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後藤粘りの投球で今季2勝目 2000年春以来の開幕3連勝!-東都大学野球秋季リーグ戦 対駒大1回戦

9月11日 神宮球場

チーム 123 456 789=R H E

中 大 000 110 000=2 4 0

駒 大 001 000 000=1 9 1

[中]植田、後藤ー古賀

[駒]竹本、越智、上野ー前田

[本]なし

◆スタメン◆

1[遊]中川 拓紀(商2=宇治山田商)
2[中]五十幡亮汰(法3=佐野日大)
3[三]内山 京祐(文3=習志野)
4[二]牧  秀悟(商3=松本第一)
5[指]倉石 匠己(経3=東海大市原望洋)
6[捕]古賀 悠斗(法2=福岡大大濠)
7[右]森下 翔太(商1=東海大相模)
8[一]小野寺祐哉(経4=白鷗大足利)
9[左]大工原壱成(商4=桐光学園)

P   植田 健人(経2=興国)

 

開幕カードの亜大との試合では見事連勝で勝ち点を手にし、快調なスタートを切った中大。優勝に向けて連勝を伸ばすべく、駒大との一戦に臨んだ。

▲4回、三塁打でチャンスメークした五十幡

この試合の先発は、先週の亜大1回戦と同じく植田。立ち上がりから走者を許したものの、2回には五十幡の得点を防ぐ本塁へのダイレクト返球などもあって無失点で切り抜けた。

試合が動いたのは3回。二死から内野安打と四球で一、二塁のピンチを招くと、続く4番打者に中前適時打を浴びて先制を許した。何とか踏みとどまり、複数失点は免れたものの、この回有した球数は40球。駒大の各打者が粘って食らいつく姿が印象的だった。

▲同点の犠飛を放った内山

失点直後の4回表の攻撃は2番の五十幡から。3ボール1ストライクから5球目を思い切りよく振りぬくと打球は左中間へ。「外野の守備位置から少しでもずれたら二塁打、抜けたら三塁打をいつも狙っている」と迷わず2塁ベースを蹴ると、悠々と3塁を陥れチャンスメーク。そして続く内山がきっちりセンターへ犠飛を放ってすかさず同点に追いついた。

続く5回は先頭の古賀が今季初ヒットで出塁すると、二死から打席には「ラストシーズンなので楽しんでやろう」と今季初スタメンの大工原主将。際どいボールをしっかり見極め四球をもぎ取った。続く中川の強い打球はショート正面に飛んだが、これが相手遊撃手の失策を誘ってオールセーフに。少ない得点機をしっかりものにして、逆転に成功した。

▲3試合連続の好リリーフで2勝目を挙げた後藤茂基(商2=城西大城西)

先発の植田は4回にも二死からピンチを招いて降板すると、続いてマウンドに上がったのは3試合連続のリリーフとなる後藤。ピンチにも「しっかり準備が出来ていた」と後続を1球で仕留めて、逆転後の大事なイニングを無失点で切り抜けた。

後藤は5回、7回、8回と先頭打者を許したものの、「大事なところでは力を入れて三振を狙いにいった」と効果的に三振を奪って無失点に抑えた。最終回も二死から二塁打を許し、同点のピンチを迎えたが、最後の打者を「一番自信があるボール」という真っ直ぐで詰まらせ、食らいつく駒大打線を振り切った。

▲勝利を決め、バッテリーでガッツポーズ

これで後藤は早くも今季2勝目。数少ない得点機を確実にものにし、粘りと守りで勝ち取ったこの1勝は大きな意味を持つだろう。そして開幕からの3連勝は2000年の春季リーグ以来の19年ぶりとなった。「今日は点がなかなか取れなかった。次はいっぱい点を取ってピッチャーを楽にさせたい」と大工原主将。大型連勝、リーグ優勝へ、視界は良好だ。

◆試合結果◆

中大2-1駒大

 

◆お知らせ◆

次戦は9月18日に14時から神宮球場にて行われる対駒大2回戦です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部