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今季初の黒星、東海大との激戦に敗れる。ー秋季関東大学バレーボールリーグ戦 対東海大

2023年9月23日 慶應義塾大学日吉記念館

スタメン(サーブローテンション順)

10 OH  柿崎晃(商3)

8 MB 山﨑真裕(総3)

16 OH 梅本春之助(総2)

2 OH 藤原直也(経4)

9 MB 山根大幸(商3)

11 S 村上連(経3)

1 L 山本涼(経4)

 

秋リーグは4戦目。開幕から勝利を重ねる中大は東海大と対戦した。第1セットを相手に先取される中第2、3セットと打ち合いを制して逆転に成功する。しかし第4セット、リードを守れずに逆転を許しセットカウントで並ばれると「取りたいところの1点が取り切れなかった」(藤原)と振り返るように、勢いに乗った東海大に第5セット目も奪われ今季秋リーグ初黒星となった。

得点を喜ぶ中大チーム

 

第1セット、柿崎のスパイクで先制点を決めた中大はその後も柿崎、藤原が得点を量産。豊富なパターンの攻撃で試合を有利に進める。しかし、セット中盤、15-15の場面で強烈なサーブを決められるなど4連続ポイントを許し、流れが相手に移る。その後も梅本の得点などで食らいつくも追いつけず22-25で第1セットを落とした。

▲存在感をみせた藤原

追いつきたい第2セット。一進一退の攻防が続く中、中大はサーブミスが続き流れをつかみきれない。「(サーブの)ミスが続いて入れにいってそのうえでミスっていう悪循環があったのでまずは自分のサーブを叩いていこうってチームの中で話し合ってそれがうまくはまった」と次第に自信を取り戻し自分たちのサーブで崩してからの得点も目立った。中盤には山根の高さを生かしたブロックポイントで突き放す。大きな喜びのアクションで会場の空気を掴んだ。打ち合いの中、先にセットポイントを握られるもデュースにもちこむと勢いそのまま3連続ポイント。最後は相手のミスで第2セットを26-24で制する。

▲得点を喜ぶ(左)藤原、(右)山根

第4セットは藤原が連続でスパイクを決めて2-0で始まる。連続得点した藤原にボールが集まるかと思えば、梅本が強烈なスパイクを打ち切る。山根のクイックも効き的を絞らせない攻撃で相手を翻弄。終始リードしたまま25-20で第4セットをものにし、セットカウントで逆転した。

 

勢いそのままに勝負を決めたい第4セット。中大は3連続ポイントするも逆に3連続ポイントを相手に許し振り出しに。「流れを掴めたセットはとれたんですけど、4セット目の自分たちの流れに持ってってちょっと気が緩んでセット取られるっていうは春でもあって、悪いところが出てしまった」(山本主将)と次第に相手に引き離され追いかける展開に。8-11の場面では美しい連携から柿崎がスパイクを決め、流れをつかみかける。しかし、直後のポイント、長いラリーで粘りをみせるも相手に決めきられ会場は歓声に包まれた。タイムアウトをとり、立て直しを図るも追い付くことはできず、22-25で第4セットを終える。

▲スパイクを打つ柿崎

勝負が決まる第5セット。梅本にかわり伊藤がスタメンに入る。藤原、柿崎らが得点を重ねるも勢いそのままに東海がリードを広げる。最後まで食らいつくもとらえきれず9-15でこのセットを落とした。フルセットの激闘の末、東海に逆転で敗北し今秋初の黒星となった。

 

フルセットの末、逆転負けを喫した中大。「雰囲気が、自分たちの雰囲気じゃないときに相手に取られてしまうっていうのは悪かった点。今日の負けは切り替えて、こっから勝てるように頑張っていきたい」(山本主将)と前を向く。秋リーグは始まったばかり、昨年に続いて連覇を目指し気持ちを切り替える。次戦の中大に期待したい。

◆試合結果◆
●中大2(22-25、26-24、25-20、22-25、9-15)3東海大○

 

 

(記事:関拓斗、写真:関拓斗、浅野詩多)

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