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【新体制特集/新入生インタビュー】バレーボール部 尾藤大輝

世代屈指のエースアタッカーとしてチームを牽引し、四国インターハイ2022優勝や第14回アジアU18男子バレーボール選手権大会でMVPを獲得するなど高校バレー界を席巻してきた尾藤大輝(経1)。託された最後の1本を決めきるエースになるべく中大バレー部の白門をたたく。今回は大学での目標や意気込み、高校時代の話などを取材しました!(聞き手、構成:佐伯真生)

―中大を選んだ理由

「選んだ理由は全国大会で対戦した選手も多くいて、やはり凄いレベルの高い選手が多くいるっていう環境の中で、4年間過ごすことで、自分のプレーヤーとしての成長も図れると思ったし、中央は人間的なところも凄い大切にされているので自分が今後社会人とか大人になっていくにつれて人間性っていうところ求められていくっていうことを考えたときに、やはりバレーと人間性の成長っていう両面を考えて、一番自分が成長できればなと思ったので選びました」

―練習で印象に残った選手とかいらっしゃいましたか

「キャプテンの柿崎晃(商4)さん。どの練習中もすごい声をかけて、雰囲気を作っていたりだとか、プレーも一番チームを引っ張っている選手だからすごい尊敬というか、そういうところを感じました」

―高校3年間で経験したことを教えてください

「高校最初の全国大会の予選で負けてしまって、高校最後の全国大会の予選も負けてしまって、最初と最後っていうところが負けで終わってしまったのは、ちょっと悔しいところではあるんですけど、大学では1年生だからといってチームに貢献できないわけじゃないし、最初から日本一を目指すっていうチームに溶け込めるように頑張りたいです。あと日本一を一度経験できたことがある(四国インターハイ2022)のでその経験を生かして、追われる立場のプレッシャーであったりだとか、日本一に向けてどのような努力をしたらいいかっていうところを学べたので、それは大学の4年間でも生かしていきたいなと思います」

―高校と大学で変化したことはありますか

「今日(3/5取材時)は監督の野沢さんが来られていないので、4学年の選手だけで練習を進めていくっていう中で、やはり各々の声出しであったりだとか、お互いに指摘し合うっていうところが、レベルを高めていく一つの要因だと思うので、指導者にだけに頼らないっていうところが高校とは違うなと思います」

―尊敬する選手はいらっしゃいますか

「中央大学を卒業されて今日本代表で活躍されてる石川祐希選手(平成30卒)。石川選手はプレーももちろん世界でもトップレベルの選手なんですけど、自分自身に対してすごいストイックであったりだとか、キャプテンシーであったり、プレーだけじゃない部分でも本当にいろんな人から尊敬されるような選手だと思うので、石川選手のようなプレーヤーであったり、人間として近づけていけるように頑張りたいと思います」

―ご自身が思う自分のプレーの特徴だったり長所だったりを教えてください

「高校3年間で一番成長できたのがバックアタック。センターから打つバックアタックやライトからのバックアタックっていうところは自分の武器になっている。前衛後衛問わず攻撃っていうところで、チームに貢献できたらなと思います」

―大学入って関西に行かれた方でもインカレとかでまた元チームメイトと対戦する機会もあると思いますがそのときはどのような戦いをしたいですか?

「高校3年間では仲間として戦ってきたんですけど、もちろん仲が良かったというのもありますけど、学校を背負って対戦することになるので、やっぱりそこの甘さとか出したらいけないと思いますし、お互いのプレーを知ってるからこそ、逆に相手を対策できると思うので自分が試合に出たり出なくても、チームメイトにそういうアドバイスだったりっていうところをして、勝ちにこだわって対戦したいと思います」

―東京に来て生活どうですか?慣れない土地の寮生活ですが

「高校のときも寮生活していたので、寮生活自体は慣れてないわけじゃないんですけど、1人部屋から2人部屋になったっていうところは、やっぱちょっとまだ気を遣うところで、そこは不慣れなとこはあります」

―同部屋は誰ですか?

「新3年生の横江(啓吾=経3)さんと同じです」

―同じ東山高校出身ですがそういう繋がりで?

「はい。多分啓吾さんが選んでくれたと思うんですけど」

―同級生とまだ出会って日が浅いと思いますけれども、仲良くなりましたか。

「はい。2月に1週間ぐらいみんなで練習をする期間があったんですけど、その時も積極的にコミュニケーション取って今度4年間共に戦っていく仲間なので。はい、仲良くなれたと」

―現在はどのような課題を持って練習取り組んでますか?

