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熱闘制し白星発進!ー秋季関東学生卓球リーグ戦対筑波大

9月4日 港区スポーツセンター

 

秋の気配が感じられ過ごしやすい気候の東京であったが、秋季リーグ開幕戦が行われた会場内は選手たちの熱気で包まれた。相手の筑波大はリーグ戦では過去7試合で6勝1敗と相性が良い。しかしこの日は最終第7試合の第5セットまでもつれ込む大接戦となり4-3で勝利した。

 

第1試合を任されたのはリーグ戦終了後に特別賞を受賞することが確定している一ノ瀬拓巳主将(法4)。部を引っ張るエースがこの日は厳しい試合展開を強いられた。第1試合開始から2球続けてネットにボールを当てると、相手のリードが先行する形で試合が進む。その後も同様のプレーが目立ち、思い切り打つもボールは卓球台の外へと飛んでいったりとらしくないプレーが続き、合計0-3のストレート負けを食らった。試合後に「やりずらい相手でサーブが上手かった。チームに勢いをつけるような勝ち方を目指していきたい」と語った一ノ瀬主将。挽回の機会は十分に残されている。

 

春から主力として活躍する浅津碧利(文1)

第2試合は春季リーグで最優秀新人賞を獲得した浅津が出場。第1セットは10-10のデュースとなり落とせないゲームとなったが、2点を追加し12ー10で勝利。第2、第3セットも粘り強く試合を運びどちらも11-9で勝利。頼もしいスーパールーキーが合計3-0でストレート勝ちを決めた。

 

第3試合に出場したのは岩城友聖(文4)。第1セットでは力強い腕の振りから繰り出されるボールを相手コートに叩き込みあっという間に11ー2で勝利。しかしその後は一進一退の攻防が続く。合計2-2で迎えた最終第5セットは攻めきれず6-11で落とし、合計2-3で敗れた。

 

第4試合はダブルス戦。ガッツポーズがトレードマークの小野寺翔平(法1)と浅津の1年生コンビが第1、第2セットを11-9、11-7と2連勝。ところが第3セットは相手のペースで試合を運ばれ、第4セットではシーソーゲームを落とし2連敗。負けられない最終第5セットでは5-5まで拮抗した戦いであったが、以後失点は許さず得点を重ね11-5で勝負を決め合計3-2で勝利した。

 

勝ったチームが王手を掛ける第5試合。任されたのは小野寺。デュースに持ち込んだ第1セットは12-14で敗れたが、第2セットで勝利し、両者譲らぬ戦いとなった第3セットも12ー10で勝利。しかし第4セットでは立て続けに点を失い3ー11で敗れてしまう。最終第5セットも一時7-2とリードするも9-11で逆転負けし合計2-3で相手に王手を掛けられた。

意地を見せ逆王手を掛けた弓取眞貴(文3)

試合時間短縮のため第5試合の試合中に隣の卓球台で始まった第6試合。弓取が第1、第2セットでどちらもデュースの末敗れたが、意地を見せ第3セットから3連勝で逆王手を掛けた。

 

中大に勝利をもたらした吉田大輔(文3)

第5試合終了後に行われた最終第7試合。全ては吉田大に託された。第1セットは序盤にリードを奪われたがその後逆転し11ー6で勝利。その後は両者の気持ちのこもったプレーと雄たけびの応酬で試合は合計2-2で最終第5セットに突入した。序盤リードを許したが3-4から相手のミスで5-4と逆転。途中ベンチの仲間や先に試合を終えた女子卓球部のメンバーから励ましや声援を受けながら11-7とし合計3-2で吉田大の勝利。中大が筑波大を4-3で下し、終わってみれば試合時間4時間の大熱戦となった。

 

試合終了後笑顔でハイタッチを交わす吉田大

厳しい試合となったが、粘り強さを見せ貴重な1勝を手にした中大卓球部。一ノ瀬主将が口にする「優勝」を実現するためには初戦で負けるわけにはいかなかった。強豪校との戦いも控えている。一戦一戦全力で戦い下克上を成し遂げる。

 

 

◆試合結果◆

○中大4-3筑波大●

▼詳細結果

●一ノ瀬拓巳主将(法4)0-3村田○

○浅津碧利(文1)3-0竹内●

●岩城友聖(文4)2-3梅崎○

○小野寺翔平(法1)・浅津組3-2熊本・村田組●

●小野寺2-3田中○

○弓取眞貴(文3)3-2熊本●

○吉田大輔(文3)3-2原田●

 

◆お知らせ◆

今後の秋季リーグ戦の日程は以下の通りです。

9月5日 港区スポーツセンター
第2戦 対法大  10時30分試合開始
第3戦 対日体大 15時00分試合開始

9月11日 和光市総合体育館
第4戦 対大正大 10時30分試合開始

9月12日 所沢市民体育館
第5戦 対明大  11時00分試合開始
第6戦 対早大  15時30分試合開始

9月13日 所沢市民体育館
第7戦 対専大  10時30分試合開始