーリレーメンバー
3月には5月に福岡で行われる世界水泳の日本代表を決める予選会がある。今大会をの結果を踏まえ、5ヶ月間選手たちは調整を図るだろう。中大から多くの選手が世界水泳で活躍する姿を見せてくれることに期待したい。
◆大会結果◆
④男子総合 299.0点
女子400㍍個人メドレー 決勝
④入澤 4分50秒26
女子100㍍自由形 決勝
③池本 55秒75
男子100㍍自由形 決勝
②川根 49秒29
④古川 49秒56
男子100㍍背泳ぎ 決勝
⑦遠藤 55秒75
男子200㍍平泳ぎ 決勝
⑧稲垣 2分11秒87
男子4×200㍍フリーリレー 決勝
③中大(井本一輝→古川→大西翼→遠藤光) 7分17秒22
女子400㍍個人メドレー 予選
⑧入澤 4分50秒16
男子400㍍個人メドレー 予選
⑮澤田夏樹 4分22秒50
⑱岩崎幹大 4分24秒16
㉗大武誠之 4分26秒75
女子100㍍自由形 予選
④池本 56秒19
男子100㍍自由形 予選
①川根 49秒57
⑦古川 50秒07
㉗中杉勇斗 50秒60
女子100㍍背泳ぎ 予選
⑰今野凛々香 1分3秒96
男子100㍍背泳ぎ 予選
⑦遠藤柊斗 55秒82
㉔武蔵尚 56秒80
女子200㍍平泳ぎ 予選
⑨緒方温菜 2分11秒73
㉛疋田亜莉奈 2分41秒65
男子200㍍平泳ぎ 予選
⑦稲垣 2分11秒73
㉚幸田太一 2分15秒54
㉟山本聖蓮 2分16秒00
男子4×200㍍フリーリレー 予選
③中大(井本→大西→遠藤光→澤田) 7分21秒84
(記事、写真:坂井真子)
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