「まずはカテゴリーが上がって、パワーであったり高さであったり、全てのレベルが上がっている中で、自分の通用するものを見つけていくっていう段階。
まだ攻撃がギリギリ通用しているかなっていうレベルなので、守備に関しては本当に全然レベルに達していないので、本当にすべてのプレイを頑張りたいんですけど、まず今自分がチームに貢献できるところは攻撃な部分なので、スパイクであったりサーブっていうところを今1番力入れて練習してます」

―秋本(悠月=総1)選手についてなんですけれど2人はU18日本代表でチームメイトで、またインターハイなどで何度か対戦があるかと思うんですけれども、お互いの印象を聞かせていただけますか

「本当ににミスが少ないプレイヤーで、悠月が相手にいるとすごいやりづらいというか。
そうですね。本当に全てのプレー器用にこなすプレイヤーなので、大学で一緒のチームになれたらいいなって思ってたら同じチームになれたので凄い心強いです」

―大学4年間で伸ばしたいところ

「高校3年間はあまり守備に力を入れてなかったというか、チームでも求められていなかったので、 あんまり頑張らなかったじゃないですけど、自分の中でも求めてこなかったプレーではあるんですけど、大学ではやはり身長も凄い高いわけではないので、大学やその先のカテゴリーで残っていくためにも、やっぱり守備の部分を伸ばしていかないと、オールランダーなプレイヤーを目指していかないといけないと思うので、守備の部分も頑張りたいと思います」

―中大に期待してることはありますか

「スパイク攻撃の部分もそうなんですけど、守備の部分も本当にに上手な選手が多くて、尊敬する選手ばかりなので、こう、 そういった選手のプレーを見ながら、いいところをしっかり盗んで自分につなげていきたいなと思うので、高いレベルで4年間バレーボールができるっていう環境を求めるというか、期待してます」

―ライバル視してる選手はいますか

「小野駿太(早大)です。彼とはU18の合宿とか、本当にいろんな合宿で一緒にプレイすることがあって、こう、 エースっていうような形で見られた時に、やっぱりこの世代で1番は小野だと思ってるので、こう自分も高校時代はエースって呼ばれてやってきましたけど、やっぱそこは負けたくないのでライバル視してます」

―将来について、Vリーグや、海外リーグなどビジョンとかはありますか

「中央ではイタリア派遣が選ばれたらあるので、やはりまずそこに選ばれて、海外のレベルっていうところを経験した上で、やはりプロであったり日本代表っていうところに挑戦していけるようなレベルの高い選手をまずは目指していきたいので、 大学卒業後はできたらその先もバレーボールをしたいので、プロとか日本代表目指して頑張ります」

―勉強はどうですか?

「そんなに自信はないんですけど、同じ学部学科の先輩もいるので、そういった方々に話を聞きながら、 勉強のことでチームに迷惑かけないように頑張ります」

―同部屋の選手以外で中大の先輩と交流ありますか

「一つ上の方々は自分が練習に参加したのは1月の半ばからで、2月の頭からは寮にも入って凄いお世話になってるので、ご飯にも連れて行っていただいたりだとか、 一つ上の先輩たちとはすごいたくさん交流させてもらってます」

―3年生4年生は?

「そうですね。3年生4年生はまだあんまり一緒にいる機会が多くはないです」

―先輩で高校で対戦した選手とかもいらっしゃると思うんですけれども、同じチームになってどうですか

「自分が高校に入る前とか、入って1、2年生の時にすごいなと思っていた選手がいる学校なので、こう…ワクワクする気持ちもありますし、さっき悠月の時も言ったんですけど、本当にすごい方々とプレイできるっていうところに心強さというか、頼もしさっていうところはすごい感じてます」

―もう一度戦いたい、一緒に練習したいなど、そういう印象に残る選手とかいますか?

「それこそさっきも言った早稲田に進学した小野は、 もちろんライバル視はしてるんですけど、一緒にプレーすることで、こう本当に頼もしいですし、自分もすごいワクワクする、させてくれるような選手なので、一緒にプレイしても楽しいですし、そういったところも踏まえて、ライバルでもあるんですけど、共に高め合う仲間とも思ってるので、一緒に今後プレーしてみたいなと思います」

―高校で1番印象に残った試合ってありますか

「高校2年生の時の春高バレーの準決勝で、次2年生になる舛本(颯真=総2)選手がいる鎮西高校さんと戦った試合が1番印象に残ってます」

―(試合について)話しましたか?

「そうですね。軽く話して。本当に舛本選手に圧倒された試合だったなっていう」

―その試合は尾藤選手も大活躍で試合で1番得点決められてましたよね?

「点数だったら自分の方が上だったんですけど、やっぱこう、欲しいところで 1本でねじ伏せるっていう力があったのが舛本選手だったので。舛本選手には点数めっちゃ取ってたねって言われたんですけど、自分からしたら舛本選手の方がエースとしての理想像に近かったのかなって思って、それは伝えました」

 

◇尾藤・大輝(びとう・ひろき)◇

学部:経済学部

平成17年5月8日生

身長・体重:187㌢・76㌔

最高到達点:341㌢

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