• Twitter
  • facebook
  • instagram

大健闘!守護神安田が本領発揮!―2025年度関東学生水球リーグ戦 対日体大

2025年5月10日 東京アクアティクスセンター

リーグ戦初戦の相手は絶対王者日体大。中大は第1ピリオド(以下P)から日体大に主導権を握られてしまう。しかしながら、第3Pでは、中大の守護神である安田康太郎(文3)が好セーブを連発し、中大は4-1と日体大を上回った。第4Pでは、日体大が連続得点を挙げるなか、中大は手も足も出せないまま15点差となり、コールドゲームとなったが、中大のポテンシャルを予感させる試合となった。

第1P、日体大が5連続得点を挙げ、中大を圧倒する。中大は、飯島颯大(文2)がゴール前で待機しシュートを狙うも、飯島へのパスが通らない。第1P中盤、飯島へのパスはつながるようになったものの、日体大のディフェンス陣が立ちふさがり、ゴールを捉えることができなかった。中大が無得点のなか、日体大はさらに1点を追加する。好機が到来したのは開始7分。ペナルティースローを獲得し、森川翔(文1)が得点する。次の攻撃ターンでも森川が再び得点し、中大は4点ビハインドで第1Pを終えた。

▲2得点を挙げた森川

第2Pは、吉村光貴(文4)がセンターボールをとり、中大の攻撃ターンから始まるも、得点には繋がらなかった。一方で、日体大は淡々と連続得点を挙げる。日体大が優勢に試合を展開するなか、中大のベンチを沸かせたのは中山和亮(経2)。森川からパスを受けると、力強くシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。日体大優位の状態は変わらず、点差は開いていくものの、昨年から得点力に定評のある佐賀慶(経2)、第1Pからゴールを狙い続けた飯島が得点し、中大はなんとか食らいついていった。

▲見事なシュートでベンチを盛り上げた中山

第3P、中大は大躍進する。オフェンスでは、まず、森田晃輝(文4)からパスを受けた佐賀が得点。次に、日体大選手が退水し、数的有利のチャンスに中山がシュートを打ち込んだ。さらに森川のパスから吉村が得点すると、藤林佳聖(文3)もシュートを決めた。ディフェンスでは、安田が守護神の名に恥じぬ働きを見せる。なんとペナルティースローを含めた6本のシュートからゴールを守った。このPでは、4-1と、中大が日体大を上回った。

▲好セーブを連発した安田

第4P、中大は日体大に太刀打ちできない。中大はシュートを打つ隙すら与えられず、反対に日体大は次々とシュート放っていく。安田に代わりゴールを任された尾上黎真(文1)は懸命に反応するも、防ぐことはできなかった。あっという間に15点差となり、大会規定により、コールドゲームとなった。

終始日体大に圧倒された中大であるが、新たな戦力が頭角を現し、個々のスキルの成長も見られた。次戦の相手も専大と強敵だ。中大がその潜在能力をどこまで発揮できるか期待したい。

◆試合結果◆
●中大9(2ー6、3ー10、4ー1、0ー7)24日体大〇

(記事・写真:福田菜緒)

Twitter(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report