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競泳インカレ、中大最初のメダルは1年弘中 池本は100m自由形連覇―第100回 日本学生選手権水泳競技大会・1日目

男子400m個人メドレーB決勝

髙岡は序盤、同列のレースを演じるも100m付近から後方に転落、その後は徐々に引き離される形となり、8位からの巻き返しはかなわず4分25秒29でフィニッシュした。予選で自己ベスト大幅更新の好調さを見せるも「疲労感もちょっとあったので、まだまだ甘い」と反省。一方で「 1 点取って、中央大学に少しでも力になれたことはすごくうれしい」とし「最低限の仕事はできた」と振り返った。3日目の200m個人メドレーに向けては「自分は中大でも一番勢いのある選手の1人だと思うので、2 個目でもしっかりベストを更新して、チームをもっと盛り上げられたら」と話した。

 

男子200m背泳ぎB決勝

レースは100m付近までほぼ動かず同列に。赤坂は150m辺りで失速し、徐々に遅れる形になった一方で、150mまで4位で泳いでいた三光がラスト50mで一気に追い上げトップに躍り出た。そのままゴールし1分59秒78。赤坂は2分1秒35となった。

三光は「A決に残れなかったので、B決では絶対に1番を取らないといけなかった」と強調し、ベストを更新してのフィニッシュとなったが「勝負に勝とうとして、ベストがついてきた感じ」と冷静に語った。

 

女子200m背泳ぎ決勝

8人中5人が1年生のレースとなる中、弘中は序盤から3番手につけると、そのまま堅調に順位を維持。ともに1年生の長岡愛海(神奈川大)、水野柚希(早大)を追う形となり、後半若干引き離されるも3位でフィニッシュした。中大にとっては今大会初のメダルとなり、「後の人たちに良い流れを作ったかなと」と話した。メダルの感触を聞くと「ゴールドが好きなので、金メダルが良かったなっていうのは本当に素直な気持ち」とこぼしたが「久しぶりに表彰台にのって、大きな舞台でメダルを取れたことがうれしい」と喜びを語った。

▲表彰台で笑顔を見せる弘中

 

女子100m自由形B決勝

長谷川は序盤から勢いある泳ぎを見せ、終始自身のペースを保っていたが、追い上げには至らず56秒45の5位に終わった。レース後には「思ったより遅くて言葉にできない」と難しい表情で話した。調整について「ここのところはうまくいっていた」としたものの「決勝でここまで落とすことがなかったので、想定外すぎてちょっと戸惑っている」と続けた。

 

男子100m自由形B決勝

小山は50mでは2位で折り返し、75m付近まで先頭争いを繰り広げたものの、終盤に他選手の逆転を許し6位に。タイムは50秒53。

 

女子100m自由形決勝

レース展開は、序盤から集団を飛び出した池本と神野ゆめ(中京大)との一騎打ちの格好に。50m地点では神野にトップを譲っていたものの、終盤逆転すると頭一つから徐々にリードを広げ54秒09でゴール。昨年に続く優勝となった。レース前、神野に求められハグを交わした一幕について「2人でワンツーしたいという意味も込めて」と話し、「ここまで仲の良い選手ははじめて」とも述べた。またオリンピックの経験から「自信とか覚悟を持って挑みやすく思えることできた」と話した上で、緊張をも「楽しめるようにしていけたら」と強調した。

▲神野(左)とともに笑顔を見せる池本

 

男子100m自由形決勝

蓮沼、光永ともに先頭に食らいつく力泳を見せるも、引き離された上位3人の逆転はかなわずそれぞれ49秒86の4位、49秒89の5位となった。蓮沼は「自分の持ち味は後半」と前置きした上で、「前半ついていければ良いレース展開はできると思っていたので前半に積極的に入ったが、思ったように周りについていけなかった」とした。一方で「自分の持ち味を生かすレースをできたので、それは良かった」とも評価した。

光永は日大豊山校時代、野球と水泳の二刀流に挑んでいたが、大学からは水泳に専念。その中で初のインカレに「去年の夏の大会終わってからずっと水泳1本真剣に練習してきたので、まだまだ満足してないですし、もっと上が出ると思っていが、けがとかいろいろやってしまった。良い経験だったかなと思います」と話した。100mバタフライやリレー種目に向けては「これよりも順位を上げて、中央大学の総合優勝に貢献できるように頑張りたい」とした。

 

決勝結果一覧

名前種目タイム結果
髙岡海斗(商2) 男子400m個人メドレーB決勝4分25秒298位
赤坂太成(経3)男子200m背泳ぎB決勝2分1秒358位
三光哲平(法3) 1分59秒781位
弘中花音(文1) 女子200m背泳ぎ決勝2分11秒883位
長谷川葉月(文2)女子100m自由形B決勝56秒455位
小山陽翔(法3) 男子100m自由形B決勝50秒536位
池本凪沙(法4) 女子100m自由形決勝50秒091位
蓮沼椋祐(経2)男子100m自由形決勝49秒864位
光永翔音(商1)49秒895位

 

なお1日目終了時点での学校対抗得点は、男子が42点で6位。女子が40点で3位となっている。

 

(記事:桑沢拓徒・松浦有紗、写真:渋谷海翔・橋本唯花)