2024年6月29日 東京アクアティクスセンター
伝統ある日本大学との対抗戦が先月29日に行われ、両校の白熱した応援のもとで、し烈なレースが繰り広げられた。結果は日大勝利に終わったものの、複数の種目で中大選手が1位に輝いたほか、自己ベストを更新するなどインカレに向けて実りある大会となった。
▲接戦の800㍍リレーを制し喜びを見せる選手ら
女子400㍍メドレーリレーでは、1年生の弘中花音(文1)が第1泳者として泳いだ。50㍍地点で折り返した時にはすでに身体一つ分の差を広げ、引き継ぎ後の楠田夢乃(文1)、長谷川葉月(文2)、アンカーの澤野莉子(文2)まで堅調にリードを維持。4分06秒66でゴールした。
男子はスタートの三光哲平(法3)から、山本聖蓮(法4)までは中大優勢でレースを進めた。だが日大の第3泳者でパリ五輪バタフライ代表の寺門が、光永翔音(商1)からトップを奪取。最終泳者の小山陽翔(法3)でも、逆転はかなわずフィニッシュとなった。
▲女子第2泳者の楠田
女子背泳ぎ種目では、200㍍で今野凛々香(文4)が2位に2秒以上の差をつけ1位、100㍍で弘中がトップに立った。弘中は100㍍自由形でも優勝している。男女ともに優勝した種目は、長森流楓(文2)・松川晟士(法4)の200㍍バタフライと、長谷川・東方琉河(総1)の50㍍自由形の2種目。長谷川は100㍍バタフライでも優勝した。
このほか、女子は200㍍平泳ぎで楠田、男子は400㍍自由形で中山響(総2)、100㍍平泳ぎで谷藤大斗(法3)が1位となった。
▲男子200㍍バタフライで1位の松川
最終種目800㍍フリーリレーでは、女子1チームと男子3チームで出場した。女子は弘中・今野・楠田・澤野というオーダーで泳ぎ、弘中まではトップを保ったものの、そこから抜きつ抜かれつの接戦に。400㍍リレーに続きアンカーを任された澤野で盛り返し、日大と0秒03差の8分17秒14でゴールした。
男子は蓮沼椋祐(経2)・光永・池上泰正(商2)・坂本琉耶(経2)の中大Aチームが途中2位まで浮上する泳ぎを見せるも、後半にかけて先頭集団に引き離される展開。そこから巻き返せず4位でフィニッシュとなり、中大B、Cチームと続いた。
なお各個人種目の1位から6位までに与えられる得点と、リレー種目の優勝大学に与えられる得点の総合得点は112-178で、日大の勝利となった。
▲澤野のフィニッシュ直後の女子リレーチーム
水球部門では、中大が7-13で敗戦。ここ数大会は中大が勝利を収めていたが、日大の優勝を許す結果となった。
▲試合前に円陣を組む選手
(記事:桑沢拓徒、写真:桑沢拓徒・松浦有紗・白旗風花・森田華瑠)