いよいよ明日に迫った第77回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会(以下、インカレ)開幕を前の4名の4年生柿崎晃 ・山根大幸 ・村上連 ・澤田晶にインタビューを行いました。
司会:山根
山根「秋リーグ振り返ってみてどうですか。秋リーグ終えて、どんな対策したか教えてください」
柿崎「前半戦優勝して2つタイトル(春リーグ、東日本インカレ)取った後も、気持ち的に『勝てるんじゃないか』っていう、油断しているわけじゃないけど、少しそういった気持ちが試合に出ていたりとかしてたっていうのが、やっぱりよくなかったことだし」
山根「受け身みたいな」
柿崎「そう、受動的だった。受け身になってたといえば、相手の勢いとかに打ち勝つ力が無かったっていう、まさに日体大とか日大に負けた試合ぐらいから、相手の勢いに押されてしまう展開が続いてたね。続いてたよね? 」
村上「そう思います」
山根「はい、じゃあどんな対策をしましたか」
柿崎「話し合いじゃない? 」
山根「ミーティングはしたね」
澤田「そう、ミーティングはよくしたね。よく話をしましたね、負け始めてから」
山根「負け始めてからよくミーティングしたね」
村上「それが遅かったですね」
―ちなみに週何回くらいしましたか?
柿崎「今週2とかで。でも」
村上「対策(ミーティング)抜いたら2じゃない?」
柿崎「最近は土日ゲームとか練習試合とか、それに向けて4年生とかが目標を考えて、秋リーグの結果から何が足りなかったとかをしっかり反省して、その課題を解決するために、じゃあその相手とはどういう風にやっていくかをしっかり話し合ってやってるっていうのも含めたら、週3とか」
澤田「そうやね。本当に」
柿崎「本当に話す機会がだいぶ増えたんで、負けてから同じことしてちゃダメだっていうのがあったので、コミュニケーション取ろうってことで、会話いっぱいしたし、したよね?」
村上「だよね、いっぱいした」
澤田「うん、いっぱいした」
山根「じゃあ次の質問です。1年通して変化したこと、大変だったこと、楽しかったことを教えてください」
柿崎「変化したことを。大変だったこと、楽しかったこと、、、 」
村上「喜怒哀楽」
柿崎「それもそうやん」
澤田「責任がね。結果を出さないといけない。 4年なので。俺らも出したいし、下の子たちもね。普通に全カレで結果出てない分、今年はっていうのは特にそういう思いはあるから、 そういうの目指すためにはどういう練習をさせた方がいいのか、そういう具体的なその数値目標をどうするかっていうのをすごい最初にすごい話しました。春リーグ前ね」
村上「そうだね、責任感」
柿崎「責任、そうだな。自分たちが最高学年になって」
山根「やらな」
柿崎「そう、やらないといけないし」
村上「見られてるよね」
柿崎「下の学年がやっぱりいいところも悪いところも見ているから、そういったところのひとつひとつの行動の責任感っていうところは変化したよね?」
村上「さすがにね笑」
山根「じゃあ、1年の中で一番の楽しかったこと、一番の思い出はなんですか」
柿崎「俺は結構前半戦2つ、優勝出来たってとこかな」
山根「東日本の勝ち嬉しかったかな。最終戦トーナメントだったから最後まで勝たなきゃだったやん。そこで勝てた」
柿崎「のは嬉しい。そこはもうシンプルに」
澤田「トーナメントで勝てたってのが嬉しい」
山根「(春)リーグはもう最終で決まってたやん。けど東日本は(最後まで分からなかった)」
柿崎「楽しかったかはわからないけど」
柿崎&山根「嬉しかった思い出」
澤田「東日本楽しかった」
柿崎「うん、本当に楽しかった」
澤田「東日本は直接、全体通しても楽しかったし、最後(優勝の瞬間)その場、コートに立っていられたっていうのは」
柿崎「そうだね」
澤田「俺も最後あんなブレイクすると思わんかった」
柿崎「あれはもう、意地だったよね」
山根「あれは意地よ」
柿崎「あれは最後まじですごかった」
山根「じゃあ、晃は1年主将をやってみてどうでしたか」
柿崎「そんな大変とかは正味ない。もっとキャプテンってこうしなきゃいけないのかなとか考えてたけど、大学生にもなると高校生と違って他の同期とか下の学年とかもできる選手とかが多いので、別にそこまで言わなくてもやってくれる、それが中大の今年の良さだと思うので、本当に大変だったことはそんなにない」 山根「他の方へ。晃の主将はどうでしたか」
村上「いや、もう楽しい笑」
山根「笑笑笑」
澤田「完璧完璧。面白そうだし」
村上「1番いい選択だった、キャラ的にも」
ーどのようなキャラですか?
