富山県・西部体育センター
昨年、早大に惜敗し涙を流した東日本バレーボール大学選手権が富山県で開幕した。シードで迎えた初戦の相手は新潟大。選手層の厚さを見せつけ、快勝した。
スタメン(サーブローテーション順)
10 OH 梅本春之助(総3)
3 MB 山﨑真裕(総4)
1 OH 柿崎晃(商4)
18 OH 舛本颯真(総2)
4 MB 山根大幸(商4)
5 S 村上連(経4)
20 L 土井 柊汰(文2)
12 L 山田凛久(商3)
▲サーブをする柿崎
山﨑のブロックによる先制点で始まった第1セット、序盤は点の取り合いが続くがレフトからの柿崎の攻撃を皮切りに勢いに乗る中大。13-7と差をつけると新潟大が一度目のタイムアウトを取った。タイムアウト後も山﨑、梅本、舛本らによる攻撃で相手との点差をさらに離していく。最後はライトの梅本による強力なスパイクで25-16、第1セットを取った。
▲点を取り喜ぶ選手たち
2セット目は新潟大に先制点を先取されるも、山根や山﨑の活躍で怒涛の7連続得点を決め流れを引き寄せる。その後、監督は選手を総入れ替え。笹本穏(総2)やピンチサーバーで出場することが多い坪谷悠翔(文3)がゲームを作る。次世代の中大を担うであろう選手たちの目覚ましい活躍で25−13でこのセットも手にした。坪谷は今日の試合を「良かった点はそんなになかった」と自身に厳しく振り返り、「レセプションの部分がちょっと良くない部分があったので、そこを改善していきたい」と改善点を挙げ更なる向上心を見せた。
▲サーブをしようとする尾藤
第2セット途中からのメンバーが引き続きスタメンとして出場した第3セット。前のセットの勢いそのままに秋本、尾藤大輝(経1)、笹本を中心に7連続、5連続と次々に得点を重ねていく。途中連続失点で相手に流れを掴まれかけるも澤田晶(総4)によるクイックの攻撃で勢いを取り戻し、最後は尾藤のライトからの攻撃で25-15、試合を制した。
次戦の相手は中大が春リーグで唯一敗北を喫した専修大に勝利し勢いのある駒大。そして勝利した後も強敵と相対することになる、東日本インカレ唯一のダブルヘッダーだ。中大が目標として掲げる「四冠」に向け、2戦目以降も中大らしいバレーで勝利を収めてくれるに違いない。
◆試合結果◆
○中大3ー0新潟大●
3(25−16、25−13、25−15)0
◆お知らせ◆
次戦は6月26日(水)に10時から富山県西部体育センターで行われる対駒大戦です。
(記事:浅野詩多、今村志歩・写真:浅野詩多)