2021年6月20日・21日 横浜武道館
大会二日目の途中からはシングルスの試合が行われた。男子は8人の選手が出場し、菊地慎人(文2)がベスト16入り、女子は5人の選手が出場し、ダブルスで優勝を果たした川北帆花(経1)がベスト4入りを果たした。また川北とともにダブルスで優勝を果たした高橋あかり(文1)もベスト8入りを果たし、ルーキーが躍進を遂げた大会となった。
この日の菊地は持ち味のカットからの粘りの卓球で順調に勝ち星を重ねていった。迎えた六回戦、相手は強豪法大の高橋。第一ゲームを11ー5で取り最高の滑り出しを見せる。第二ゲームは9ー11で惜しくも落とすも、第三ゲームを11ー8でものにする。迎えた第四ゲーム、中盤まで5ー3でリードするもそこから相手に5連続ポイントを奪われ相手に流れを渡してしまい、そのまま8ー11でこのゲームを落としてしまう。迎えた最終ゲーム、このゲームも中盤まで6ー4でリードするも相手の攻めの卓球に終盤翻弄され逆転を許し8ー11で落とし、敗戦。シングルスベスト16という結果でこの大会を終えた。「勝てる試合だったので悔しい」とこの結果に対し慢心はない。さらなる高みを目指す。
▲カットマンの菊地
川北はダブルス優勝の勢いのままシングルスでも他者を圧倒していく。5回戦では先に相手に2ゲームを取られるものの、そこから3ゲームを取り返し勝利。「戦術を変えて展開をよくできた」とこの逆転劇を振り返った。準決勝の相手は早大の杉田。第一ゲームの序盤5連続ポイントを奪うなど7ー1と試合の主導権を握る。しかし中盤以降川北のレシーブミスが相次ぎデュースの末12ー10でこのゲームを落としてしまう。「第一ゲームを落としてしまったのが直接的な敗因」と肩を落とした。第二ゲームは取り返すものの、第三・四ゲームを接戦の末落とし敗れた。ベスト4入りと堂々たる結果を残したものの「目標は優勝することだったんで悔しい」と満足はしなかった。川北が今後4年間どのような飛躍を遂げるのか、楽しみだ。
▲回り込みドライブが持ち味の川北
この大会は男女ともに全1年生が出場する大会となった。次なる舞台は京都で行われるインカレ。そこでもルーキーたちが躍動する姿を見れることに期待だ。
◆大会結果◆
<男子>
ベスト16=菊地慎人
ベスト32=井上友希(法2)
5回戦敗退=坂田修(経2)
4回戦敗退=小松隼大(文1)、矢島陸斗(文1)
3回戦敗退=佐藤功志郎(文3)
2回戦敗退=米倉勝(文1)
1回戦敗退=岩瀬裕大(経1)
<女子>
ベスト4=川北帆花
ベスト8=高橋あかり
ベスト32=藤森友菜(文2)
3回戦敗退=藤田奈子(文2)
2回戦敗退=木村花暢(文1)
◆お知らせ◆
次戦は7月1日(木)~4日(日)に島津アリーナ京都で行われる第90回全日本大学総合卓球選手権大会です。
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部