村上「あんま考えないかな、深くはね」
山根「キャプテンしなきゃじゃなくてね」
村上「考えるけど、他の人より考え込まない」
澤田「ちゃんとする時はちゃんとするよね」
柿崎「そうっす」
澤田「ちゃんとね、メリハリがある」
柿崎「そうっす!!」
山根「じゃあ、4年間どうでしたか。」
柿崎「司会ばっかしてるから(山根へ振る)」
山根「あ、じゃあ。俺の場合、試合に出られる、出られないの波があったから、波乱万丈って感じ、4年間。楽しい時もあったけど、苦しい時もあったし、トータル苦しいくらい笑」
柿崎「苦しいか、楽しいかだったら?」
山根「苦しいが勝ってる、苦しい4年間だったかな。」
柿崎「澤田さんは?」
澤田「…」
山根「澤さん笑笑」
村上「大丈夫?記憶ある?」
柿崎「もう記憶ない?笑」
澤田「だ、大丈夫笑。基本的に楽しかったかな。楽しかったっていうか、今振り返ると楽しかったなと思うけど、当時はなんだかんだ苦しい思いの方が多かったかもしれない」
柿崎「どこの時が1番?自分の1、2、3年振り返ってどこが1番?」
村上「いや、1、2だろ絶対」
柿崎「いや、2だな」
澤田「いや、意外と、なんだろう、仕事とかの関係はもちろん1年が辛かったけど、他のこと、バレーで関係したことで言ったら意外と3年。3年の時が1番苦しかったかな。特に前半戦、思うようなプレーができずに、何気に苦労というか悩んでたかな。そこがちょっと苦しかったかな。まぁ、でも全体通して1年の時からずっと出させていただいてて」
柿崎「そうやん」
澤田「それに関してはもう本当に感謝。今振り返るとそう思います。」
柿崎「連さんは?」
村上「1年目の記憶はまぁそんなにないんで。」
山根「2年からだね。」
村上「あるっちゃあるけど、苦い思い出だね。仕事しかしてなかった。たまに仕事してないし、仕事放棄した時もあったけど、その経験があったからこそ」
山根「うまくいってるやん笑」
村上「まぁ2、3で下級生の役割と上級生の役割とかを学んで、一応2年の時から出させてもらって、バレーの面でもバレー以外の面でも成長させてくれた。そんな4年間でした。4年目は」
山根「4年目はなんかも皆必死に」
村上「同期でみんなでみたいな」
柿崎「もう最後までやって」
澤田「ひたすらやってるだけだから。じゃあ主将は?」
柿崎「4年間、まじであっという間じゃね。シンプルに」
他3人「そうや」
山根「もうだって4年間終わるよね。」
柿崎「めっちゃ早く感じたし、でもやっぱり3年生の時、俺結構長く感じた。俺はね。3年の時はなんか、4年が早すぎるかも」
村上「2年がばか長いわ」
柿崎「確かに2年も長かったわ。3年の時は結構自由奔放にやってたから、この代」
山根「申し訳ないけどね。申し訳ないけどめちゃくちゃやってたからね」
柿崎「でもそこで今年入って、去年はだめだったんだなっていうことに気付けたし、それはそれで長い目で見たら、よかったのかなとなるけど、あっという間っす。そういう時期もあったなって感じ」
村上「退寮したい時期あった?」
山根「退寮したい時期?何回もあったよ」
澤田「俺も何回も。1年の頃何回逃げたいと思ったか。」
皆「笑笑笑」
村上「お前だけじゃない笑」
柿崎「それ皆思ってたよね笑」
―4年間で一番変わった人は?
