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山根が全日本の舞台で3位に輝く!ー明治杯全日本選抜選手権

6月13~16日 駒沢体育館

世界選手権代表の座を懸けた大会に中大からは5人が出場予定だったが、井上諒汰(法3)と八木海里(理工3)の二人がけがで欠場。そんな中、フリースタイル92㌔級の山根光司(法4)が3位と活躍を見せたが、フリースタイル125㌔級で出場した赤城玲央(商4)、武藤翔吾(法2)は初戦で敗北し、上位進出とはならなかった。


▲場外際で相手を抑え込む赤城

昨年の天皇杯で3位に入った赤城は山本(自衛隊体育学校)と対戦。開始直後に足を取られ、そのままマットの中心に体を持っていかれると相手にテークダウンを取られ2点を失う。そのまま赤城はローリングを掛けられ0-10でテクニカルフォール負け。「相手に合わせてしまった」と赤城。差を見せつけられる結果となった。その後、赤城は山本が決勝戦に進んだため敗者復活戦に臨むも、勝ち抜くことができず入賞を果たすことはできなかった。


▲相手と組み合う武藤

武藤は初戦で藤本(山梨学大)と戦うも1-2で敗北し、「全然だめでした」と武藤。自身のレスリングスタイルを変えようとしている中で、決定的な自分の技がないことも敗因とした。武藤が次に挑む大会はアジア・ジュニアオリンピックカップ。「表彰台」が目標という武藤。異国の地で輝きを放つことができるか。メダル獲得に期待が高まる。

今大会同じ階級で出場した二人が次に相まみえる可能性があるのは8月に行われるインカレの舞台。インカレの目標は「表彰台」(赤城)、「優勝」(武藤)と互いに上位を見据える。今大会の反省を生かしてこれからの練習に励む。


▲ローリングを掛ける山根

フリースタイル92㌔級に出場したのは山根を合わせて5人。そのためこの階級は総当たり戦で順位を決めることになった。山根は山梨学大の谷﨑と大津には負けたものの、残る二人から勝利をつかみ見事3位という結果を勝ち取った。「一点一点重ねた結果だったので良かった」と山根。山本監督も「彼らしさが十分に出た試合」と評価。インカレでの活躍にも期待がかかる結果となった。

全日本で中大の選手が勝ち上がっていくためには「大舞台で勝てるメンタル、トップレベルの選手たちに負けない体力、技術」の三拍子が必要と山本監督。一つ一つのレベルを上げて、全日本でのさらなる高みを目指す。

◆大会結果◆
フリースタイル
92㌔級
1回戦
●山根2-6谷﨑〇

2回戦
〇山根6-0竹内(ALSOK)● ※フォール勝ち

3回戦
●山根0-2大津〇

5回戦
〇山根8-0執行(福岡大)●
→2勝2敗で3位!

125㌔級
1回戦
●赤城0-10山本〇 ※テクニカルフォール負け
●武藤1-2藤本〇

敗者復活戦
●赤城1-9冨栄(山梨学大)〇

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部