山根「まさ?」
澤田「山根じゃね?」
柿崎「でもみんな変わってるからな。」
山根「まさじゃね?」
村上「じゃあ、1年(の時)と今を比べよう。」
柿崎「まじで1年の時の誰々とか覚えてない。」
山根「まさかえいと。」
村上&澤田「いや、えいとは変わってない。」
柿崎「あ、でも山根変わったかもしれない。チャラチャラして笑」
村上「まず、(山根は)『バレーボールできたら髪型なんてどうでもよくね』とか言ってたやつが今これなんすよ」
一同「笑笑」
山根「おい、丸めるか? 」
一同「笑笑」
山根「おいおいおい、丸めるか? 」
村上「俺めっちゃ覚えてる」
山根「覚えてるん?」
村上「こいつめっちゃピュアやんって思って」
柿崎「可愛いスポーツ刈りの角刈りしてたっす」
村上「バレーボールできたら何でもいい。すげえよな。確かにそう」
山根「そういう訳でもない笑 」
柿崎「やっぱ皆成長しているかな。4年生、さすがに」
村上「皆ガキやったな」
柿崎「人間になりました、大人になりました」
山根「3年まで人間じゃなかった」
柿崎「本当に大人になった、今年になって」
村上「1年生の時はまじで皆人間やめてた。化石でした笑笑 」
柿崎「本当にひどかったっす」
村上「1人がミスったら皆でガーガー言って、責め立てる」
柿崎「責め合いみたいな」
村上「あとはキャラ芸でごまかす」
山根「自分を守るために」
澤田「めちゃくちゃギシギシしてた」
村上「あれはゴミ。でもしょうがないよ」
柿崎「そう考えたらもう皆丸くなって、思いやりがある人間になったな」
山根「確かに。じゃあ、次の質問です。ライバルとしてあげるなら?大学か個人、まあ個人の方があげやすいかな?ライバルだと思ってる選手、大学。と、自分の思ってる注目して欲しいプレー」
村上「早稲田でいいやろ」
柿崎「自分がライバルっすね」
山根「確かに、ライバルは自分たち」
村上「オア早稲田」
山根「いや、自分だろ」
柿崎「もう自分」
澤田「自分」
柿崎「これで早稲田とか言って専修に負けた時よ」
山根「確かに、ライバルは自分よ」
澤田「うわ、冷めるわ笑」
柿崎「そりゃまあ一戦一戦だね」
山根「じゃあ、注目して欲しいプレーは?」
柿崎「自分はエースポジションじゃないんで、一本目のボールとか二本目とか触ることが多いんで、得点で貢献するってよりは、そういった得点してもらうためのプレー、一本目だったりとか、そういったプレーを自分は安定感持ってやってるつもり何で、そこ、スパイクいく以外のプレーを見て欲しい」
村上「いいスパイカーばっかなんで、自分が目立たずに、良い意味で目立たずにプレーしているところですかね」
澤田「なんだっけ、注目して欲しいところ?」
山根「そう、注目して欲しいところ。まあ、自分のストロングポイントでいんじゃね」
澤田「ここぞと言うときに一本決める力」
山根「かっこいいな!」
澤田「チームに流れをもたらす一発にはちょっと注目して欲しい」
柿崎「かっこいい。実行してもらって、預けよ」
村上「授ける」
柿崎「うん、これはもう授けよ」
山根「俺はもうジャンガジャンガ。うん、ガッツポーズ。プレーとかじゃなくて、チームを鼓舞する外周だったり、を注目して欲しい」
柿崎「ジャンガジャンガ」
山根「もうやらなあかんやん、全カレで。1回やるじゃん」
澤田「勝ってからやろ」
山根「そだね、勝ってジャンガジャンガ。そこをじゃあ、ジャンガジャンガを注目して欲しいです」
山根「後輩たちのイメージ、じゃあ学年ごとに」
柿崎&澤田「そうだね」